買いたくなった本
韓国の女性作家の小説がとても面白い
舞台は韓国での話だが、
日本の現代社会にも十分共感できる問題を
押しつけがましくなく考えさせてくれる
それに展開、ストーリーがよくできていて面白い
最近「老眼」が始まって本を読むという行為から遠のき始めていたが
一気に読み上げてしまう
きのう読んだのは「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」
登場人物がそれぞれの立場から書店に関わる様子が書かれている
皆、共感できる悩みや経験を経て書店へたどり着いた
このまま散漫な感じで終わるのかなぁ~と思っていたら
ちゃんと恋愛も出てきてまとまり
でもできすぎたエンディングでなく日常生活で幕
会社に失礼に扱われ退社した女性
私も職場の失礼な態度にうんざりしていたので
「人に失礼な会社」という表現が心にすっと入ってきた
それにどう対峙すればいいか
労働とは善なのか
目標は達成するまでがまんして頑張るのがいいのか
最後の瞬間のためだけのために
それを手放して毎日を心穏やかにすごすのは負け犬なのか
そんなあれこれに正面からやさしく向き合った小説
もう一度読み返したくなった
本は図書館で借りるのが常だが
この本は買おうかな・・・