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久しぶりのCLUB活動。36歳、踊り続ける。


 先日、久しぶりにCLUBへ行った。行き先は六本木の「V2」。元々はロアビルに入っていた箱だが、現在の場所へ移転後も何度か行っている。

 現在無職であることはさておき、既婚者且つ2児の父でCLUBへ行くことはCLUB内でも中々珍しい存在となる。私の場合、入ってから出るまでひたすら踊っている為、お金をバンバン使ってお酒を飲みまくる訳でもなく低予算で楽しんでいる。


CLUBで何をするのか?

 前述の通り、ひたすら踊るのである。

 では、どんな踊りをするのか?それは所謂HIPHOPダンスである。正確に言うと更に細かなジャンルがあるのだが、広義ではストリートダンスと言われるジャンルである。

 よくCLUBに来ている人に「何をしに来ているのか?」と伺うと一定数「踊りに来た」という回答が返ってくる。しかし、この「踊りに来た」は我々の踊りに来たとは意味が違う。彼らはお酒を片手に適度に揺れることを「踊る」と言う。周囲と溶け込むような程度で踊るのだ。もちろん踊っていることに間違いない。
 しかし、我々の場合お酒は持たず、周囲とは溶け込むこともない。むしろ動き過ぎる為、周囲からは邪魔扱いされる。最大限周りにぶつからないよう配慮するが、これが我々の楽しみ方なのだから仕方がない。(実際ぶつかる事はほぼない)
 大体22時〜24時に入店しクローズとなる5時に退店するのだが、その際ほぼ座ることもなく踊り続ける為、一晩で体重が2kgほど落ちていたこともあった。

 ただ、ここまで言うと「さぞ上手いのか」という話になるが、当然私のダンスは学生時代からの趣味であり、言ってしまえば素人とほぼ変わらないだろう。一緒に行く仲間の中にはプロダンサーなどもいるが、到底彼らのダンスには及ばない。

 要するに踊っている本人が気持ちよければいいのだ。笑


既婚者がCLUBへ行くこと

 私自身は全く問題ないと思っており、且つ奥さんも私がCLUBへ行くことを承知している。

 しかし保育園の他ご両親などに聞くと「え?」と怪訝な顔をされる。また、CLUBで知り合う男性や女性も既婚者、子供がいる等を伝えると皆一様に衝撃を受ける。

 もちろんCLUBという場所が、いかがわしさを感じさせることは理解しているし、若かりし頃そのようなことがあったのも事実だ。しかし現在では全くいかがわしさは無く、私にとって楽しく運動できる場所なのだ。しかも低価格であり、腕の良いDJに巡り会えれば普段から聞くような良質な新譜に出会うこともできる。

 私と一緒に行く仲間内でも、CLUBで良い出会いがありそのまま居なくなることはある。当然大人であるからそんな事もあるだろう。それはそれを欲する人同士で楽しめば良いと思う。

 では、なぜ私がそれをしないか?

 「妻が一番だから」「家族がいるから」などの優等生のような回答をするつもりはない。それは私がCLUBへ行ける条件に紐づいている。

 CLUBへ行った次の日は、朝から稼働すること


私はCLUBへ行かせてもらう代わりに、翌日の朝寝ることができないのだ。当然の話だがこれはかなりツラい。家に帰りシャワーを浴びるくらいまでは大丈夫なのだが、6時30分くらいに子供達が起き始め、朝食後公園に連れていくあたりから急激な眠気に襲われるのだ。

 この条件がある為、私は始発で帰宅する。従っていかがわしいことは起きず、そもそも私には必要ないのだ。(翌朝が大変な為)

 私の既婚者の友人はそもそもCLUBへ行くことを許されていない為、それを考えると私は恵まれていると言える。しかしCLUBの楽しさを知っている人間は、行きたい欲をどう抑えたら良いのだろうか。。


先日CLUBへ行って思ったこと

 年々少しずつ体力の衰えを感じていたが、今回は一段と体力低下を感じた。朝4時をまわったあたりから膝がガクガクだったのだ。何とも情けない話である。やはり日頃から運動を習慣化する必要があるだろう。

 それ以外では、ナンパをする男性の割合が減ってきている様に感じた。私が学生時代や20代くらいの時は、男性が女性に群がっているイメージが強い。(私もその1人かも知れないが)

 しかしこれには理由があり、そもそもCLUBは女性が多く来るCLUB程繁盛する。女性が多く来れば男性も比例して多くなり、お酒を振る舞うなど客単価が上がるからだ。従ってCLUB側も女性に優しい店作りを徹底しており、顕著な例として挙げられるのが「強引なナンパ、即退店」というルールである。現在だと女性客の多いCLUBではほとんどこのルールが適用されている。強引なナンパをされ、嫌な思いをした女性がスタッフにそれを伝えれば、スタッフがそのお客をつまみ出すという仕組みである。
 このルールもそうだが、男性全般が大人しい雰囲気だった様に感じる。

 色々思うことはあったが実に楽しい夜だった。これまで知らなかった良い曲にも出会い、同年代の方々とも知り合うことができた。ダンスをしない方々でも好きな音楽ジャンルが似ていればまたどこかで会うかも知れない。

 いつか私の子供達も行くのだろうか。それはそれで少し心配でもあるが、決して怖いばかりではなく楽しい空間であると伝えようと思う。大人の社交場で磨かれる感性もあるからだ。


ありがとうございました!

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AFU 〜好きじゃなくても誠実であれ〜
自身の思うことを書いておりますが、読んでくださる方がいらっしゃることも理解しております。これからも真剣に書いて参ります。