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毎日、2800字書くことにした

書くことを続けるために、毎日、原稿用紙7枚分の文章を書こうと決めた。題して、「2800」第一弾。
サムネの画像は、夫の日課、日めくりカレンダーにイラストを書いたものから日々拝借。

緑色のニットを着ています。
緑、といえば小学生のころ女の子たちのなかで「緑が好き」と言うブームがありました。プロフィール帳が流行った、あの頃です。どうして緑だったのでしょうか。少し知的なイメージがあります。ピンクやオレンジよりも落ち着いた色なので大人っぽいといったところでしょうか。緑色のニットを着た今日の私は、大人になりたい気分の日だったのかもしれません。大人、もう26歳なので社会的には大人ではありますが、大人ってなんなんでしょうね。去年と今年、5年前と今、私に違いはあるのでしょうか。身長は14年前に止まりました。少なくとも、縦には伸びていないようです。

緑が流行った15年前、その頃にはもう、私は自分の好きな色が分かりませんでした。母親は「水色が好き」と言っていたので、それでいいか、プロフィール帳には私も水色が好きだと書きました。好きってなんだろう。考えれば考えるほど、分かりません。皆さんは何色と書きましたか。

このあいだ、3歳の女の子と話をしたとき、ディズニーのプリンセスのお話になりました。小さな子と話すのが得意ではないので、こちらも必死で会話のタネを探します。「誰が一番好きなの?」と聞くと、その子は「ラプンツェルと、ベルと、、」と話しながら最後に「う〜ん、みーんな好きだよー」と怒りました。あ、間違えた、と思ったわけです。そっか、みんな好きなんだ、と。もしかすると、15年前の私もプロフィール帳の好きな色の欄に「全部」と書きたかったのかもしれません。何かひとつなんて、選べなかった、みんな好きだったのだと思いました。

でも、全部、なんて書いたら、いい人ぶるなよ、と声が聞こえてきそうです。そうです、その頃から私には自己否定の声が聞こえていたようです。皆さんは聞いたことがありますか。私はしょっちゅう聞いています。何かひとこと発するたびに、何か行動するたびに、自分の言動を否定してくるわけですね。これがまたやっかいなんですね。そして同じような行動を堂々としてる人がいると、羨ましくなります。なんでそんなこと出来るの?と怒りのような感情も湧きます。本当は私も何も考えずにしたいからですね。したいならすればいいじゃない、と思うかもしれませんが、したらしたで一日中、自分を否定する声が聞こえてくるので体力が消耗するわけです。そういうわけで、やっかいなんですね、これが。

いつもならここで自己否定について書くのだと思いますが、疲れてきたし気分ものらないので別の原稿に移ります。ここまでで1000字ちょっと。半分もいってないなんてまじか

毎日7枚書くために

書けなくなってから1週間が経ちます。
そんな時に出会ったのが坂口恭平さんの文章でした。
坂口さんは、好きなことを継続するプロだと思います。
そしてその方法をまだ動き出せない私のような人に向けて説明するプロだとも思います。

坂口さんの文章から、好きなことを続けていけば、それは続く、ということを学びました。
文章を書く時に、書けなくなったらやめる、ということを頭に置いておいておけば、文章を書き出せるのです。
何かしら作品のようなものを作ろうとすると、そうやって完璧主義になると、何も始められなくなります。だって、私には自信がないからです。作品を作り出す自信がないわけです。それでも書くのが好きだから、書くことを続けたいわけです。そんな時にどうしたら書けるだろうと思い、noteの海を探し歩いたときに見つけたのが坂口恭平さんでした。

好きなことをつづけられれば、人生は幸せだ。
みんなその事実に気づいていながら、好きでもない仕事をして、そこで稼いだお金を使って、気づいたら何が好きなのかが分からなくなっている。

私もそうです。
文章を書くことは好きだけれど、お金にもならないし、社会的になんの意味も果たせなさそうだし、と、そう思ってやってはいけないとさえ思っていました。

そんなときに坂口さんに好きなことを継続する方法を学んだのです。その方法をここで説明するのがいい文章なのかもしれませんが、私にとって説明することは気が乗らないので、ここではしません。これも坂口さんから学んだことです。書く時にやりたくなければ止めていい、書きたいことを書けばいい、そういう気持ちでいたら、書くことが続くのです。

そんな調子で私は毎日、原稿用紙7枚分を書こうと決めました。2800字、これが簡単に思えて意外と難しいのです。生活リズムも変えました。これまでは仕事の後に書こうとしていたのですが、腰が痛く椅子に座っていられないし、仕事の疲れで頭は働かないので書く気になりません。これが何日も続くともはや継続どころではないんですね。書くことが苦痛にすらなってくるわけです。それでも書きたいという気持ちはあるので、工夫が必要でした。まずは早起きをすることから始めました。そして仕事の前に執筆の時間を取るわけです。1日の初めに好きなことを思う存分やっていい時間を作るわけですね。そうすると案外早起きができるわけです。しかもこれまでの執筆とはわけが違う。嫌ならやめていいわけですから、気分がのるようなことだけを書いていればいいわけです。それが毎日つづけられれば幸せなわけです。そういうわけで私もしばらく続けてみようと思うのです。

そして仕事が終わった後は腰痛をほぐすためにもピラティスなんかをして、早めにお風呂に入って寝て、また次の日朝から書けるように早く寝るわけですね。これまで書けない書けないと落ち込んでいた夜が、自己否定の嵐に包まれていた夜が、楽しみな朝を迎えるための夜に変わるわけです。意味もなく病んでしまう夜が減りそうでいいです。今朝は早起きをして、だんだんと外が明るくなっている様子をシャワーを浴びながら感じているだけで、なんだか幸せな気持ちになれました。冬はつとめて。昔の人が言うだけありますね。お風呂のすりガラス越しに見えたストーブのオレンジの灯りが、日の出の灯りのようで、気持ちまで明るくなりました。湯気もきれい。外を散歩しました。まだみんな眠っている街の様子もなんだか落ち着く。そしてこの文章をごろごろしながら書いているわけです。

とても私は幸せです。この生活を続けていきたいです。

思うままに書くということも慣れてきて、難しいことを考えずに書くことで、こんなにもスラスラ書けるのですね。あと30分で仕事の時間がきますが、ここまでで2627文字ということなので、もうすぐノルマが達成します。私にとっての今日のやりたいことは思う存分やったぞ、の気持ちなので、あとは仕事をしてこようと思います。時間もあるのでじっくり珈琲でもいれて、1日を始めていこうと思います。ピラティスもできるな。いい感じ。2756字。よしここで締めればノルマクリア。ここまでお付き合いくださりありがとうございました。2803字

夕方、文章を読みながら細かい部分を修正していたら文字数がズレました。まあそれでもいいですね。明日も書いていきましょう。

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深瀬みなみ
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