5分で出来る!AGAを自分で診断する方法
「もしかして、AGA?」
と悩んでいませんか?
薄毛の原因であるAGA(男性型脱毛症)は進行性であり、発症したらどんどん薄毛が進みます。そのため、AGAであることを診断し、1日も早い治療が必要です。
しかし、「わざわざ病院に行くのは面倒。自分で診断できないの?」と思っている人もいるでしょう。
そこで、AGAの専門クリニックでも取り入れている、5分でできるAGAのセルフチェック方法をご紹介します。
ただし、あくまでも簡易的な診断方法となりますので、不安があるかたは専門医による診断をおすすめします。
自分で出来るAGAの診断方法
AGAの症状には共通点があります。それを活用すれば、AGAの自己診断は十分可能です。
ここでは、4つの診断方法を紹介します。
5つの質問に答えてわかるセルフチェック
以下の5個の質問に対し、「YES/NO」で回答し、YESの数をカウントして下さい。
家系(父親、祖父、叔父、従兄弟など)に薄毛の人はいますか?
朝起きた時、枕元に10本以上の枝毛が落ちていることが多いですか?
太くて芯のある毛よりも、細く短い毛が抜けていますか?
薄くなってきたのは、額の生え際や頭頂部、もしくは両方ですか?
最近、「薄い」って言われたことが増えた気がしますか?
以上の5個の質問で「YES」と多く回答している数が多いほどAGAの疑いが高いです。
全て「NO」であれば、とりあえず安心してもよさそうですが、「YES」が1つだけでもAGAの可能性はあります。AGAクリニック等で専門医に相談することをおすすめします。
薄毛の進行状況からチェックする
薄毛の進行状況をチェックするには、AGAの進行パターンをイラストで分類した「ノーウッド-ハミルトン分類」を使った方法が一般的です。
以下の画像がノーウッド-ハミルトン分類です。
ご覧のようにAGAは、
前頭部
額の生え際
頭頂部
のいずれかから薄毛が進行します。
どこから進行が始まるかは個人差があり様々ですが、最終的にはAGAの影響を受けない側頭部と後頭部の髪を残して頭皮が完全に露出した状態になります。
前頭部や額の生え際から進行している場合は鏡で見ることが出来るため早期発見が出来ますが、頭頂部の場合は発見が遅れることがあります。
抜け毛などが気になる方は、スマホのカメラで月に1回など定期的に自分の頭頂部を撮影し、変化を定点観測することをおすすめします。
抜け毛の状態からチェックする
AGAの症状はヘアサイクルの乱れが起因しています。DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが増加し、ヘアサイクルが通常よりも短くなるのです。そのため、AGAによる症状に陥っている男性の抜け毛は「成長し切っていない、細く短い状態で抜け落ちる」という特徴があります。
具体的にAGAの疑いがある抜け毛の状態は以下の3つです。シャンプー時や、起床後の枕元の抜け毛などをチェックしてみましょう。
抜け毛の毛根が細い、ない
抜け毛の毛根が細く、もしくは存在しない場合にはAGAの疑いがあります。正常な髪の毛は2年~6年をかけて太く長く成長します。毛根もこの期間に太く大きくなり、しっかりと根を張るイメージです。
成長期間が短くなるため毛根も十分に成長できず、毛根が細い、毛根がない抜け毛となるのです。
毛先が細く尖っている
充分に成長してから抜けた毛の毛先は散髪時のハサミでカットされた断髪跡が残ります。この断髪跡がなく細く尖った状態の場合、十分に成長せずに抜け落ちた毛である可能性が高いです。
毛根からヒゲや尻尾のようなものが生えている
ヒゲや尻尾のようになる原因は、ヘアサイクルの乱れにより成長途中で抜け落ちている状態を表しています。つまり、AGAが発症しヘアサイクルが乱れている可能性があります。
生え際が後退しているかのチェック方法
AGAの進行パターンの一つである「額の生え際が後退しているかどうか」をチェックする方法です。
チェックの手順は以下のとおりです。
片手で前髪を上げて、おでこが露出した状態を作ります
空いている手の中指・薬指・小指の三本を揃え、額に当てます(小指を眉毛の上に置く)
鏡を見て、中指と生え際に隙間がないかをチェックする
中指の上に隙間が無いようであれば、ひとまず生え際の後退に関する心配はありません。
病院で診断して貰う
前項で紹介したチェック方法でAGAの可能性がある場合、出来るだけ早く専門医に診察して貰うべきです。AGAは自然治癒することがないため、放置すれば薄毛はどんどん進行していきます。
専門クリニックの無料カウンセリングがおすすめ
ひと昔前と違い、AGAはプロペシアやミノキシジルといった薬を処方する医療によって治療することができます。
AGAの治療と発毛を行う専門クリニックが多数存在し、AGAかどうかわからない人でも気軽に相談できるよう、無料カウンセリングを行っています。
自己診断と重複する部分はありますが、プロに診断して貰う方が正しい診断結果を得られるのは言うまでもありません。また、AGAの専門クリニックは完全予約制を採用しています。何時間も待たされることもなく、土・日・祝日、夜間に相談可能なのも魅力的です。
AGA外来でも相談できる
一部の病院ではAGA外来を請け負っています。近くの病院がAGA外来をやっていれば相談できますが、普通の医師はAGAの専門医ではありません。
また、初診は予約できないところが大半であり、土・日・祝日、夜間は休診しているところが多いです。おまけに、無料カウンセリングは行っておらず、初診料が発生します。
以上の理由から、AGA治療を専門に行っているクリニックに相談することをおすすめします。
AGAだとわかったらすぐに治療を受ける
進行性であるAGAは、気付いたら1日も早く治療することがベストです。
放置すれば薄毛はどんどん進行する
AGAの症状はヘアサイクルの乱れによって髪の毛が成長する前に抜け落ちてしまい、その結果、薄毛になってしまうというものです。
逆に言えば、AGAの兆候が見えた時点でヘアサイクルが正常に戻れば、薄毛になる前に問題は解決します。その場合に必要なコストは、AGAのヘアサイクルを戻す治療費だけです。
しかし、AGAを放置しておくと薄毛が進行していき、発毛の治療が必要になります。ヘアサイクルの正常化に加えて、発毛の費用が発生するということです。
また、発毛の治療は時間がかかるため、治療が長期化します。以上の理由から、AGAを治療するなら、1日でも早く行動を起こすべきです。
AGA治療とは?
AGA治療を大別すると、ヘアサイクルの正常化と発毛の2つがあります。必ず行うのがヘアサイクルの回復で、その場合にはプロペシアやザガーロといった薬を服用します。
一方、すでに毛量が減ってしまい、今よりも増やしたいという場合に行うのが発毛治療で、ミノキシジルという薬を服用します。
治療薬は専門クリニック等へ行くことで処方して貰えます。1日1回、決まった時間に飲むだけなので簡単です。治療薬の在庫が無くなったら、再び専門クリニックへ行きます。それはAGA治療の経過観察も兼ねています。
ただし、AGA外来では発毛薬であるミノキシジルの処方は行っていません。今よりも増やしたいのであれば専門クリニックで治療を受けましょう。
原因がAGAではない場合
男性の薄毛の多くはAGAが原因と言われていますが、もちろん100%ではありません。他の要素が起因していることもあります。
AGA以外の脱毛症
髪の毛の成長が健やかに行われない状態になっていると、AGA以外の脱毛症になることがあります。
AGA以外には以下の脱毛症があります。
円形脱毛症
脂漏(しろう)性脱毛症
瀰漫(びまん)性脱毛症
粃糠(ひこう)性脱毛症
牽引(けんいん)性脱毛症
抜毛症(トリコチロマニア)
産後脱毛症(女性のみ)
AGA以外の脱毛症は皮膚科に相談する
前項で紹介した脱毛症はAGAが原因ではありません。そのため、プロペシアやミノキシジルといった薬を服用しても治りません。
AGA治療の専門クリニックに相談しても「当院では治療できない」と言われてしまいます。AGA以外の脱毛症にかんしては皮膚科病院に相談しましょう。
まとめ
以上、AGAの診断方法について紹介しました。
しつこいようですが、AGAは進行性です。治療をせずに放置すればどんどん薄毛は進みます。
そして、薄毛が進行してしまってからでは、治療や発毛に要する治療費は大きくなり、元の状態まで発毛するのに長い時間が必要です。
他の病気と同じようにAGAも早期発見早期治療が大切です。
この記事を読み、AGAである疑いが高まってしまったようであれば、1日も早く専門クリニックの無料カウンセリングを受診しましょう。