50代ITエンジニアが読んで「面白くてためになった本」<ビジネス書編>~3選~
ITエンジニアという職業柄、
ふだん読む本の「9割」は技術書なんですよね
でも、「マーケティング」や「思考術」といったビジネス書も20代の頃から好きで
有名企業のスタートアップものは、とりわけ大好物💖
今回、「竹浦制作室」にてお題をいただきまして
過去に読んで「面白くてためになった本」の中から
ビジネス書を中心にご紹介したいと思います
※なお、現在でも入手可能な本に限定しました
1.起業の天才!―江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男
リクルート創業者 「江副浩正」
その名前を知ってはいましたが、
恥ずかしながら「学生の頃に、リクルート事件で捕まった人」というイメージしかありませんでした
現代でも巨大グループである「リクルート」という企業を作り上げるまでの創業時の波乱万丈の記録です
いわく
「Google検索」→20年以上前にチャレンジ
「クラウド・コンピューティング」考案
読売新聞との全面対決
電通から広告利権を奪取
日・米・欧を結ぶインターネットの原型
「コンピューター」の可能性を見出す
リクルート事件ゆえに、闇に葬られてしまったこれらの功績は、
けっして色褪せることはないと思います
ビジネスに対する情熱を思い出させてくれた一冊です
2.世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~
従来の「サイエンス」による経営手法では限界が来ている
だから「アート(美意識)」によるアプローチが必要である
一言でいえば、こんな主張の本です
別の言葉に置き換えると、「論理」と「直感」
例として、アップルのスティーブ・ジョブズが挙げられていて
「iphone」のような製品は、論理的にいくら考えても生み出すことができない「直感(アート)」の産物、というわけです
主張の論旨が必ずしも的確ではないかな?という箇所もあるのですが、
世界のクリエイティビティで成功した企業や人を
筆者の博識で整理した解説は必読の価値があります
「サイエンス(論理)」だけではない「アート(直感)」を仕事に取り入れるきっかけの一冊です
3.PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話
「トイ・ストーリー」等で知られる世界一のアニメーション企業である「PIXAR」の創業期
それを「CFO(最高財務責任者)」の視点で綴った、ちょっと変わり種のスタートアップものです
ある日、主人公のローレンスに、
「スティーブ・ジョブズ」が突然電話をかけてくるところから物語が始まります
そして、資金不足でつぶれそうなアニメーション企業のCFOと誘われ、
「トイ・ストーリー」のメガヒット
株式公開
ディズニーによる買収劇
スティーブ・ジョブズのアップル大復活
などなども絡んできて、
大興奮のまま一気に読み終えてしまいました
当時のシリコンバレーの空気感等も感じられ、
スタートアップを目指す上での知見に溢れています
ビジネスには「冷静さ」と「忍耐」が重要であることを認識させられた一冊です
まとめ
ということで、今回、「面白くてためになる本」の「ビジネス書編」をご紹介しました
本職のIT関係で、「一般の人にも役立つIT書籍編」も、そのうちご紹介したいと思います📖
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