昼スナックは、私のソーシャルワークのフィールドです。
先日、独立してフリーランスの社会福祉士として働き始めた方とカウンターでお話しながら、「自分のソーシャルワークの現場がある」ことの喜びを分かち合っていました。
昼スナックは、私のソーシャルワークのフィールドです。
これまで働いたどのフィールドよりも、一番しっくりきています。
福祉という言葉。
「福」も「祉」も、どちらも「幸せ」を意味する漢字で、英語では「welfare(ウェルフェア)」、「well=よく」という言葉と「fare=ある」という言葉が合わさってできた言葉です。
「よく生きる」ということ。
私はもともとメディアの出身ですが、海外で暮らした際に感じたマイノリティ経験から福祉に関心をもつようになり、帰国してから福祉大で学び、障がい者福祉や児童福祉の現場で働きました。
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組織で教えていただいた「利用者さんの人権と最善の利益」という倫理観は、社会福祉士として最も大切なこと。一方で、そこで働くわたし、職員一人ひとりの幸せはなぜ語られないのだろうと感じていました。「マイパーパス」はこのときの葛藤がはじまりだったと思います。
療育の本を翻訳出版したり、「私もケアされたい」願いをかなえるため、ケアする人をケアするプロジェクトとして、ケアワーカーによるダンスチーム「ヘルパーズ」を組んで活動したり、ケアワーカーによる月に1回の絵本の読書会を実施したり、いろんなことをやらせてもらってきて、
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いま、自分にできる場所で、できることをやっていく、細々と報酬も作り出せる自分のソーシャルワークが実践できていることが、とても幸せです。