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今日も私は
『今日から』もとい、やっぱり『今日も』私はこうなんだ ―『HIROTA』のシュークリーム(チョコレート)―
少し前、舌の根元を続けて噛んだ
少し腫れたりブツッと膨らむものだから続けて噛むのだということも考えられるけれど、おそらくは食べ過ぎが原因だ
なんて思いつつ、摂生はせず、検索する(やめときゃいいのに)
考えられる理由が色々書いてあるけれど、ひときわ大きく見えるし太字かなと思うほどにくっきり目に飛び込んでくる2文字
“肥満”
ぎょえ
と、気にするふりをしつつ、またまた久しぶりに食べて美味しかった食べ物の事を書く
ありがたい3連休の真ん中の日曜日、大阪へ行く
翌日のマラソンコースの下見ではない
どの行き方で行くかギリギリまで迷う
お日柄も良い事だし寝坊しなかったので京阪電車で行くことを決める
行動をお日柄で決めているのではない
阪急で梅田まで行き、JR大阪駅のそばから出ているホテルのシャトルバスに乗るのが楽なんだけれど、我々の集まりだけでも人数が多い上に、お日柄が良いと結婚式が沢山行われる
状況を見て普段の間隔より増発して下さるけれど寒い中待つのはツラい
微妙な知り合いがいると、なおツラい
全く見知らぬ人と過ごすそういう時間より、うんとツラい
切れない刃はなお痛い、みたいに
8時過ぎには準備が出来て家を出る事が出来たので祇園四条駅まで歩いて向かう
寒い中待つのも、知り合いと過ごす時間もツラいのに、寒い中を祇園四条駅まで歩いて向かう事は何ともない
比較的空いている電車に乗ってウトウトしながら早すぎる到着にうんざりしながら、お腹も空いているし冷え切っているのでコンビニのカフェラテを飲む
ホテルの地下のまだ準備中のブティックを眺めたり高級な飲食店のお品書きを見たり、お雛様を見たりして時間を潰す
私の人生の多くを占めるこういった時間を思うと途方に暮れそうになる
遅刻は嫌だけれど、電車や徒歩の時間を計算して頃合いに目的地に向かうと言うことが出来ない
出来ないんじゃなくてやらないだけ
暇だからでしょうが
そう言われるのも嫌で、誰にも見つからないように時間を潰す
お手洗いが混んでいたらどうしよう
忘れ物をして取りに帰る時間が発生するかもしれない
人と行動すると、それらを伝えても相手のストレスになり、その反応を見て私のストレスが発生するという良い事ナシな事にまみれるので、ひとりで動く
趣味の心配性および取り越し苦労症により、私はこういった多くの時間を安定剤にして生きている
興味深いお話(お勉強)が1時間半(盛りだくさんで10分延長)
休憩を15分挟んで面白くないつまらない1時間
面白くないしつまらないし、司会担当の方の話し方は流暢で、眠れない夜のために録音しておけば良かったなと思うほど
何度もグラングラリしながら白眼を向いていたと思うけれど、照明は暗いし後ろに人のいない端の席を取って置いたので、問題ない
いや、寝るなよ
そのあとの懇親会は事前に欠席にしておいた(本当は出席する方が良いんだけれど、会費制ではないし、良しとする)ので、終わると空腹と眠気で遭難しそう
周りをぶらりとしようかなと少し思うも、微妙な知り合いがわんさかいるし、とにかく寒い
駅もホテル直結なものだからすぐさま京阪に乗りこむ
駅なの?橋なの?な、地下の駅を過ぎ、ホテルとテレビ局の新社屋を眺めていたら乗換駅に着く
♪ええとこだっせ
♪いらっしゃ~い
京橋で一旦降りるも、名物らしいフランクフルトも食べないしミックスジュースも飲まないで、ただ乗り換えのために降りる
京阪の車窓で楽しみなのは、新しくなった競馬場と八幡や男山(多分、おそらく)の魔女の宅急便の修行先を思わせるような傾斜のある場所に並ぶ屋根の見える町
桜の咲く頃はそれを眺めるのも楽しみ
といいながら、ほとんどをウトウトして過ごす
四条で降りて何か食べようかなと地上へあがると、階段がびしょびしょに濡れている
雪、雪、雪
寒い!
人、人、人
寒いのに屋根のあるところまで人で進まへん!
どこもいっぱいだし、16時過ぎてるし、特にどこにも寄らずいつもの歩き慣れたアーケードの下を縮こまって歩き、家の近くのスーパーに寄る
で、久しぶりに会えたので、買って帰る
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チョコレート
掌に収まるくらいの小ぶりのサイズ
ニコイチで食べちゃう
ええと、久しぶりにって言うのはこのおうちの近くのスーパーでは久しぶりなんだけれど、あまり普段行かないスーパーならいつもあるのを知っている
いつもあるお店では見向きもしないのに
贅沢品とかお楽しみのものに関しては“予期せぬ出会い”とか“このお店では久しぶり”とか“最後のひとつ”と言った、シチュエーションとか雰囲気に持ってかれるのよ
知らんがな
大阪へ出かけ、河原町や烏丸など百貨店のあるエリアを素通りし、おうちの近くのスーパーマーケットでシュークリームを買って帰る
そしてあまりにも寒いので、また粕汁のお夕飯をいただいたら、おやつタイム
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“肥満”の2文字を気にしてなかった?
シュー生地が硬めとかパリパリとかナッツがまぶしてあるとか米粉だとか、注文してからクリームを詰めてくれるとか、そのクリームもこだわりいっぱい、溢れるほど詰まってるとか、世の中には色々なシュークリームがある
ひとつ300円を軽く超えるような贅沢なシュークリームも良いけれど、この柔らかいシュー生地に入ったトロンとしたチョコレート味のクリームが入った『なんか、ちょうど良い』シュークリームも、好き
歩き回ったあげく、おうちの近くのスーパーで買った、チョコレート味のシュークリーム
相変わらずの行動、本題までの長さ・・・
やっぱり、今日も私は、こんなもんだ