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2020年8月13日の近況報告 臨時更新。死にたい、自殺したいと思っているあなたへ。
今回は死についてというかなりネガティブな事なので一般向けではないと判断し、Noteオンリーの公開としました。
とりあえず、ネガティブなワードに誘われるようにここにたどり着いたあなたへ。
これを見ているであろうあなたが「死にたいほど苦しい」というのは分かりました。つらかったでしょう? 僕も死にたい人間だからよくわかる。
僕自身、「生きているだけで周りの人間に無限大に迷惑をかけ続けてしまうのに対し、死ねば「死ぬ」という1回だけ迷惑をかけるだけで永遠に迷惑をかけずに済むんだ」
という間違った思想にトリツカレながらも騙し騙しでバイトをしながら生きている。
だからあなたが「死にたいほど人生が上手くいっていない」という苦しさはわかりますし「死を選択肢に入れるほど苦しい」というのはわかります。
その苦しみを受け止めることは出来ますし、今この瞬間、受け止めることは出来ました。
ただ薄情かもしれないが、僕に出来るのは「あなたが死にたいほど苦しい」という思いを否定せずに受け止めることだけだ。
そこから立ち上がるにせよ、立ち上がらないにせよ、あるいは立ち上がりたくてもできないにせよ、それを決めたり介入したりする事は僕には出来ない。あなたにしかできないという事だ。
地球には70億ほど人がいるが、それを決められるのはその中のたった1人、あなただけにしかできない事だ。
それと、「死にたい」なんていうキーワードでヤフーやグーグル検索をかけて出てくるページのような、気の利いたアドバイスをすることはしない。というか、あまりにも恐ろしすぎてとてもじゃないが出来ない。
何故なら「アドバイスで人は死ぬ」というのを僕はコンバットナイフで身体を切り付けられ、腹を刺されるくらいの痛さで知っているからだ。
ヤフーやグーグルで検索をかけるたびにネット上を我が物顔で闊歩する無駄に「ポジティブ」でやたらと「前向き」で「下を向いている人間の顔をムリヤリ上方向に強制的に引き上げようとする」傲慢なアドバイス……
それに散々傷つき、身体をえぐられ、手足を切断されるような激痛を味わっている人間がいるというのを知らない者たちが書いたサイトは、殺人鬼だ。あるいは人殺しだ。と言ってもいい。
アドバイスというのは時に人を自殺に追い込めるほどの凶器となる。これは本当の事だ。普通の人間というのは「そんなバカな」と思うかもしれない。でもこれは本当の事だ。
アドバイスで傷つき、親しい人からのアドバイスが最後の1押しになってしまうこともありうるのだ。
客観的なデータこそないが、他人からのアドバイスに絶望して自殺した人もいるだろう。
実際、そもそもの話、アドバイスというのは多くの場合「他人にアドバイスをする本人のために」言うものだ。「あなたのためを思って」なんて言い出すだろうがそんなの全部まやかしだ。
実際には「困った人間に手を差し伸べている偉くて優しい自分」という善意に酔っているだけだ。
「アフリカの難民を救う私って素晴らしい」というのと一緒だ。
「そんなことない! 救いたいんだ!」という人もいるだろう。では僕はそんなあなたに問いたい。助けた相手から一切感謝されずに、逆に「なぜオレの事を助けた!? 生きてたっていい事なんて何一つ起きない!! 死んだほうが楽になれるのに!! お前はオレに生きている間中無限に続く鈍痛を味あわせたいのか!?」と罵倒され、時には「憎悪」あるいは「殺意」をぶつけられてもなお、顔色一つ変えずに救いの手を差し伸べ続ける事が果たして本当に出来るのだろうか?
「困った人間に手を差し伸べている偉くて優しい自分」に酔っているなら到底耐えられないだろう。
しかもアドバイスを送る人間というのはそれを意識していない。アドバイスを送るのは「太陽が東から登るのと同じくらい当たり前の事」であり、それで死ぬ人がいるというのをカケラたりとも思わない。
彼らのアドバイスは実にテンプレというか記号的というか、判で押したような決まりきった紋切り型なのは相手の事を何も考えずに「アドバイスを出した」という事実が欲しいからだ。
僕に出来ることはあなたが「死を選択肢に入れるくらい辛くて苦しい事」を「受け止める」だけだ。それ以上の事は恐ろしくて、あなたを壊してしまいそうで、とてもじゃないができない。
そこから立ち上がるにせよ、立ち上がれないにせよ、その後を決めるのは僕ではなくあなただ。
「雨が降っていたらカサをさしてくれるのではなく一緒にぬれて欲しい」と言われれば一緒にぬれよう。でも雨にぬれた自分の体をふくのはあなたの仕事だ。
辛かったら辛いと言ってくれ。僕は少なくとも毎週水曜と土曜にはいるからその時には受け止めることは出来る。
待ってるよ。