体力を消費すれば、休日に奥さんの一人時間を作ることは簡単だと思う
本日は土曜日。しかしあっという間に1日が終わった。
朝7時に起床し、掃除と洗濯を済ませ子供達と公園に向かう。何のイベント性もなく平凡であり、体力の消費と心の充実感を味わった1日だった。
日中はほとんど子供二人と行動し、奥さんは買い物などしていたらしい。私にとってこんな1日は全く珍しいものではない。結果として奥さんが一人時間を満喫したらしいが、単に私が子供達を独り占めしたかったのだ。
■体力消費1 〜起床から出発まで〜
朝7時には起床するものの、子供達がテレビゲームなどをする時間を確保する為多少のんびりする。8時頃になるとゲーム時間が終了する為、取り急ぎ朝食の準備をして食べさせる。子供達は6歳と4歳であり食事は1人でできる。しかしまだまだテーブルを汚す為、片付けと掃除を同時に行う。
自分もサッと準備し洗濯機のスイッチを入れるが、子供達が暇を持て余し始めた為、外に干すのは奥さんに託すがせめて既に干してある洗濯物は取り込んで片付けるという援護射撃を行う。
やっと出発準備が整うが、トイレに行かせ公園で使うオモチャを選ばせるという工程でまたしても時間がかかる。
何とか目標時間を10分ほど経過した段階で出発に成功。
■体力消費2 〜家から公園までの自転車〜
長男は1人で自転車に乗ることができる。平日は中々乗れない為乗れるタイミングではとても乗りたがる。
運転技術は日に日に向上しているが、急発進急停止や咄嗟の判断に多少心配がある為出発前に「慌てず」「無理に行こうとしない」「何かあったら大声で父を呼ぶ」などの約束をして出発。
公園までは自転車で30分程。
車の多い道も通り、下り坂や上り坂もあり、人の多い箇所も通るという中々の順路である。私が先導する形で進むのだが私は5秒に1回は後ろを確認する為、ほぼ体は半分横向きの状態で走り続けるのだ。
人通りの多いところではわざと大きい声で「ゆっくりおいで」と息子に話しかけ、歩いている方々に“子供が自転車を漕いでいる”ということをアピールする。また車の多いところではなるべく私の内側を走らせ、我が身を盾とする。(私の自転車には長女が乗っている為、本来盾にできない)
上り坂は自転車を押して歩かせれば良いが、下り坂は中々難しい。スピードが出る為息子も面白がり私を追い抜かそうとしてくるのだが、そういう時に限って角から突如自転車や歩行者が出てきたりする。過去何度かそれで人を轢きかけたことがある為「下り坂でも私の前に出ない」「常にブレークを握ったままにする」などを徹底させる。
それ以外にも危険はいっぱいある為、自転車走行中の私は五感をフル稼働させており公園に着いた時は疲労困憊である。(自転車上達の為に耐えるしかない)
■体力消費3 〜公園での2対1〜
今でこそ子供達も多少大きくなり言うことを聞くようになったが、もう少し小さい頃は統率がとれず左右違う方向に走り出す時もあった。本当に成長したものである。
しかし現在の困り事といえば、妹が兄の真似をするという点である。兄ができることは自分もできると思い全て挑戦するのだが9割できない為、全て私が助けに走る必要がある。高い木に登れば降りられなくなり、雲梯を掴んだはいいがぶら下がったまま身動きが取れなくなり、ブランコを兄のように高くまで押すと怖いと泣く。
兄も動きが俊敏な為、見失わないように注意しなければならない。また他のお子さんとの微妙な駆け引きもある為、先方の親御さんにも気を遣いつつ立ち回る必要がある。この季節とはいえ水分補給は必要であり、タイミングで2人を招集し水を飲ませることも重要だ。
幸いにも我が家の子供達は「帰りたくない」と泣くこともない為、息子の帰りの自転車を漕ぐ体力も考え、キリの良いところで帰宅を促す。兄は体力がある為多少帰りたくないという態度をみせるが妹は大体疲れており「帰ろう」と言ってくる。公園を出る前に水分補給とトイレに行かせ、帰路につく。
■体力消費4 〜帰宅後、一息つくまで〜
帰り道は息子が疲れていることもあり、行きよりも注意しながら自転車を漕ぐ必要がある。息子のモチベーションを保つ為に元気付けたり褒めたりしながら集中を切らせないようにするのだ。
何とか無事に帰宅。
娘は自転車の後ろで寝ていた為、寝起きの機嫌をよくするべく家の少し前で起こしておく必要がある。
家に入ってからもタスクは山積みである。2人とも土まみれの為、玄関で服を脱がせそのまま風呂に入れる。まだ体を洗うなど完璧にできず風呂に浸かる前までは手伝う必要がある。
2人が使っている間に、子供達の服についた土や埃をはらい洗濯機に入れ、持っていったおもちゃなども片付ける。
そうしているとお風呂から上がりたいという声が聞こえる為、1人ずつ体を拭き、保湿クリームを塗りたくり、パジャマを着せ髪を乾かす。ここまでしてやっと私も一息つくことができる。
その後
奥さんが帰ってきた時、私は寝ていたそうだ。寝るつもりは無かったのだが少し休憩するつもりが意識を失っていた。今日は昼食について書かなかったが、場所によっては昼食時レストランやフードコートで熾烈な席取り合戦が繰り広げられる時もある。
帰宅早々奥さんから「子供達を見ててくれてありがとう。お陰で自由に買い物ができた」と言われた。子供の面倒を見ることは当然であり、私自身も楽しんでいるとはいえ奥さんの言葉は嬉しい。
夕飯を食べ、疲れのせいか子供達は早く寝たが
・どんな高い木に登ったか
・どんな公園遊具で遊んだか
・今日はこんなことができるようになった
・こんな虫がいた
・公園に向かう途中、こんな景色を見た
などの話を真剣に母親にする子供達を見るのはとても心地よい。毎週末、特に変わり映えはないが疲労と共に充実感を感じる1日だった。
ありがとうございました!