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奨学金プラットフォーム×人材紹介で成長するRyuLogの強みに迫りました

今回は、株式会社RyuLogの代表取締役である平良美奈子さんと、株式会社AGENT SUCCESSの代表取締役である野村の対談をお届けします。


RyuLogは、学生の海外留学支援から就職キャリアまでをワンストップでサポートするスタートアップで、新たに展開する奨学金プラットフォーム「スカラシップパートナーズ」や新卒紹介事業の取り組み、平良さんの留学経験がどのように事業に影響を与えたか、そして今後のビジョンについて伺っていきます。

株式会社RyuLog 代表取締役 平良美奈子
文部科学省の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」2期生としてアジアでの留学体験を経て、日本の学生が留学することの重要性と緊急性を認識し、沖縄で起業。以来、多数の留学イベントを開催、累計4,000人を動員した実績を持つ。
その後RyuLogを起業し、「誰もが海を超え 世界へ挑める時代を創造する」をミッションに掲げ、奨学金プラットフォーム「スカラシップパートナーズ」と新卒紹介事業を展開。


自身の留学経験が、今のサービスを形造る

野村:RyuLogは学生の海外留学から就職までをサポートされていますが、平良さんご自身の留学経験が、今のサービスにどのように影響しているのでしょうか?

平良さん:私がシンガポールに留学した経験が大きく影響しています。マレーシアから独立してから50周年記念の時にシンガポールに留学で訪れたのですが、発展している最中である国を間近で見て衝撃を受けました。今やアジア経済の中心地となっていますが、地元である沖縄との成長具合の差に驚きました。それと同時に、「この成長率を日本も見習わないと衰退してしまうのではないか」という危機感を覚えました。

こうした気づきは海外に出るまでなかったので、その時の自分の留学経験を大切にしたいと思い、留学を考える学生を支援したいと考えるようになりました。

野村:その経験が「スカラシップパートナーズ」の立ち上げや人材紹介事業に繋がっているのですね。

平良さん:そうです。私が最初に手掛けたのは、RyuLogの起業前に立ち上げていた会社で行っていた留学イベントの開催でしたが、1年ほど続けて留学というテーマは軸としてこれからもやってきたいと強く感じるきっかけになりました。

留学を支援し、推進することが自分の使命だと感じるようになり、RyuLogを立ち上げました。


人材紹介事業のやりがいとハードシングス

平良さん:起業したての頃は、留学×人材紹介という形で売上を作っていこうという方針で事業が始まりました。その時には、一ヶ月のテーマ設定型オンラインインターンシップをサービスとして営業していて、海外に留学中の学生が、現地にいながら日本のベンチャー企業で働くということをコンセプトにしていました。

結果的には2回しか実施できませんでしたが、インターンシップに参加した5名中4名で内定が出て、満足度の高いプログラムになったと思ってます。そのサービスを昇華させて、今後は「スカラシップパートナーズ」の一つのオプションとして営業していこうと考えているところでした。

野村:私から見ると平良さんは学生と話すのが好きな印象を持っていますが、人材紹介業の中で特にやりがいと感じる部分や好きな点はありますか?

平良さん:学生と企業がマッチしそうだと感じた時は、本当に嬉しいです。起業家志望の学生も多く、将来起業して独立してもいいからファーストキャリアをここで過ごしてください、という要望を持つ企業もRyuLogの紹介先には多いです。

その夢をサポートできる企業をマッチングできた時は、特にやりがいを感じます。また私自身も起業家なので、もしかしたら将来起業家となる方と出会えたのではないかということも、今の仕事を続けるモチベーションになっています。

野村:今は起業する方も多いので、数年後には起業家として再会できたら素敵ですね。

平良さん:そうですね。また、留学という側面で言うと、私自身が長い間海外で過ごしていたわけではないので、海外に留学している学生と面談することで、私も留学を追体験できることも楽しみの一つです。

野村:RyuLogを立ち上げて3年間で、事業や留学支援の面で変わったことはありますか?

平良さん:やはり円安の影響が大きいですね。世間では誤解されやすいのですが、留学する学生は全員が裕福なわけではないです。むしろ、多くの学生が家計を圧迫しながら、経済的に厳しい状況で孤独を抱えながら異国での留学生活を送っています。

またここ半年〜1年で、外国人の現地採用がさらに難しくなり、留学経験を活かして日本で就職するというケースが一般的になってきています。

野村:私がRyuLogを他で紹介する際には、「留学している学生は日本の大学と卒業時期がずれるため、就職のタイミングもずれてしまいます。そのギャップを解消するためにRyuLogが存在している」と言ったりしていますが、実際のところその課題は解決できていますか?

平良さん:この事業をやっていて気づいたことでいうと、表には出していないが、通年採用をしている企業は多いなと感じています。また、対外的には採用時期を定めているものの、RyuLog経由では通年で受け入れると言ってくださる企業もあったりします。

野村:学生視点で考えると、いつでも入れるのはその企業のブランドが低いのではないか、自分が行く必要はないかもと思ってしまいますよね。

平良さん:多くの企業が通年採用を実施しているのですが、知らないことで諦めてしまう学生も多いですね。RyuLogのネットワークを活かして、そうした企業と学生を結びつけたいと思っています。

またこれは余談ですが、例えばイギリスに留学する学生は戦略的に就職活動を進めることが多いとか、行く国によって学生の色が出るのが面白いなと思ってます。そうした情報を得ることが就職支援するために重要だなと感じています。

野村:人材紹介の事業を進める中で、特に難しい点はありますか?

平良さん:留学経験を持つ学生を受け入れたい企業はもっと多いはずなのですが、まだ十分にアプローチできていません。

また、学生側も業界や企業に対して知識が不足している部分があります。例えばですが、あまり世の中では知られていないtoB向けに事業を展開している企業があったとします。その企業が海外展開を強化中で、そこに留学経験を持つ学生を紹介することで、海外志向の学生にとってはWillが叶えられ、企業にとっても優秀な人材が確保できるというような、双方にとって良いシナジーが生まれるような紹介をもっとしていきたいと思っています。ですので、今後はそういった企業を発見してアプローチしていくということが課題となっています。

野村:今まではベンチャーがクライアントに多かったですが、最近は平良さんが率先して大手企業へのアプローチ始めていますよね。


海外留学生がRyuLogのエージェントを使う意義

野村:海外大生がRyuLogを使う意味はどこにあるのでしょうか?

平良:留学生は忙しく、情報収集をする時間が限られています。今まではボストンキャリアフォーラムなどに参加して、学生自らがプロアクティブに就活に関する情報を集める必要がありました。

他のエージェントでも同じかもしれませんが、RyuLogを通じて厳選した企業を提案できるので、学生の負担を減らせます。また、面接対策や自己分析のサポートもできるので、留学生にとって非常に有益だと思います。

これはRyuLogの特徴ですが、留学生は社会人や大人と話す時間が意外とないという事実があり、その話し相手をRyuLogが担っています。親や学校の先生以外の人で、一人ひとりに向き合って人生を考えてくれるというのが受けていると思っています。

野村:確かに私もたまに学生と話ししたりしますが、他のエージェントと比べて「RyuLogさんにはお世話になってる」ってわざわざ言葉にして言ってくれる方は多いなっていう印象があります。

平良さん:ありがとうございます。留学生はいい意味でも収集できる情報が少ないので、限られた選択肢の中から一度決めたら覚悟を持って取り組む方が多いです。今まで支援してきた学生の中で、内定承諾後に辞退した人は一人もいないのも、RyuLogの強みだと感じています。


AGENT SUCCESSとのパートナーシップ

野村:「今回、私に声をかけてくれた理由は何だったのでしょうか?」

平良さん人材紹介事業の経験があり、どのタイミングで何をすべきか、誰をアサインすればよいかを体系立てて考えられる人が欲しかったからです。現在は、キャリアアドバイザーや秘書、インターンなどのスタッフがいますが、それらの方々を野村さんが集めてマネジメントしてくれていることに感謝しています。

今回のアサインに関しても会ってお話しした時に、聞き上手だなという印象はありました。ただ、正直なところ野村さんが何をしてくれるのかお話ししてもわかりませんでしたが笑、結果的にお願いしてよかったです。

野村:稼働してから、何か良かったと感じたポイントはありますか?

平良さん:その延長でコミュニケーションにおいて気持ちがいいなと感じているのは、物事を順序立てて必要なことを話ししてくれると共に、意思を尊重してくれるというのは嬉しいです。

本来であれば、「ここに注力したら良いのに」って考えることもあると思いますが、そこはあえて突っ込まずに私の意思を尊重してくれるというのがありがたいです。あくまで船頭は私で、「その思い描いていることを実現するためにはこうしたらいいですよ」って提案してくれるのが良いです。

野村:私が一番貢献できたのは、今のRyuLogの成長を支えてくれている投資家の方を紹介できたことだと思ってるのですが合ってますか?

平良:はい!その投資家の方は、あるベンチャーを創業から上場まで導いた経験のある女性で、私がとても尊敬する方です。

今まで私が相談してきたのはほとんど男性の方々でしたが、この方もスタートアップに精通しており、かつ女性ということもあって私にとって非常に心強い存在です。彼女のおかげで事業のあらゆる側面でサポートを受けられ、元々は起業家と投資家という関係でお会いしていましたが、事業も手伝いたいと言っていただけて広報や開発、大手企業との営業などで非常に助けられています。

スタートアップの酸いも甘いも噛み分けた方なので、私自身の弱みを見せられる・相談できているためかなり貴重な存在で、その部分にも救われています。

野村:人生の相談もできる方との出会いを提供できたことは、これも新しい人材紹介の形かなと自負しています。最後に何か一言いただけますか?

平良さん:その人繋ぎ力に感謝してます。

今後はさらに多くの優秀な学生を支援し、彼らが面白い企業と出会う場を提供していきたいと考えています。協業できる企業があれば、ぜひご連絡いただければと思います。


お問い合わせ先について

今回の対談では、株式会社RyuLogが展開する海外留学支援事業と新卒紹介の取り組みについて、そして代表の平良さんの起業家としての軌跡を伺いました。

RyuLogでは、奨学金支援や新卒紹介の分野で更なる成長を目指しており、興味を持たれた企業や学生の方は、ぜひご連絡ください。

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学生の方:RyuLog公式LINE

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学生の留学とキャリア形成を全面的にサポートし、グローバルな人材育成に貢献してまいります。

株式会社AGENT SUCCESSとは:人材紹介事業の立ち上げ支援を行う人材会社です。業界の経験を活かし、本質的で社会貢献性のある人材紹介を実現するためのお手伝いをさせていただきます。今回取材した株式会社RyuLogのような新卒紹介から中途領域全般までカバーしていますので、新規事業で人材紹介を立ち上げることにご興味ある企業様はお気軽にお声がけください。

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