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【編集後記番外編】もったいないキッチン

皆さま、おはようございます。
先日の記事、ドキュメンタリー「もったいないキッチン」はご覧いただけましたでしょうか。
まだの方はぜひ!

さて、本作品にはたくさんの「食材救出人」が出てくるのですが、
その中で、今回私が取り上げた人達は、個人の救出人でした。
企業として「再利用」やその他のフードロスに関わっている例は、
小学校でも習っているので、今回はユニークな救出人をご紹介しました。

その中で精進料理が出てきます。
ここだけネタバレになってしまうのですがこのフードロスの例は
「可食部」は全て食べきる、ということです。
そこで私達親子も挑戦しました。
息子が育てた茄子です、ドーン!

いつ収穫するんだろう?と見ているうちに、なんと日焼けしていた茄子たち・・・

この子たちの、ヘタ部分、皆さん捨てていませんか?
実はこの部分にこそ、栄養があるのです。

なんとヘタやガクに含まれる天然化合物が、子宮頸がんのがん細胞を死滅させることが、マウスを使った実験で発見されたのです。
なすの皮にはアントシアニンの一種であるナスニンなどのポリフェノールが豊富に含まれているため、抗酸化力は果肉の2〜3倍ほども高いと考えられます。なすの皮をむくと、抗酸化成分をほぼ捨てることになります。

https://toyokeizai.net/articles/-/769184

そして驚いたのは灰汁抜きをしてはも「もったいない」ことです。

なすのアクの正体は、ポリフェノールのクロロゲン酸です。これは抗酸化作用のほか、糖分の吸収を抑えて脂肪の蓄積を防ぐとして、糖尿病をはじめとした生活習慣病の予防効果も期待できる成分。

https://toyokeizai.net/articles/-/769184?page=3

知らなくて、レシピ通りに灰汁抜き、してしまったんですがね・・・
最初の一品目は映画にも出てきた「ヘタ煮」です。

一番上の部分を切り抜くと、かわいい芯が出て来ました。

灰汁抜きした茄子のヘタを水気をふき取ってからごま油で炒めます、本来はね。
それを息子がごま油も他の調味料(みりん、醤油、酒)も一緒に入れて炒め始めたから「ちょっと―!」とバトル勃発。
「普通、ごま油で炒めて柔らかくしてから調味料でしょう!」
「だって、聞いてないよ、そんなこと」「常識でしょう?」
『非常識な癖に」と険悪ムード。

完成品は。。。やはりヘタの周りは堅かったのです、お味は抜群。はい、仲直り。

2品目?というか2作目は「染物」です。
茄子は素敵な藍のような色が出るので、一度やってみたかったんですよね。
でも、今回は日焼けした茄子であること、少量の皮が原因であったことで、
それほど濃い色にはなりませんでした。
でも大満足!

染料だけ見ると、すてきなのですが、染めると薄紫色に
画像ではピンクに見えますが。。。

そしてこの後、焼きミョウバンを使って色止めをしたのですが、思い白い変化がありました。

ところどころに玉が出来ているのはビー玉を入れて絞り模様を作っているからです。

わかりますでしょうか?この変化。
薄紫だった右のものが、焼きミョウバンで色止めした途端、濃い紫への変化していったのです。

これは楽しみ!と思って出来上がったら、紫陽花のような素敵な水色でした。

絞り模様が薄ーく見えます。

さて3品目は、皮を剥いた茄子をレンチン→希釈した麵つゆでいただく「焼きナス」に挑戦。うん、美味しかったです。
工程写真はないのですが、トップ画像がそうです。

このように「捨てるのはもったいないからコンポストに」という考えを違う観点から見ると「食べられるかも!」になります。
これも立派なフードロスです。

他にも、「捨てていたけど、実は栄養価の高いものだった」というのはブロッコリーの芯なども挙げられます。
千切りにしてごま油と塩で炒めるだけで美味しいですよ。

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