お雑煮が好き
歩いても歩いても寒いとわかっていながら、今日もまたてくてく歩いて冷え切る、愚か者
朝、5時半頃目が覚めたので沢山着込んでベランダへわっと飛び出す
灰色の雲が空一面を覆っている
はい、おやすみなさいとぐっすり眠る
ゆっくり起きて、美味しい柿をいただいて、コーヒー飲んだりお掃除したら準備をして出かける
先日に引き続き、京セラ美術館へ
今日はもう会期中なので、ちょっとおめかしして向かう
自分的にね
紺のウールジャケットに、紺のバンドカラーシャツ、紺のバルーンパンツという大好きなオールネイビーコーディネート
好きな服を選び、大好物を食べよう、と足取り軽く家を出る
姉小路通りを東へ
寺町の手前、画材の彩雲堂とお蕎麦の河道屋の並ぶ風情ある景色
寺町まで来ると、お香の鳩居堂
寺町を北へ歩き御池通に出る
水曜日に御池通りを歩いたので、つまらないなと河原町を南へ歩き、三条通りを東へ進み三条大橋を渡る
空腹と寒さをなだめるべく早歩きで三条通りを東へ
『マルシン飯店』『マクドナルド』『祇園饅頭』の人だかり、白い豚カツ屋さん、『西富屋』”おやじ吞み“の『お福』も通り越し、わたくしのお目当ては、ここ
大阪屋こうじ店 三条通神宮道
メニューを眺めるが、注文は決まっている
『お雑煮（大）』←お餅が3個
くう～、美味しい
椎茸のからし漬けもピリリと辛いけれど麹の甘さでいい感じ
お餅が大好きなので3個なんてペロリ
以前は神宮道より少し西にあって、靴を脱いで上がり、正座して食べていたけれど今は少し東へ移転されテーブル席のみ
お味噌が選べるお味噌汁セットは、たっぷりのお味噌汁に味噌漬けの焼き魚のついた満足感のあるお膳
二度ほどお味噌汁セットをいただいた
お味噌を使ったカレーや肉味噌丼などなど魅力的なメニューがあるけれど、お雑煮を食べて以来、迷わずお雑煮一択
お店の奥がお食事スペース、手前は麹やお味噌、からし漬けなんかの製品を販売されている
白味噌は甘いので苦手、使いにくいという人も多いけれど、私はすごく好きなのでおせち料理は買うことも作ることも全くしないけれど、お雑煮だけは食べたくて白味噌とお餅を購入する
青菜（春菊が好き）、大根か小蕪、キノコを入れる自己流お雑煮
京都は頭芋という大きい里芋（親芋？）を入れるらしいけれど、実家では父親が好まなかったので赤芽のお芋が入った白味噌のお雑煮だった
白味噌は普通のお味噌の半分以下の塩分量なので普段のお味噌汁のお味噌の二倍以上入れないとぼやっとした味になる
沢山使うので、お砂糖を添加したものや水飴入りのものを選ぶと甘過ぎて食べにくい
使いにくいと言われるのはこういう事も影響しているのかもしれない
そんな色々は置いておいて、とにかくここのお雑煮は美味しいので大好き
おせち料理も、祖母が色々言うままに母が作った独特の内容で、私はちゃんとしたおせち料理というものを知らない
黒豆・ごまめ・クワイ・鯛の子なんかの縁起物と煮物みたいなのを作るお手伝いはしたけれど、たたきゴボウや蓮根やこんにゃくの煮物くらいしか好んで食べなかったので、作ろうと思った事もない
材料費、手間暇、光熱費を考えると地味なものばかりに見えていたそれらは本当の”御馳走“そのものだ
クリスマスやお正月の設えや雰囲気は大好きだけど、楽しい時間や心躍るイベントだという認識は持てないまますっかり大人になってしまったな
お腹も満たされ、温まったので、美術館へ
旧館の入り口の下に今の入り口がある
会場では挨拶したり、少し立ち話したりしながら作品を見て歩く
げっ！と思って、苦手な人に会わないように逃げ回っても展示室のつくりのせいでバッタリ会い、結局挨拶をする事になる
げっ！って、あんた、いくつよ
すっかり大人がそんなんなる？
こうして、美術館はおしまい
帰りは白川沿いや古川町商店街通って帰ろう
時間帯なのか閉まってるお店もあり、あまり人がいない
商店街を抜けると、また白川沿い
お日柄が良いのか、結婚式に行っていた・行くっぼい人たちで賑わっている
八坂神社の辺りは人が多そうだし、手前で曲がり西へ
パラパラ雨が降ってきたのでアーケードの下へ向かう
人混みに流されるように、謎に鯛焼きを食べながら歩く人を見ながら南座の前まで歩く
四条大橋を渡り、ちょっと休憩したいなと『フランソワ喫茶室』に近づくもすごい列
高島屋もすごい人なのでピスタチオグリーンを確認し、藤井大丸へ寄り酒粕を購入
さっさと帰ればいいのに、ドトールでコーヒーを飲む
明日の夜も、会食があるけれどなんとかなるから大丈夫、今は考えない
と、色々考える土曜日の夜
お雑煮が美味しかった土曜日の記録