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2025年02月15日の近況報告 まずニセモノから始めよ
画像は「くらしのつらら」さんのフォトギャラリーを使用しています。
ジャンルの開口を広めるというのは大体は「ニセモノを作る」という感覚で合ってると思います。
例を挙げれば刀剣界隈では、今年10周年を迎えた刀剣乱舞に出て来る刀剣男子という「ニセモノの刀剣」から人気に火がついて、
今では一過性のブームではない確固としたファン層を獲得できたではありませんか。
他にも最近、と言っても年単位で昔の話になりますが「ウマ娘」という「ニセモノの競走馬」が大人気になった事で競馬に興味を持った20代30代が大量に生まれ、
コロナ下で大打撃を食らった引退した競走馬を世話している牧場を訪れる人が激増して、まさに救世主だった。というお話もあるそうです。
加えて「かけっこでいちばんになればいい」という簡単かつ単純なルールで分かりやすいのか、女児にも人気が出ているのだそう。
なのでジークアクスという「ニセモノのガンダム」と言っていいのか……まぁ「富野信者」や「ファースト原理主義者」からしたら「ニセモノ」と言っていいでしょう。
それで新規層が出てきたら「本物のガンダムを知らないニワカが増えた」って嘆いている場合じゃありません。
その新規層を富野信者やファースト原理主義者に育て上げる事こそが、お前ら重度のガノタの仕事じゃねえのか? 職務を放棄するんじゃねぇ。位の愚痴は言わせてほしい。
新規層向けの「重くない」「軽い」ニセモノでどういうものかを体験してから本物に触れてもらう。っていうのは昔からある手口です。
言っておきますけどアニメやゲームに限った話では無くて、料理でもそうですよ。
本場の味付けを完璧に再現した「本物の」中華料理よりも、日本人向けに味付けを調整した「ニセモノの」中華料理から慣れてもらうのがそれです。
陳建民氏の「私の中華料理少しウソある。でもそれいいウソ、おいしいウソ」って奴ですよ。
ガンプラだって「EG(エントリーグレード)」っていう「彩色済み&工具や接着剤不要で組み立てられる」物もあるし、
そこからプラモ作りに慣れてもらって本格的な物を……っていうのがあるから、簡単な物からステップアップさせるのはごく普通にある話。
入門向けのニセモノから入ったニワカを、いっぱしのオタクに育て上げるのが古参兵の仕事だというのに「ニワカが増えた……」とため息つくのは職務怠慢そのものかと。
老兵よサボるな、キリキリと働け。
Xやってます。日常生活で思ったことをつぶやいています。
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