【西アフリカ料理】ハイビスカスのジュース、作ってみました
先週はいきなり暑くなって、夏! みたいな日があった。いったん涼しくなったけれど、今日もまた暑い。
お酒を飲める大人なら、いよいよビールがうまい季節というところだろうが、ほぼ下戸の私はビールよりただの炭酸水の方が好きだ。
とても暑いマリでよく飲んでいたのはダビリニ。セネガルなどではビサップという。ハイビスカスのジュースである。
ハイビスカスといっても、ハワイとか沖縄とかで咲いているあれではない。フヨウ属のローゼルなのだが、学名がHibiscus sabdariffaなのでハイビスカスと呼び習わされているらしい(完全にネット検索情報)。
日本でもハーブティーとして結構親しまれている。程よく酸味があり、半透明のローズ色が美しい。
マリのダビリニは、ハーブティーよりもずっとずっと濃い。
一度これを飲んでしまうと、薄いハーブティーでは物足りなくなってしまう。
ちょっと(といっても2リットルだ)作ってみた。
こんな感じ。(逆光…)赤ワインに近い色だ。
ハーブティーを飲んだことがあれば想像がつくかもしれないが、このままのむとかなり酸っぱい。マリではその酸味がなくなるくらいに砂糖を入れる。ものすごく甘いのだが、マリの暑さの中では受け入れてしまえるから不思議である。これをビニール袋に入れて凍らせたものを道端で売っている。袋の角を噛み切ってそこから飲む。というか吸う。完全に凍っているものや完全に溶けているものでなく、ちょうどいい塩梅に溶け始めているようなのが一番おいしい。ちょっとシャリシャリしているくらいのやつ。懐かしいな。
ローゼルにはビタミンC、クエン酸、リンゴ酸、カリウム、アントシアニン、ポリフェノールなどなどが含まれているらしいので、体にも良さそうだ。なにより日差しの強いマリで飲むのは理にかなっているなと思う。
日本でも夏に飲むのにぴったりだ。以前、これで“スポーツドリンク風”のドリンクを作ったことがある。塩分と糖分の割合をスポーツドリンクと同じにしたら、スポーツドリンクと同様に水分の吸収率が良くなるんじゃないかと。効果はわからないが普通に美味しかった。
6月17日のAfrica Snack 1st Sessionではこのダビリニも出すので、お楽しみに。私は酸味がある方が好きなので、砂糖は控えめのレシピにする予定。
ミネコ
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