
会議で発言できず…『いる意味ある?』と言われた僕の、存在証明
シーンと静まり返った会議室。
熱気を帯びた議論が交わされる中、
僕だけが取り残されたように
感じていました。
何か発言しなければ。
そう思うのに、
心臓はバクバクと音を立て、
喉はカラカラに乾いていきます。
頭の中は真っ白。
絞り出そうとした声は、
情けなく震えていました。

「…えっと、あの…」
結局、意味のある言葉は
何も言えませんでした。
見かねた上司が、
冷たく言い放ちます。
「君、いる意味ある?」
その一言が、
グサリと胸に突き刺さりました。
悔しさ、情けなさ、自己嫌悪。
色々な感情が渦巻き、
涙が出そうになるのを
必死にこらえました。

周りの同僚たちの視線が痛い。
まるで「役立たず」と
責められているようでした。
その場から消えてしまいたい、
と本気で思いました。
でも、僕は諦めませんでした。
このままじゃ終われない。
「いる意味」を証明したい。

それから、僕は変わりました。
小さなことからコツコツと。
人前で話す練習を重ね、
少しずつ自信をつけていきました。

もちろん、
すぐに結果が出たわけではありません。
何度も失敗し、
その度に落ち込みました。
それでも、
諦めずに続けたんです。
そして、ついに。
次の会議で、僕は
自分の意見をしっかりと
伝えることができました。
まだ完璧ではないけれど、
確かな一歩を踏み出せたんです。
社交不安障害や
あがり症は、
本当に辛い。
でも、絶対に克服できる。
僕が、その証明です。

一緒に、一歩ずつ前へ
進んでいきましょう。