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一人で喪主挨拶するオカン

父が亡くなり、葬儀を済ませました。

僕は一週間ほど家を空けて実家に戻り、実家の整理とか手続き周りをしました。


葬儀中に見た中で、忘れられない、忘れたくない、景色があります。

夫を亡くした母が、一人で喪主挨拶をしているところです。


「もう主人と一緒に遊びに行けなくて寂しいです」と震える声で伝えるオカン。
「生前の写真を準備したので見てやってください」とちょっとウケを狙うオカン。
小さい体で精一杯立っているオカン。

泣きすぎた母が挨拶文を最後まで読めるか心配でしたが、ちゃんと読めていました。

体は弱々しくなっているけど、心はちゃんと強いんだなあと思いました。
それも強がりかもしれないですが。


葬儀の後、奥さんと二人で手を繋いで帰りました。

この「手を繋ぐ」相手も、母にはもういないんだなあ。


家に着いて「ただいま」と言ったら妻が「おかえり」と言ってくれました。

これも言ってくれる相手が、もう母にはいない。


その事実に気づいて、僕の方がめっちゃ泣きました。


別れる時、

二人で帰れる幸せを噛み締めて帰るんやで


と、母は言っていました。

ほんまにそうやなあ。


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駄文、読んでいただきありがとうございました。
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⇩父のガン闘病時の気持ちを書いた記事です。
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