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Raise your Flag#9 豊かさとはなにか②

昨日、私がワークを作るうえで基礎にした、私のなかの「豊かさ」のイメージを共有しました。

今回は2記事目。

2人でワークショップをつくってみての感想と豊かさを。

まおちゃんと2人で「豊かさ」をテーマにワークショップを作りました。

まおちゃんは、限られた時間で、素晴らしいパワポを作ってくれて、進行もしてくれて。
私のあっちいきこっちいきのふらふらに頭をフリーズさせながらやり切ってくれて、ありがとうしかない。

何とか形にしてやり切ったものの、リベンジしたくなるワークだった。

作ったワーク。

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こんな雑なト書きから、素晴らしいパワーポイントができました。

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当日は、真緒ちゃんが司会、私は裏側でZoom操作。URL共有。

題材として使ったお話はこちら。

私のおいっこくんも大きくない町に住んでいるけど、題材のステファンくんと同じくなんでも手を動かしてやっちゃうので、ああ、これは豊かだ。とおもったのです。

1、共通理解の難しさ

いつも、ワークショップやイベントをやるときは、思いや経験を持った人、すでに何かしらふわっと共通する感覚を持ってるとどこかで確信した人と作る。

でも今回は決められた人と、1つのものを作らないといけなかった。
オンラインだから一緒に作るのが難しいんではなくて、共通基盤がほぼない、そしてそれを築く時間もすごく限られているからこそ、難しかった。

職場でワークショップに参加して、アウトプットとしてワークショップも作ったSECIモデル。

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下記のnoteにたくさんSECI事例があって、図もわかりやすかったので拝借しました。

1つのワークを作るのにいくつものSECIを回さないといけないんだけれどそれが、大まかにいうとこんな感じかな?

①共通の体験をして感情や感覚をため込んで
②そのため込んだものをみんなで吐き出して
③吐き出したものをパズルみたいに組み合わせて
④ワークの狙いを決める
⑤その狙いに込めた思いをしたためて
⑥ワークのアイデアを出し合って
⑦メンバーのアイデアを連結してワークの構成
⑧実践

いつものメンバーは①が何となくあるから、「あ、ずれた」って思っても軌道修正できるし、ほんわかやることが決まっていても、なんとなく安心してことを進められる。

でも今回は、②の表出化の部分を「自分が分かち合えてる!」と思うほどまでにできてなかったように感じて、反省。
早くワークのテーマとか、内容とか決めなきゃと思って焦ってしまった。
どうしたらよかったのかな~。
NVCの繋がるカードゲーム、ちょっとでもやってみたらよかったな・・・


①と②が足りなかったから、それ以降が浅浅で、特に②→③とか、⑥→⑦の表出化から連結化の過程で、
「考えていることがずれていないかな?」とか、
「私が言っていること理解してもらえたかな?」とか
「ちゃんと相手が言ったこと理解できてるかな?」とか
イメージのずれがすごくきになっちゃって確認作業が過敏になってしまった。

「自分が知っていることを、相手もわかっていると思っていないか?」
「みんな何も知らないと思って話す内容や方法を考えてみたらどうか?」

と先輩から言われていて。

今回もこの先輩の助言を生かすことができなかったように思えて悔しい。
大人げない・・・。

私と真緒ちゃんの共通の興味

・アフリカに興味があること
・田舎出身なこと
・地方から都会に出て感じた情報格差
・援助=たすけてあげよう。はいいこと?
・田舎やアフリカは発展しなければいけないの?
・人って平等でなきゃいけないの?
・グローカル推奨

というところ。
そこからいろんな格差の話になって、

「豊かさ・貧しさ」

をテーマにしたワークにしよう。
ということに決まりました。

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2、ベースの思考法の違い

・一つの事をじっくり
・アイデアを出しまくる。

この違いを意識せずに話し合いを進めてしまった。

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私はこんな風に、絵にかいたりしながら、
どことどこをつなげたら面白いかなあと考えたり、
このフォーマット使ってやったら面白かったから、それを使ったワークを考えてみてみようかなとか、
とりあえずばーーーっとアイデアを出すタイプ。

ちなみに、最初に思いついて、使ってみたかったワークはこれ。

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今年の5月くらいに受けていたEarth company×ハバタク株式会社のSOILというプログラムに参加して教えてもらったもの。

Earth companyが支援するImpact HERO たちや、彼らが助けたい人々の視点に立ってみたとき、人によって気づくポイントが違って、見方が豊かになりました。

どのHEROが解決したい課題も、答えのないものばかりで、立ちはだかる障害も一筋縄ではいかないものばかり。それでも行動し続ける彼らに心打たれるので、ぜひ見てください。

今年のHEROの最終発表はFacebookliveで見られますのでぜひ。震えます

ちょっと話がずれました。

シュミレーションワークをする、しかもわりと真面目なテーマだったので、題材となる地域の人や、その話の登場人物の気持ちを想像してもらったら、世界入り込めるんではないか、と考えました。

というわけで、今回企画したワークには「気持ちを想像するワーク」が少しながら入っていました。

そして、私の頭のなかでは、役になりきるアイデアしか浮かばなかったけど、真緒ちゃんは本当は、素の自分で参加してもらいったほうがいいんじゃないかと言っていました。
焦って見過ごした・・・。

思考法の1つ。デザイン思考。

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私が前回自分でワークショップを開催した時にも利用して、最も習得したいと考えているデザイン思考。
デザイン思考に興味を持つきっかけをくださった佐宗さんのnote。

アイデアを出し合って、出しまくって、組み合わせて、集約する。
先ほど紹介したSECIモデルと似ています。

上記画像のInputのところで共感マップ・ペルソナ作りもでてきます。
もっと知りたい方は、本もUdemyもおすすめ。

だから、私の思考回路は、とりあえず広げて、出すものを出すというもの。
まだ不完全すぎて集約するところが煮え切らない。

この思考法が今の私のベース。

つまり、結構アイデア出しのテンポが速い。量も多い。
    外の情報を巻き込みながらアイデアをアウトプットする。


思考法の一つ、クリティカルシンキング。

かたや、まおちゃん。

1つのことを深く、哲学的に、ゆっくり、突き詰める。

Raise your flag内で取り組んだワークショップのテーマも

「あなたにとって〇〇とは?」という概念を問うワークでした。

これがベースになっているのかな?

幸せとは?正義とは?

「問いのデザイン」参照。

平等である必要はどこにあるのか?

これが真緒ちゃん最大の問い。

だから、格差を体験する、豊かさ・貧しさとはなにか考えるワークを入れようという流れになりました。

最初は田舎と都会の格差を取り上げようと思っていたんだけれど、
私たちの共通の興味が「アフリカ」だったので、アフリカを舞台にしたワークをすることにしました。

「置き石が足りなかったかな」というまおくんのアドバイス通り。

この映像をみて、ブレイクダウンが足りなかったんだな、課題に対する認識が2人の間でずれてたのかなと実感。

合宿でワークショップを作るときは、この映像をバディと一緒に見て、始めよう。

「しくりきていなさそうだな~」
「あまり乗り気じゃなさそうだな~」
と思った時も、ゆっくり彼女の反応を待って、彼女の考えをゆっくり聞く時間が取れればよかった。

「格差」って?「違い」って?

格差(かくさ)とは、同類のものの間における、程度(水準・資格・等級・価格・格付け、レベル)などの差や違いである。また、社会問題の一つとしての意味合いを込めても用いられる語
違いとは、ある物において、外の物と異なる(比べてみて同一ではないこと)点即ち、ある観点で同一の特徴を持つ事物の間にある自己を区別する別の特徴の事

3東京大学名誉教授 神野 直彦 さんのコラムにヒントが隠れている気がするので、貼っておきます。

ここがね、ワークを作るときに引っ掛かりました。

ことばってひたすら難しい・・・。

3、準備めちゃ大事。

「想像をするための情報が足りていなかった」

というもっぴーさんにいただいたパワーアップポイントはごもっともで、ワークをぎりぎりに準備しながら、ぎりぎりに気付いて調査をしました。
完全に準備不足でした。

ワークの内容が固まったのが当日。

悩みに悩みに悩んで出来上がったもの。

難しかった・・・。

どうタイムスケジュールして、どうタスク分けして、正解だったんだろうか・・・。

プロジェクトマネジメントも本当に難しい・・・。

2人でワークを作ってみて。

2人でワークショップを作るのは
可能性が2倍にも3倍にもなるけれど、逆に苦労も5倍10倍に。

課題設定も、問いも、感覚が違うからこそ理想のワークやワークショップのイメージももちろん最初は違う。

そのすり合わせが、私にとっては今回の1番の課題でした。

ふりまわしちゃったなあ。。。

自分で作るのも、誰かのアシストも、いつかはうまくできるようになるんだろうか。

「自分の十八番みたいなワークができるようになる」

と最初あたりにもっぴーさんとまおくんが言っていた。

私の十八番はなにになるんだろうか。

焦ったってどうしようもないのだけれど焦りたくなった。


振り返り、すごい長くなってしまった。

ああ。悩ましい。

悩みも経験も豊かになりました。笑

まおちゃん、参加してくれたみなさん、ありがとうございました!


では






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