君子は豹変す:言動はコロコロ変えていい
「君子豹変す」とは古代中国の言葉だが、現代ではネガティブな意味で使われることも多い。
元々は「徳の高い人物は、過ちに気づけば即座に改め、正しい道に戻る」という意味だ。
状況に応じて、態度や考えを柔軟に変えることの重要性を示した言葉である。
誰しも間違いを犯すし、時代全体が間違っていることもある。そんな時に間違いに気づいたら、すぐに改めることが大事だ。
言動をコロコロ変えることをよしとせず、一度決めた道を貫き通そうとする人もいる。
一見、それは筋が通っていて美しいようにも思えるが、意固地になって同じやり方に執着しているだけである。
状況に応じて、やり方や考え方を改めていく柔軟性が重要だ。
たとえば今この記事は、音声入力の可能性を感じて、音声入力で書いているが、やっぱりキーボード入力の方が良かったと思い改め、いつの間にかキーボードで書いている可能性もある。
あるいは、元々自分は左派であり、万博や五輪にはネガティブな印象を持っていたが、ゼネコンに就職した今となっては、万博開催にはポジティブ寄りのニュートラルな立場である。
自分の言動の一貫性にこだわりすぎないことが大事であり、他人に一貫性があると信じることもやめた方がいい。
生物の進化で言えば、生き残った種というのは、変化に対応できた生物だけである。
状況に合わせて考えや行動をコロコロ変えることを厭わず、この時代を生き抜いていこう。
↓そんな一曲
最後に、