2023年11月25日の近況報告 本なんて読まないよ! 本人に直接話を聞けばいいからね!
最近の若い人は「産まれた頃には既にYoutubeがあった」からなのか「本なんて読まないよ! 本人に直接話を聞けばいいからね!」っていう人もいるそうだ。
個人的にはそれは「危険だ」と言いたい。
なぜ「危険」なのか? それは「同じレベルの人と群れて成長が止まる」からだ。
休憩時間はパートやバイトなら同じパートやバイト同士で、平社員なら平社員同士で、課長なら課長同士で、部長なら部長同士で、社長なら他の会社の社長同士で群れるんだ。
難しい言葉で言えば「コンフォートゾーン」というもので和訳すれば「心地よい領域」とでも言うべきだろうか。
そういう物が無意識に「話の通じる同レベルの人間」を選んでいるわけだ。自分は格上の人間と話している、と思っていても実際には同レベルの人と話をしているものだよ。
自分よりも格上の相手と時間を共にするのは「苦痛」なんだ。苦痛までとはいかなくても「違和感」を感じて「孤立した」と感じるようにできている。
もう人間の仕組み自体がそうなっているんだ。そうでなくても教養の深さや造詣(ぞうけい)の深さで大きく違ってくるから、話についていけなくて黙ってコクコクとうなづく事しかできなくなる。
昔は「丁稚奉公(でっちほうこう)」でそれを解消できたんだけど、今では一流の人が書いた本を読むのが一番の近道だろう。
何せ4000年近い人類の歴史の中から精鋭中の精鋭を生きた時代に関係なく集められるわけだ。まさに「人類最強のオールスター軍団」だ。
Youtubeは2005年誕生と20年近い歴史があるがまだまだ新参者。深い歴史はこれから築くというわけで昔の文献を探すなら本に軍配が上がる。
もちろん動画というのはこれまでに無い斬新かつ画期的なものだが著作権の関係上、副読動画や解説動画がせいぜいだろう。
それでも非常に画期的な事なのだが、やはり無料で学べることには限度がある。本なら朝は渋沢栄一に教えを乞い、夜はソクラテスに教えを乞う事も出来るわけだ。
ちなみに、読んでいて「何が言いたいのか分からない」っていう本は大体は「キミより格上な本」だと言って良いだろう。
最後に若い人、具体的には学生もしくは社会人になって数年という人に言っておくが、松下幸之助(まつしたこうのすけ)と本田宗一郎(ほんだそういちろう)の本はしっかりと読んでおいた方が良い。
令和の今でも通用する原則理念が学べるし、何より社長というのは両者に強いあこがれをもつもので、2人を知っておくだけでも可愛がられてもらえるぞ。
どんな敏腕社長も人なので「尊敬できる人が同じ」ってだけでも感情的に「かなりの」好印象を与える事が出来て同僚や上司よりもリードできるんだ。
「なんか卑怯」って思うけど社会に出たらそういうもんだよ。学生時代は「1対1でお互い素手で殴りあう」のが常識だったけど社会に出たら「飛び道具や頭数を揃える」のもOKなんだぞ。
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