詩 真夜中の空間
星々が輝き
月は微細な金色の光のパウダーで
今夜も魔法を投げかけている
この空間を
いったいどれほどの愛が
飛び交っているのだろう…
そう
愛は囁き続けていないと
時間に食べられて消えてしまうから…
恋人たちは
今夜も甘い囁きを
互いの耳もとへと送り合う
月の光に
不思議な魔法をかけられながら
時おり襲い来る
不安の波にのみ込まれて
迷子になったりしないように
愛しい君のハートをめがけて
優しく甘やかに囁く
それぞれの愛の物語が
今夜も星座をめぐり
繰り返されるその愛の続き…
そのすべてに
天使が微笑んでくれたらいいね
耳もとに残る吐息や星の恋
秋の日の落ち葉の数だけ愛したの一枚ずつは囁きの数