おせち料理の準備が始まる。リフォーム打ち合わせ。
毎年この季節になると、私の住んでいる地域でも北海道産の生筋子が出回る。毎年一番早いおせち料理の準備だ。生筋子を熱湯に放ち、優しく混ぜながら筋を取る。ふわふわ浮いてきた皮や筋の残りも水で洗って捨てる。熱湯でいくらが白くなってしまうのだが、心配せずに何度も繰り返していると、いくらだけ残る。そこへ醤油ダレを作ってジップロックにまとめ、冷凍するのだ。もちろんいくらはまたオレンジ色に戻る。お正月寸前に醤油漬けになったものを買うと、とんでもない値段になるので、毎年こうしておくと、お正月三が日たっぷり使える。
去年のおせちを振り返る。
かまぼことお刺身類以外は、全部手作り。栗は秋の栗仕事の時に冷凍しておく。これを一日は夫婦二人で、二日はダイジェスト版を持って熱海へ、三日は友達を呼んでワイワイ食べる。
今年は少し、節約しながら作ろうかな、と思う。毎年とにかく採算度外視で材料を集めていたが、おせちも12年目だ。効率も考えて、うまく作りたい。
昨日はリフォーム会社の人が来て、夫が色々と言った追加作業の見積もりを持ってきてくれた。なかなかの金額。しかし、丁寧な人でどんぶり勘定になっているところがほぼなく、文句のつけようがない見積もり。要は値切るところがない。これ全部やるのか?と思うのだが、まぁやったらきっと、うちが見違えるだろう。リフォーム会社の人はなかなかに受け止め方がうまく、「こんな感じでやってみたい」ということを「こうすればできますよ!」と、話が早いし、まず理解しようと努めてくれるのがいい。現役でサーフィンをしている、というところも、元サーファーの夫としてはポイントが高いのだ。
もう一社、相見積もりをとっているところがあるのだが、残念ながら担当者は真逆のタイプ。「これをやりたい」「や、そうするとここが追加になります」「これではできませんので、ここを直さないといけないです」と、否定から入る感じで、とにかく「後でトラブルになりたくない」が先に来てしまうのだ。そうすると話も進まないし、何より「夢」が語れなくて、客としてはちょっと気分が下がってしまう。
多分後者のところは金額が出たら断るんだろうな・・・。担当者の相性は、リフォームの出来上がりよりも大事、なのだ。
九月末に始まるらしい、補助金の申請話は一向に気配がない。今年はあるのかしら。というか、無かったら広げてしまったリフォーム話はどうするのかしらん。壁紙交換だけに戻るのかな??・・・というか、私の商売のためのリフォームだったが、完全に夫が夢中になっていてちょっと可笑しい。
続く