無知の知
知らない
ということが怖いことだと思っているのに、それでもまだまだ足りてない、全然足りない、ということ。
本が好きとか、小説読んでるとか、そんなこと言いながら、知らない作家さん、素通りしてきた文章がたくさんある。
もちろん文章すべて読むことができるわけではないんだけど。
名前は知ってる、けど読んだことはない
という作家さんの作品、今、猛烈に触れてこなかった過去を後悔している。
美容院で読んだ雑誌に載っていたコラム
そのたった1ページの文章で、半日くらい泣きそうになっていた
その雑誌は1月前のものだったので、今月号を購入、コラムのページを探す、その方の著書をAmazonで購入
もしかしたら、昨日美容院で読んだコラムが、今の私にものすごく刺激的で、けどそれを読むタイミングが前でも後でもこんな衝撃はなかったのかもしれない
別号のコラムだったらこんなにこの方について調べていないかもしれない
それくらい美容院で読んだコラムは私に突き刺さった
この方が本を出してることも、どれくらい有名な方かも知っていたはずなのに、なんで今まで触れもしなかったんだろうとゲリラ豪雨の勢いで後悔している
彼女が少し前に書いたであろうコラムが今の私に刺さる音がグサグサと聞こえる
文章の勉強をしようと決めて数ヶ月
まだまだこれからってわかっているけど、それでも焦る
30過ぎて始めた私には終わりの方が近くに見えているせいだろうか
若くて多才な人も、同い年ですでにベテランになってる人もいる世界
勢いだけで飛び込める世界ではないこと、わかってるつもりだ
今の仕事を続けながら、残りの時間でどれだけ文章に触れられるか
寝てる暇はないけど寝ないとやっていけない
もっと時間があれば、もっと体力があれば
一度読んだら覚えて使いこなせるような能力があれば
ないものねだりばかり上手くなる日々
それでも、今このタイミングにこの文章に出会えてよかった
ひとつの感情を丁寧に読み解く
そんな文章に影響されたこの心を丁寧さは欠けるかもしれないけど残したいと思えた