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詩•  愛のすむ場所はこころのどのあたり?


ふだんは 近すぎて
見えなかったことが
離れてみると
気がつく

そんなちょうどいい距離がある

たまに
その距離に身を置いてみると


愛おしいものも
大切なことにも 気がつく

それは故郷の街並みと
そのざわめき めいたニオイだったり…

お気に入りの
海が見える場所だったり…

そして
君、のことだったりする


そんな時に吹く風は
新たな発見をして
心がスキップをするような
さわやかな風だったりする


仰ぎ見る今宵の月はレモン色出逢いの頃の君の笑顔の


ため息をすべて集めて恋風を君の窓辺に吹きかけてみる


沈黙のなかに秘めてる愛もある色なき風の囁き聞こゆ


降る雨の音のゆくえや冬の月









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