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30代実家暮らし、働かず家にいる男の日記(あぎるnote)

著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)、文学、美術、ジェンダー、語学 などに関…
月に4記事以上投稿しています。1記事の文字数は1000~1500字ぐらい。社会に適応できない人間の…
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2023年10月の記事一覧

歴代朝ドラレビュー(5) 「さくら」「まんぷく」、朝ドラが描く戦争 2023年10月【11】

まえがき(4)はこちら。 今回は現在再放送中の2作品について書く。 「さくら」(2002年度前期)執筆時点(10月29日時点)で32話まで放送された。以下はそこまで観た感想。 リアルタイムで視聴していたのだが、細部は覚えていない。当時は高校生だった。 ハワイ出身の日系アメリカ人・さくら(高野志穂)がAETとして来日する。赴任先は岐阜県高山市の中学校で、セクハラや男尊女卑や事なかれ主義が横行している。それらに対してさくらが「そんなのおかしいです」と首を突っ込む。いつも

歴代朝ドラレビュー(4) 2023年10月【10】

(3)はこちら。 カムカムエヴリバディ(2021年度後期) 100年間の物語。主人公は祖母、娘、孫娘の3人。それぞれ1925年生まれ、1944年生まれ、1960年生まれ。話が3つのパートに分かれている。NHKラジオの英語講座が作品のキー。 祖母(安子)パートの出来がとても良い。というか、私はここ以外評価していない。番組公式は「3人の傍らにはラジオ英語講座があった」と書いているが、実際にこれに該当するのは安子だけだ。 稔(松村北斗)との出会い、恋、結婚、死別。そしてロバー

歴代朝ドラレビュー(3) 2023年10月【9】

(2)はこちら。 マッサン(2014年度後期) 玉山鉄二が主演。男性が主人公の朝ドラは、95年度の「走らんか!」以来19年ぶりという。 広島県竹原市出身で、全編に渡ってその土地の言葉を話していた。それがうまいのか下手なのか、よそ者の私にはわからない。でも聞いていて心地よかった。ググってみると、地元の人も褒めているようだった。 主人公マッサンの妻エリーはスコットランド出身。彼女が文化の違いに戸惑い、奮闘するエピソードが多い。それはそれで面白いし、伝える必要性もあるとは思う

歴代朝ドラレビュー(2) 2023年10月【8】

(1)はこちら。 カーネーション(2011年度後期) 世界的デザイナー、コシノ三姉妹の母親の生涯を描く。朝ドラというのは毎回15分のドラマで、家事をしながら観る人を想定している(していた?)という。だがこの作品はそのレベルではない。映画に近い。家事の手は確実に止まる。 映像で人間を描く時は、このように描くべし。見本のような作品だと思う。ただ荒っぽい人々の物語なので、苦手な人は疲れるだろう。ヒロインの言動がかなりヤンキー的。 梅ちゃん先生(2012年度前期) まだ全話観終

歴代朝ドラレビュー(1) 2023年10月【7】

私はNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)をよく観ている。今回はそれらの感想を述べる。全作品ではない。 結構好き嫌いがある。お世辞抜きで書く。あらかじめ知っておいてほしい。 マー姉ちゃん(1979年度前期) 主人公のモデルは『サザエさん』の著者・長谷川町子の姉。ほのぼのとした作品で、それなりに面白い。でも取り立てて言いたいことが思い浮かばない。当時まだ若手だった田中裕子の演技に感心することが多かった。 本日も晴天なり(1981年度後期) 戦時中にNHKアナウンサーだった女性が

アクティブニートの日々(10月編) 2023年10月【6】

無職で時間がたっぷりあるので、あちこちブラブラしている。前回9月編を書いた。 今回は10月編。9月下旬から10月上旬は自宅周辺で静かに過ごした。 10月10日 QBハウスで髪を切った。胸まであった髪が鎖骨ぐらいになった。軽くて楽だが、少し寂しい。切る前はよく2つ縛りにして胸の前で垂らしていたのだが、鎖骨程度の長さだとうまく決まらない。 10月12日 ひばりヶ丘パルコ(東京都西東京市)へ。 私の家の近所にある新所沢パルコが、来年2月に閉店する。そうなると、最寄りのパルコ

アクティブニートの日々(9月編) 2023年10月【5】

無職で時間がたっぷりある。あちこち出歩いている。自宅は埼玉の所沢。今年9月の活動を紹介する。 9月2日 夜中にところざわサクラタウンへ。家から自転車で30分ぐらい。シェアサイクリングサービス「HELLO CYCLING (ハローサイクリング)」を利用。 敷地内ではネットカフェだけが営業していた。各所に街灯が設置されているため明るい。腰掛けも多く、自分以外にも座って休んでいる人がいた。若い女性だった。治安がいい。 9月3日 夜中に入間市のぐるぐる大帝国へ。24時間営業のリ

(男性)レディース服を着ることは社会への抗議 2023年10月【4】

私は男性で、レディース服を好んで着ている。しかし女装しているわけではない。 レディースを着ることと女装は異なる。女性がメンズの服を着たら、それは男装だろうか。そんなことはない。それなら男性がレディースを着るのも同じことだ。男性がレディースを着ただけでは女装にならない。 前回、レディースを着ている時に職質された話をした。 このような話をすると「パス度が低いから職質される」といった反応をする人がいる。ここで言う「パス度」とは「女性に見えるかどうかの度合い」という意味だ。

(男性)レディースを着ている時に職質された 2023年10月【3】

夜10時前、東京都下の駅構内で警察官に呼び止められた。私の服装はレディースのセーターにミニスカート。「失礼ですが男性ですよね?」と質問してきた。私は「はい」と答えた。 続いて、私の服装に対して「趣味で着ているんですか」と問う。私は「着たいから着てます」と返した。 次に「危ない物とか持ってないですよね?」との質問。私は「持ってないです」と回答。 最後に「これから電車に乗られるんですか?」と尋ねてきた。私の返事は「はい」。もう一度「趣味で着ているんですね?」と聞かれたので「

本を読んで光を取り戻す 2023年10月【2】

10月に入って急に寒くなった。そのせいか体調を崩し、先日は一日中起き上がることができなかった。 体は弱っていても頭は冴えている。はじめはスマホでネットばかり見ていた。次第に嫌になって、本を読み始めた。 私はあまり読書をしない。かつては本の虫だったが、今では月に数冊程度。散々ネットを見てウンザリした後に、ようやく本を読むことができる。 よく読んでいる時は、頭の中に言葉が溢れる。思考は冴え、スラスラと話せる。一方あまり読んでいない時、思考は鈍く、言葉がうまく出てこない。

書くことは生涯の友 2023年10月【1】

「なぜ書くか」という問いに対する私の答えは単純。書きたいから。 高校生の頃、不登校になった。アルバイトもせず、毎日図書館にこもって、たくさんの本を読んだ。そしてたくさん書いた。高校2年から大学に入学するまでの2年間、ほとんどひとりですごした。話し相手は両親と弟だけ。 自分の考えや気持ちを伝える相手が圧倒的に足りなかった。だから私は書きまくった。2001年から2005年頃の話で、まだインターネット環境を持っていなかった。来る日も来る日も、紙のノートに、思いの丈を書き綴ってい