戦争が映し出す女性の悲劇と、平和の中での希望
昨日、偶然NHKで、第二次世界大戦中のアメリカ人従軍カメラマンが孫に残した写真についてのドキュメンタリーを見ました。そこには、硫黄島の戦中戦後の様子や戦後の慰安施設の写真などが映し出されていました。特に、残酷な写真が多くあり、もし子供の頃に見ていたら、きっと眠れなかっただろうと思います。しかし、どこか現実離れしているように感じ、実際にあった出来事とは思えない部分もありました。(それでも、これらは現実に起こっていたことです。)
その中でも、特に私の心を揺さぶったのは慰安施設の写真でした。上半身裸で米兵に触られながら笑顔を見せる女性の写真には、大きな違和感を覚えました。それだけでなく、慰安施設内の写真は、女性として非常に耐え難いものばかりでした。例えば、女性が商品のように値段の書かれた看板、男性の膝の上に乗せられ、好きなように身体を触られている女性、女性の着衣を剥がされ、上から撮影された写真、一つのホールで多数の女性がサービスを提供している様子。半分ぼかしが入っていたため、表情が見えないことがかえって恐怖を増幅させたのかもしれません。
その後のインタビューでは、戦争未亡人や生活困窮者の女性たちが「死ぬよりはマシ」として身体を売っていたことが語られました。しかし、多くの女性が性病で命を落とし、普段は笑顔を見せていた彼女たちも、ふとした瞬間に本音が漏れ、涙を流していたそうです。
息子とこのドキュメンタリーを見ながら、「戦争があると男性だけでなく、女性も多くの犠牲を強いられるんだね」と話すと、息子から「女性が強いというのは、平和の証拠だね」という言葉が返ってきました。本当に、自分らしく生きることができるのは、平和の中で暮らしているからこそですよね。
現在も世界の一部では戦争が続いています。女性が笑顔でいられる世界を作りたいという私の会社のビジョンは、一体いつになれば実現するのでしょうか?その答えはわかりませんが、そのために、また一生懸命努力し続けたいと思います。