未来の自分には、少しでも良いバトンを繋いであげたい
「自分の軸がないのが悩み」
「自分を強く持つのがわからない」
そんな声をよく聞く。
わたしも含めて、
たくさんの人が悩んでいるにも関わらず、
インターネットの海では
なかなか良い答えに巡り会えない。
悩みに漬け込んで、
課金させたり、偉そうだったり、
結局モテます自慢かよと思う内容だったり、
わたしの心には響かないものばかり。
だから、
今の自分がたどり着いた
自分なりの「(暫定版)自分軸」について
かいてみる。
*
私は昔から、迷っている時
行動指針にすることがある。
私は、受験、就活、など
大きなイベントが迫ると、
目先の楽したいに目が眩んで
日々の小さな積み重ねを
疎かにしてしまうタイプだった。
英単語は明日でいいか。
古文は明日だな。
今日勉強したところが、
試験に出るかわからないし。
今日はしなくていいか。
そんな甘えがでてきてしまう。
ついつい、ぬるい世界線に
行ってしまいそうになる。
そんな時、必ず、思い出した。
受験の当日は、失敗してもかまわない。
だけど、いまはできるだけ準備して
未来の自分に繋いであげたい。
だから、今の自分が勉強して応援してあげなきゃ。
*
これは恋愛においても言える。
私は、過去の数々の失敗から
どんなに彼のことが好きでも、
未来の自分が機嫌が悪くなってしまうことは
しないと心に決めた。
先日、彼が家具の組み立てを手伝ってほしいと
話をしてきた時、
そんな自分がむくむくと出てきた。
正直、手伝いたくない。
これが私の当時の正直な気持ちだった。
しかし、自分の引っ越しの時など
手伝ってもらった手前、
行った方が良さそうだと言うことはわかった。
それに、他にも、彼には
いつもしてもらってばっかりだし、
少しでもできることなら協力するべきだ。
うーん。
どうしよう。いってもいいかな。
そう思った。
彼のために何かしてあげたい自分と
嫌がる自分を天秤にかけた。
その天秤が
「彼のために行ってあげよう」に傾いた時。
彼のために?
そう疑問を持った自分がいた。
考えを振り払うため
ブンブンと頭を横に振った。
「彼のために」って思ってる時点で
カシを勝手に作っちゃってる。
絶対に、なにか求めてしまう気がする。
彼がちゃんとお礼言わなかったとか些細なことで
ブチギレてしまいそうだ。
今の段階で、こんなに嫌なんだ。
このままだと、行ったとしても、
「心底嫌だった私が、ここまでしてあげたのに」
と絶対に、機嫌が悪くなってしまうだろう。
自分でもひどい女だと思ったが、
(書いてる今でもひどいと思っている)
ここは心を鬼にして。
「ごめん、今回はやめておこうかな。
組み立ててからの待ち合わせでいいから
遅い集合でいいよ」
ちゃんと言った。
彼もひどいと思っただろう。
だけど、言葉は「わかった」といってくれて
その場は、おさまった。
さすがにこの時は、
自分でも、あまりの頑固さに辟易したが、
不思議と後悔はしていない。(しろよ)
それは
あの時、一時的に
彼に何かしてあげたい自分の天秤に傾いたとしても、
嫌なものは嫌と言わないと、
後々自分が嫌な思いをするとわかっていたからだ。
そして、自分が嫌な思いをすると、
本末転倒なことに、
彼にも伝播してしまうことも知っていた。
だから、
ここに戻ってくる。
*
この引くほどの頑固さの根底にある、
「未来の自分には
少しでもいいバトンを繋ぎたい」という指針。
私は今まで、
[自分は間違ってなかった]と証明ができる
この指針に何度も救われてきた。
さて。
ここで、結びに向けて、
自分軸というテーマに話を戻すと、
「この指針こそ自分軸です」と
高らかに宣言するのが常套だろう。
だけど、「この指針が自分軸」というのは、
なにか違う気がするし、
さすがにおこがましいと思う。
じゃあ自分軸って何。
自分でもんもんと考えて、
なんとか捻り出してみた。
たぶん、
こういう行動指針をもつこと自体が
自分軸だと思う。
内容は何でもいい。
指針を持つこと、それが軸なのでは。
まだぼんやりだけど、
今の時点ではこれが1番しっくりくる。
知ってたよって声が聞こえてくるけど、
(暫定版)なので許してください。
26歳等身大の到達点。
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