1月20日「二十日正月」デイサービス朝の会、挨拶で使える雑学ネタ
今日は何の日？
読み上げるだけでデイサービスの朝の挨拶になる「台本がわり」の記事。
今日は何の日？「二十日(はつか)正月」にまつわるお話を紹介します。
挨拶の時はできるだけゆっくり読み上げていくのがポイントですよ♪
さあ、今日も行ってみましょう！
二十日正月
1月20日は正月の最後の日とされ、正月納めの行事を行う日となっています。
正月に迎えた年神様が帰る日とされており、飾りを全て片付け、おせち料理の残りやお餅なども全て食べ尽くします。
まだお正月は続いていたのですね。
ということで本日は「二十日正月」にまつわるお話をします♪
地域によって差がある正月の期間
元々、「正月」は１月全体を示す言葉でした。
一方、「松の内」も正月の期間を示す言葉で、地域によって1月15日あるいは20日までを「松の内＝正月」としていました。
江戸時代になると幕府から1月7日までを正月とするというお触れが出たのですが、浸透したのは関東中心で、関西は以前のままで、15日が正月の終わりの地域は小正月で、20日までの地域は二十日正月と呼ぶようになりました。
色々ある二十日正月の呼び方
二十日正月は、おせち料理の魚の骨や頭(かしら)を、煮物の出汁にして食べることから「骨正月」「頭正月」と呼ぶ地域もあります。
その他、石川県「乞食正月」、岐阜県「フセ正月」、群馬県「棚探し」、岩手県「二十日ワッパカ」など様々な呼び方がありますが、正月料理を食べ尽くすという風習は共通しています。
西日本一部では、豊作祈願で麦飯にとろろをかけて食べることから「麦正月」と言う地域もあります。
「とろろ」山芋と長芋の違い
山芋と長芋をすりおろしたものを「とろろ」と呼びますが山芋と長芋は何が違うのでしょう？
実は、山芋の正式な読み方は「ヤマノイモ」で、ヤマノイモ科ヤマノイモ属ヤマノイモ種です。
長芋はヤマノイモ科ヤマノイモ属ナガイモ種で山芋とは別の品種で違う植物です。
日本のスーパーに流通しているのはほぼ長芋なので、普段わたしたちが食べているのは長芋になります。
おせち料理の”おせち”とは？
おせち料理の風習は弥生時代から始まっており、元々、元旦や五節句などの節日を祝うため、神様にお供えして食べる料理を「御節供(おせちく)」と呼んでいました。
そこから、一年の節日で最も大切なお正月に食べる料理のことを「おせち料理」と呼ぶようになり、江戸時代の庶民に広まりました。
また「三が日」を、主婦を家事から開放するために、保存のきくような料理が中心になっています。
本来のおせち料理
本来のおせち料理の正解は五段で、重箱の段ごとに詰めるものも決まっています。
一段目は祝い魚や縁起物、二段目は海の幸中心の焼き物、三段目は山の幸の煮物、四段目は箸休めになるものや日持ちするもの、五の段は何も詰めず空にする。
正式には五段ですが、現在は時代とともに縮小されてきています。
五段も作っていたら、主婦は休めないですよね……。
以上、二十日正月にまつわるお話でした♪