毎日少しだけキャリコン勉強④歴史2カウンセリングの始まりはいつ?
前回の振り返りからになります。
『考え方によって行動が変わる』という観点から、古くから心理学はあった。ただし表現は哲学としてだった。(ソクラテスとかピタゴラスとか)
そして1879年に哲学から心理学に変わる。
ウィルヘルム・ヴント(心理学の父)が、行動と心理作用の研究として学問にしたから。
そして、学問になったから、多くの人が学者として研究をするようになった。
ココまでが前回。
学問として多くの学者が研究を始めた。そして分野が増えた。
画像引用参照:URL:https://moratorium-1202.hatenablog.com/entry/2019/10/06/005225
だいぶ分かれましたよね、分類多い、、、。
ちなみに基礎心理学と、応用心理学はこんな風に分けられてる。
全般的な人間心理に焦点をあてる=基礎心理学
特定の人間心理に焦点をあてる=応用心理学
参照:ウィキペディア 臨床心理学
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%A8%E5%BA%8A%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6
歴史に戻りますが、
心理学が学問になり、その10年後からフロイトが精神分析(理論であり、治療でもある)を出版物で広めた。
それに賛同したり、批判したり、発展させたり、枝分かれしたりして
多くの理論が発表されることになった。
※ちなみにこのフロイトのWikipediaが読み物としてすごく面白い。
ドラマチックだし、時間があればおすすめです。URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%88
哲学があって、心理学があって、その後にカウンセリングが始まる。
(なんだか心理学=カウンセリングのようなイメージがあった私には少し意外)
整理すると、1879年の心理学になって、そこからは精神科医としての治療があった。だから何も無ければ、今の世にカウンセラーっていなかった。
※どうでもいいけど、1897年はエジソンが電球を発明した年
※ほんとどうでもいいけど、日本はその二年前に西南戦争が起こってて、
勝海舟が56才。
では、どっからカウンセリングはやってきたのか。
そこで出てくるのが、フランク・パーソンズで、
職業指導運動という心理学の歴史イベント名があるけど、
具体的には1908年にボストンに職業指導局を作った。
※実際には1905年に相談窓口があって、1907年には職業指導事務所を設立してて1908年がやってくる。
そして、そこで働く人(相談員)をカウンセラーと呼んだ。
そのあたりが治療からカウンセリングに変わっていると思われる。
ちなみにこのフランクパーソンズさんは1909年に亡くなってしまうんだけど、晩年に出した本の名前が相当にかっこいい
「Choosing a Vocation(職業の選択)」Vocation=天職
まただいぶ遠回りしたので、長くなりましたが、最後に
カウンセリングの語源を紹介して、また明日続き書きます。
カウンセリングは,その発展の経緯から多義的に使用されて現在に至っている。語源は「ともに考慮すること」を意味するラテン語のconsiliumに由来し,相談する・協議する(take counsel)と,意見を述べる・助言する(give counsel)の二つの意味をもつ。『旧約聖書』(箴言)の英訳では,「助言者」はcounselor,そして賢者の「勧め」はcounselと書かれている。カウンセリングは人類の歴史始まって以来,人びととの生活の中で知恵者が行なっていた一味違った「相談」とか「助言」を意味していたと受け止めることができる。
知恵者の相談・助言が科学的基礎のある働きとして確立され,カウンセリングの先駆となったのは,1909年に出版されたボストン職業局のパーソンズParsons,F.の著書『職業の選択Choosing a Vocation』だといわれている。彼の提示した青年の賢明な職業選択に必要な3要素,①個人の特性・特徴の発見,②職業に必要な能力の分析,③個人と仕事の適合は,1910年代に始まった心理測定運動に支えられて,職業指導vocational guidance,特性因子理論によるカウンセリング,キャリア・カウンセリングの原型となった。
出典 最新心理学辞典
URL:https://kotobank.jp/dictionary/saishinshinrigaku/
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