⑫サン=マクシマン⑴サン・マリー・マドレーヌ大聖堂
昨日の夜、サン=マクシマン=ラ=サント=ボームのホテルに着き、チェックインすると、「明日の朝、クロワッサンとパンオショコラ食べる?」と聞かれた。
もちろん食べると答える。
とみーによれば「ベーカリーに注文してくれるんじゃない?」とのことで、おそらく焼きたてのクロワッサンとパンオショコラ付きビュッフェ。
サン=マクシマン=ラ=サント=ボームは小さい町で、この町のランドマーク、マグダラのマリアの大聖堂は、ホテルを出て散策しているうちに、地図なしで到着してしまう。
地下にはマグダラのマリアの頭蓋骨が納められている。
マグダラのマリアの頭蓋骨を見終えて階段を登る途中で、とみーがおじさんに捕まり、耳元で何やら囁かれている。
「なんかこの近くにイエスキリストが4回出現した場所があるんだって。どこって言ってたかなー?コニャックとかなんとか…コショコショ言っててよく聞き取れなかった」
「へー、それ、そこへ行けっていう啓示じゃない?」
「そうなのかな。あのおじさん探して、もう一回聞いてみる」
そう言ってとみーはこの広い教会のもうどこにいるかわからないおじさんを探しに行ってしまった。
イエスキリストかー。と、なんとなく気が進まない私。
2009年6月の満月の日、ある存在に「覚醒するのかしないのか、今決断しろ」と詰め寄られた。
その存在は自分のことを「私はマイトレイヤー。地上ではイエスキリストや弥勒菩薩など、別の名前で呼ばれることもあります」と自己紹介した。
(え、ちょっと何言ってるかわからない)
私が返答に窮していると、その存在は
「ひとつ言えることは、覚醒を選択すれば、あなたの人生は今よりずっと良くなる」と誘導して来たw
「え、そなの?じゃあします!それ、します!」
とよくわからないまま答えてしまった私。
さて、私の人生は良くなったのか?
それまでは望むものを次々とアグレッシブに獲得していく人生だったのに、突然「何もするな!」と言われ、成功していく人たちを眺めているだけの人生になった。
それはそれは苦痛で、退屈極まりなかった。
生きながらにして死んでいるようだと思った。
マイトレイヤーに騙された!
マイトレイヤー!クソ!クソ!クソ!
イエスキリスト!シネ!シネ!シネ!
何度そう思ったかわからない。
だからちょっと気まずいわけだ。
まぁ、あっちはそんなこと気にしてないと思うけど。愛だからな。
おじさんを見つけたとみーが戻って来た。
「Cotignacってところだって。おじさんは車で行くって」
「おじさん1人なの?車に乗せてってくれるの?」
「いや、大家族で来てた。あれだと車にはもう乗れないな」
「なーんだ、じゃあいいよw」
ということで、そこへは行かなかったけれど、マグダラのマリアのお墓的なところで、そのツインレイであるイエスキリストがアピールしてきたのは興味深い。
なにか意味があるのだろうか?
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