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笑う門には福来る、かな

ちょっと書きたくなったので


今日は笑うことが多かった気がする

乾燥も手伝いシワが増えそうだけれども怒っているより良いかもなと、このアルバムのジャケットを思い出す

”髭“のアルバムジャケット

朝、マンションを出たらご近所の小さな小さな女の子がお父さんの後ろを追いかけて歩いていた

追いかけると言っても女の子のペースに合わせて何度も振り返りカン・ビン・ペットボトルを捨てる角までの数メートルをゆっくり歩を進めるお父さんのあとをペタペタと足音を鳴らして歩いている

こちらに気が付き、くすぐったくなるほどじっと見つめられ、思わず笑顔になる

肩の上で切り揃えられた可愛らしいおかっぱ頭で足の倍ほどもあるつっかけを履くその姿は先日見た『ブラックジャック原画展』で涙をこらえて眺めていた”ピノコ“のようで泣きたくなるほどに愛おしい

あっちょんぶりけ!

いつも警備を解除し鍵を開けてくれる人が午後からの出勤なので、ひとり慌ただしく準備をするのだけれど湯沸かしポットにお湯をためる間にブラインドを開けたり窓を開けて換気したりして走って台所に戻るとピッタリ”ココマデ“の水位になっていた

完璧な朝の始まり

他のフロアの警備を解除し、戻って雑巾で拭き掃除などをする間もうまく回っている朝を実感し身も心も軽い気がして笑みがこぼれる

お昼休みも、銀行・コンビニと待ちが無く驚くほどスムーズに用事が終わりゆっくりお昼休みを過ごす


眠気覚ましに頼まれたポスト投函の行き道に植えられたサルスベリの下には赤と白の彼岸花が風に揺らめいていた

子どもの頃は全然好きではなかったこのお花も、日曜日に歩いた川岸に咲いているのを見て、こんなに美しい花だったのかと、気が付かされたところだ

会社に戻る途中には朝顔を綺麗に咲かせているお家もある

『寒露』といえど、夏のピーク、夏の名残、秋を感じるお花をいちどきに見て心が華やぐのを感じる

それだけの事が何だかとても嬉しくて、ちょっと和らかい顔で戻ったのか『何でそんなに笑ってんの〜?』と迎えた人が笑う

いつでも笑顔で元気よくが必ずしも良いとは思ってないけれど、やっぱり、まあ、笑ってる方が良いかな、なんて思えてくる

ただただそんな事を考えながら、こんな不安定な私もこうして笑ってばっかりの、なんてことない日を過ごしたよって事を、また、誰かに聞いて欲しかった

今はそんな気分



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