Nonデザイナー。薬剤師の私がデザインコンペに挑戦した理由
普段は病院で薬剤師をしている。
デザインの知識0、Illustratorはインフルエンザに罹患した今年1月の自宅待機期間に実質初めて触ったような状態。
そんな私がなぜデザインコンペに作品を出したのか?
↑応募したコンペ
医療現場の問題意識、デザインの勉強、未知への挑戦欲etc.
細かな理由は幾つかあるが、
自分の好きと得意を掛け合わせて、新たな価値観を提案してみたかったから。
という一言に尽きる気がする。(大げさかもしれないけれど)
今まで医療課題については学術研究として取り組み、学会発表もしてきた。
学術研究は医療の発展のために凄く意味のあることだし、とてもやりがいがある。
どちらかというと、好きな・得意な分野でもある。
(まだまだ未熟で、助けていただいてばかりで、何も言えた立場ではないですが…)
でも、学術研究による医療の発展という価値は既存のものであり、多くの医療関係者が取り組んでおられること。
一方、デザイン・アートによる医療現場の改革という価値は、既存ではあるものの、現役医療者・特に個人が発信していることは多くはない。
(働きながらの人を私は知らないので、もしおられたらぜひご連絡いただけると嬉しいです。)
もちろん専門職としてやるべき仕事があり、全く出来ていない段階で他のことやるのはナンセンスだけれども…
絵が得意だから、説明書のイラスト描いてみよう。
ちょっとだけデザインできるので、今度ポスターや説明書作ってみるね。
役職ではなく、能力で、固定概念に問わられずに、目的=患者さんの治療に貢献するを考えることで、多様性が生まれたり、気づかなかった解決策が見えたりするのでは?と思っている。(これって他の職種にも言えるんじゃないかな?)
また、医療とアートに限っていうと、日常の忙しさで病院に作品があっても気に留める余裕がない状態だとも感じている。
そんな中でも、同僚がアートを好きっていっていたり、発信していたりしたら、
廊下の作品を気にするひともっと増えるんじゃないかな?とも思った。
良いものがあっても受け入れる土壌がないと、作品やアイデアは輝きれない。
医療×アートを進めるためには、現場の人の興味を引きつけていくことが重要だと思考えていて、私が作品を作ったことで、関心を持ってくださる医療者の方が増えたらいいなと思っている。
そもそも、アートは病院にいるのか?という議論もあると思う。
少なくとも私はアートの表現の自由さや作品から伝わる思いから、
”堅く考えすぎないこと・自分の心に素直になること・挑戦すること”etc.
といった活力をもらってきた。
患者さんやご家族に対してだけでなく、日々命と向き合い気づかないうちにストレスを感じている医療者にとっても、アートは支えになる瞬間があると信じている。
私のアート/デザイン好きの思いと医療・薬学の知識を掛け合わせてできたこの作品、デザインコンペに医療者が挑戦するという行動が、医療×アートという価値観を広める促進になればいいなと強く思う。
*寝不足髪ボサですが...苦笑 一応イメージ図も作ってみました
#医療 #デザイン #アート #医美同源 #デザインコンペ
#とは #私にとってのアート #自分らしさとは #わたしのおもい
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