ファットアダプテーション。楽して脂質を燃やせ!
ランニング系のスポーツで、長時間高いパフォーマンスを安定して維持するには、脂質と糖質の摂取バランスを調整する。
調整を上手く進めていくと、脂質代謝にシフトするから、ダイエットに効果的。いわゆる「ケトジェニック」にも通じるわけ。
でも、現代社会には、糖質が溢れかえっていますよね。そうすると、体としては、脂質代謝なんて回路を入れるよりも、糖質をエネルギーに使った方が簡単楽ちんなんですね。(200年前までは、脂質代謝しかやってなかった体なんだけどね。)
だから、脂質代謝には狙っていかないとシフトできないんです。努力と言うか、計画性が必要なんです。
で、狙っていく方法が、「ファット・アダプテーション」ってことになります。ファット、つまり脂質を効率よく使える身体を手に入れる米国発の食事摂取方法。
日本国内でも徐々に普及していて、有名トレイルランナーやサッカー日本代表の長友選手も先駆者の1人ですね。
長友さんの本(※)も読みましたが、サイドバックと言う運動量が最も必要なポジションで、今でもA代表スタメンなのは驚異的です。まさに食育を実践していると言えます。食べたものでしか、体はできないわけだから、プロとしては当然かもですが。
※「長友佑都のファットアダプト食事法 カラダを劇的に変える、28日間プログラム」ファットアダプトとは、糖質の代わりに積極的に脂質を摂ることで、自分の体を「脂質適応状態」にし、体脂肪を燃えやすくする食事法。
著者の長友佑都選手は2017年よりこの食事法に取り組み、その結果、パフォーマンスが飛躍的に向上し、「プロ1年目からこの食事法を取り入れていたら、レアル・マドリードに入れたかもしれない」とまで言っている。これまでに「体幹」「ヨガ」など、アスリートとしてのパフォーマンス向上のためにストイックに取り組んできた著者が、最終的にたどり着いた、画期的「食事」メソッド!
で、その「脂質代謝シフト」を促すために重要な役割を果たすのが主にココナッツオイルを更に精製したMCTオイル(中鎖脂肪酸油)になるのだ。