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あがり症の私に「話し方教室」は逆効果だった?

人前で話すのが

死ぬほど苦手。

プレゼンなんて地獄。

そんな私、

うっちゃんは、

藁にもすがる思いで

「話し方教室」の門を叩いた。


これで少しでも、

この苦しみから解放されるなら…。


体験レッスンは、

まさに悪夢だった。


「大きな声で!」

「もっと笑顔で!」

講師の言葉が、

私をさらに萎縮させる。


周りの参加者は、

堂々と自己紹介をしている。


一方、私の声は震え、

顔は引きつり、

頭は真っ白。

まるで公開処刑だ。

「人前で話せない」

というコンプレックスを、

これでもかと

えぐれるような時間だった。


結局、

本コースへの申し込みは見送った。


高額な受講料を払ってまで、

この苦痛を続けるなんて耐えられない。


私は、根本的に

「話し方」以前の問題なのだと

痛感した。


人前に立つと、

頭が真っ白になり、

声が出なくなる。

これは

「話し方」のテクニック以前に、

心の持ちよう、

つまり「メンタル」の問題なのだ。


話し方教室は、

きっと多くの人にとって

有効なのだろう。


でも、私のように、

深刻なあがり症や

社交不安障害を抱える人間には、

逆効果になる場合もある。


人前で話す練習をする以前に、

まずは、この恐怖心の根源と

向き合うことが必要なのだと、

身をもって知った。


あの苦い経験から、

私は自分なりの克服法を模索し始めた。


話し方教室のように、

大勢の前でいきなり実践するのではなく、

まずは、安心できる環境で、

少しずつ声に出す練習を始めた。

道のりは長いけれど、

焦らず、自分のペースで、

一歩ずつ進んでいきたい。


いつか、人前でも

自然体で話せる日が来ると信じて。



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