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疑ってごめん!次男が教えてくれた“信じること”の大切さ(日記)

こんにちは
agent-matsukuraです

先日、次男(小3)と長男(小5)が二人で図書館に本を返却しに行ったときのことです。次男が帰宅するなり、少し不安そうな顔でこう報告してきました。

「本1冊、返せてなかったから延長になったって言われた…」

次男いわく、「ちゃんと図書館に持って行ったはずやねんけど…」とのこと。しかし、延長扱いになっている時点で「返却されていない」という事実は変わらず、私は「家のどこかにあるんやろうな」と内心苦笑い。

なぜなら、次男は普段からちょっと抜けているところがあるからです。例えば、そろばん教室に行くのに手ぶらで出かけ、ものの5分で帰ってくることがあります。「そろばん持ってないやん!」とツッコむと、次男は笑いながら引き返します。

また、公園へ友達と遊びに行くときも、ボールを持って出かけたはずなのに、ボールだけ置き去りにして帰ってくることがしょっちゅうです。しかも次男はボールを忘れたことすら気づかず、友達が「これ、忘れてたで!」とわざわざ届けてくれる始末。

宿題についても、「昨日の晩に全部終わった」と自信満々に言いながら、翌朝バタバタと机に向かい、「あ、忘れてた…」と焦る姿を何度見たことか。さらに、学校から帰るときには靴で登校したはずが、なぜか上履きのまま帰宅することもあります。

親としては、そんな次男の“天然”ぶりにはもう慣れっこです。そして今回の「返却ミス」の報告を聞いた瞬間、私も妻も「またやらかしたんやろうな」と思ってしまいました。

次男も「あれ?絶対に持って行ったはずやけど…」と不安そうに首をかしげていますが、家中を探しても本は見つかりません。棚の隙間や机の下、ランドセルの奥底、寝室まで探しましたが、どこにもないのです。

2日間、本を探し続けて諦めかけた頃、妻が図書館に確認しに行きました。謝罪の気持ちを伝えつつ、次男が借りた本がある棚を見てみると、「ん?これ、借りてた本ちゃうん?」と妻の目に飛び込んできたのは、まさに探していた本。

司書の方に確認すると、「この本は返却の手続きが未了となっているので、今処理しました。大変失礼いたしました」とのこと。どうやら返却時に機械の「ピッ!」が反応しなかったのか、システムエラーがあったようです。

「次男、返してたんか…!」

このまさかの展開に、私も妻も驚きました。「抜けている」と思い込んでいた次男が、今回ばかりは“正しかった”のです。

帰宅後、次男にこのことを伝えると、少し得意げな顔で「やっぱり持っていったんやん!」と笑いました。その姿を見て、疑ってしまった自分に申し訳ない気持ちと、次男の“自分を証明した”姿に少し感動しました。

怒るどころか笑っている次男は、疑われたことも気にしていない様子。そして、謝罪を伝える妻に対しても優しく「大丈夫やでー」と声をかける姿がありました。その言葉に、私は「なんて素直で優しい子なんやろう」と心が温かくなりましたね。

普段のちょっと抜けた行動から、つい「次男だから…」と疑ってしまった私ですが、今回ばかりはしっかりと謝りました。

「次男、疑ってごめんな!ちゃんと返してたんやな!」

次男は「いいよー」と笑顔で軽く流してくれましたが、その顔にはどこか誇らしげな表情が浮かんでいました。


子どもを「信じる」ことの大切さ

今回の出来事を通じて、改めて感じたのは「子どもを信じることの大切さ」です。普段から抜けている行動ばかりだからといって、決めつけて疑ってしまったことは反省すべきでした。

家族と過ごす日常には、小さな笑いや気づきがたくさんあります。そして、子どもたちは、こういった些細な出来事の中で少しずつ自信をつけ、成長していくのでしょう。

次男が大人になったとき、この「図書館事件」を覚えているかはわかりませんが、私にとっては忘れられない出来事となりました。ちょっと抜けていて、でもどこか憎めない次男が「自分は正しかった」と証明した日。

「信じること」と「疑うこと」。時にはどちらが正しいかわからない場面もありますが、子どもの言葉に耳を傾け、寄り添う姿勢を忘れずにいたいと思います。

次男よ、これからもその天然っぷりで私たちを楽しませてくれ。そして時々、こうして親を驚かせる成長を見せてくれることを期待しています!


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