ふるさと納税で伝統工芸のススメ。和えるスタッフ愛用の一品をご紹介!
最近、SNSでも「ふるさと納税の返礼品が届いた!」「今年のふるさと納税、完了!」といった投稿をたくさん見かけるようになりました。
ふるさと納税は、1年を通していつでも受け付けています。
ただ、「できれば混み合う前の10月には申込みをしたい…!」という方も多いようで(この仕組みについては、記事の最後でご説明します)、ちょうど今の時期に、どこにふるさと納税をしようか検討される方も多くいらっしゃいます。
気になっていたけれど、まだ一度も試したことがない、という方。
ふるさと納税といえば、お肉やお魚、果物などの食べ物では?という方。
そんな方々にぜひ「ふるさと納税で伝統工芸」を選んでみていただきたい!との思いが募り、和えるスタッフが実際に愛用しているものをまとめてみました。
ふるさと納税とは、自分で選んだ都道府県や市区町村への「寄付」を行うことができる仕組みです。
手続きをすると、寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付・住民税の控除が受けられます。
実質2,000円の負担で、出身地や応援したい自治体に寄付を行うことができ、さらに寄付先の自治体からお礼の品が届くので、利用者が年々増えています。
ふるさと納税のお礼の品は、地元のものを贈るよう定められていて、様々な自治体で職人さんの伝統工芸品が採用されています。
職人さんの工房がある自治体に寄付をすると、寄付額の一部がお礼の品の製作にあてられるので、ふるさと納税が地場産業を支えることに直結。
それと同時に、みなさんのお家にお礼の品が届き、生まれ故郷で作られたものを使ったり、これまで縁がなかった地域の魅力を知ったり…といった新たな出会いが、ふるさと納税をきっかけに生まれています。
今回は、日本各地の工房を巡っている和えるスタッフが、実際にふるさと納税で選んだ愛用品をご紹介します!
「私の愛用品、一つ目は、愛媛県喜多郡内子町の和ろうそく・燭台セット。
内子町は、aeruの紙風船の製作でお世話になっているご縁で、これまでに何度も訪ねている町です。
朝からずっと予定が詰まっていて、夜になっても頭の回転数がなかなか落ちない……
そんな夜は、シュッとマッチを擦って、和ろうそくを灯しお部屋の電気を消します。
和ろうそくの柔らかい灯りを、ぼーっと眺めているだけで、心が落ち着いてくるのです。
二つ目は、秋田県仙北市の樺細工の茶筒。
私は毎日、お家でいろんなお茶を飲むので、いつもキッチンに茶筒を置いて、いつでもお茶を淹れられるようにしています。
茶筒の内側、樺細工の桜の木目は何度見ても美しく、まさに自然のアート。使うだけで、朝から幸せな気持ちになります。
現在、こちらと全く同じ茶筒はふるさと納税の対象ではないようですが、サイズ違いのものはこちらです。
また、藤木伝四郎商店さんの他の茶筒はこちらから。
美しい道具とともに、ぜひ豊かな時間をお楽しみください。」
「目覚めの1杯をコーヒーから抹茶に切り替えようと思い、ふるさと納税で奈良県生駒市の茶筅セットを選びました。
緑茶はビタミンCが豊富で美容にも良いと言われています。
抹茶は自己流の点て方なので、台所で立って点てていますが、精神統一ができて目覚めのための良い習慣になりつつあります!
私は奈良県出身で、今は東京暮らし。
地元の名産品を日々使うことができて嬉しいです。」
「私の愛用品は、大分県国東市の竹盛ざる。
野菜を流水で洗う、茹で上がった野菜の水切りをするといった場面はもちろん、夏はお蕎麦やお素麺、冬はお鍋の野菜を…と、そのまま食卓に並ぶこともあります。
使い始めてからもうすぐ4年になりますが、ささくれや傷みがないのも嬉しいポイントです。
大分県で竹工芸が盛んであることは知っていたのですが、国東市でも作られているのをふるさと納税がきっかけで知りました。
現在は、丸型・角型の2点セットと、丸型2枚・角型2枚の4点セットがあるようです。
また、岩手県奥州市の南部鉄瓶は、おいしい白湯を楽しんだりお茶を淹れたりする際に活躍しています。
鉄瓶は、内側から溶け出した鉄イオンが、水に残る塩素と反応・分解してくれるので、水がまろやかにおいしくなるのです。
こちらの鉄瓶の内部は、錆びにくいよう高温で焼く伝統的な錆止めが施されています。
鉄分の補給をされたい方は、内側がホーロー加工されていない鉄瓶や急須を選んでくださいね。
ちなみに、写真の奥に写っているお湯呑みは徳島県鳴門市の大谷焼です。」
実は、"0歳からの伝統ブランドaeru"の商品も、8つの自治体でふるさと納税のお礼の品に選んでいただいています。
対象商品の一覧は、こちらからどうぞ。
こぼしにくい器シリーズや、こぼしにくいコップ、箸置きなど、子どもの頃から長くお使いいただけます。
青森県弘前市にふるさと納税をして、aeruの「津軽焼のこぼしくい器」を受け取ってくださった方の体験談も、よろしければご覧ください。
ちなみに…
ふるさと納税は、1月1日〜12月31日の寄付額をもとに税金の計算が行われるため、どの自治体でも10〜11月頃からお申し込みが急増します。
また12月は、1年でもっとも宅配便が混み合う時期。
通常の月の2倍の量の荷物があると言われ、伝統工芸品に限らず、他の月よりも配送に時間がかかる場合があります。
今の時期から手続きをすると、スムーズにお手元に届きやすいのでおすすめです!
ご自身の寄附金額上限の目安は、ふるさとチョイスさんの 「ふるさと納税」還付・控除限度額計算シミュレーションにてご確認いただけます。
また、ふるさと納税の詳しい手順はこちらからご覧くださいね。
新型コロナウイルスの影響もあり、伝統産業も大変な状況が続いています。
2,000円の自己負担で、各地の職人さんが応援できるこの仕組み。
「日本の職人さんを応援したい」と思ってくださっている方々にぜひ活用していただき、ふるさと納税をきっかけに、日本各地の伝統に出逢うきっかけが生まれると嬉しいです!