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眼内コンタクトレンズ(ICL)手術当日レポ

一大決心をして挑んだICL手術のレポをしたい。
これまで書いたICL関連の記事は↓
眼内コンタクトレンズ(ICL)の手術をした。
眼内コンタクトレンズ(ICL)手術の事前準備

術前の目薬を開始(3日前~)

まず準備として、術前検診を受けた時に処方された2種類の目薬を、3日前から1日3回点眼した。
処方されたのは、
・クラビット(殺菌)
・ブロムフェナク(非ステロイド系の抗炎症)
の2種類だった。

当日は目薬1種類追加

当日の術前1時間半前からは、瞳孔を広げる目薬を追加する。
この目薬は15分間隔で点眼するよう指示されていたため、携帯のタイマーをセットして点眼した。来院前から散瞳(瞳孔を広げる)し始めて、眼科に着くころにはかなり散瞳している状態になる。

瞳孔が開いてくると近くや遠くがボヤけ始めるが、歩けなくなるほど見えなくなることはない。が、光に超敏感になるため、すかさずサングラスを装着。

術前の点滴

眼科に着いて手術用ガウンを服の上からまとうと(同時に髪をすっぽり覆うキャップを被せられる)、抗生物質・眼圧を下げる薬などが入った点滴が始まる。

これが体に合わず、点滴を始めて5分もしないうちに体がカッカッと熱くなって動悸が出始めた(けっこう怖かった)。
看護師に相談すると、眼圧を下げる薬のみ点滴することに。その点滴で具合が悪くなることはなかった。

抗生物質を断念するのは良くないのでは、と聞いたところ、術後に処方される飲み薬の抗生物質で通常は事足りるから大丈夫!と言われた。
点滴をするのは、念には念を入れてのことなんだとか。

いざ手術室へ

点滴が約30分、その後で一時的に眼圧を上げる(下げる点滴をしたのに上げるなんて??)ために目の上にお手玉のような重しを置いて圧迫するのに10分弱。
その他諸々の準備を含めると、結局1時間以上を手術室前の待合室で過ごした。
いよいよ直前には局所麻酔の点滴を入れる。

いざ名前を呼ばれて手術室に入ると、歯の治療をする時に座るような椅子があって、執刀医が一人、サポートする看護師(?)が4人くらいいた。
椅子に座ると執刀医が「苗字がカタカナだけど、旦那さんは何人?」「旦那さんはどんな仕事してるの?」といった質問をしてきて、それに答えていくうちに看護師さんが手際よく顔の前にシートをかけたり目を消毒したりと準備を進める。

「こんな感じで、気楽にお話しながら進めたいと思いますので、リラックスして座っていてね」と言われ、緊張は少しほぐれたものの、心臓はバクバク。
ビニールのシートは私の上半身をすっぽり覆い、今からICLを入れる右目の上に切れ目を入れて、目だけを出した形だ。
※シートがずれないように、目の周りに粘着テープがあってピッタリと貼られている。

「はい、横向いて~」の合図で顔を右に傾けると、これでもか!というほど消毒液を右目にかけられる(この時、目は閉じたまま)。「はい、上向いて~」の合図で正面を向きなおすと、「まずは光に慣れてもらうからね~」と言われ、目を開けるように指示があって、開けると……ま・ぶ・し・い!!

どうやら目の上に何か被せてあって直接ライトを見ているわけではないようだったが、散瞳していたおかげで超・超・超眩しかった。
しかも、いつの間にか目が閉じないように固定されていて、閉じたくても閉じられない……!
※思い返してみれば、消毒液をかけられた後で正面に向き直った時、目を固定されたような記憶がある(それにしても素早かった)。

数分経って、医師が「はい、じゃあ消毒します」と言いつつ目の上の被せをピラッと剥がすと、開けたままの目にジャバジャバと液体が降って来た。
その液体が目じりから口の中に少し入ってきて(目と口は繋がっている)、苦かった。

「はい、今ライトが3つ見えてると思うんだけど、どうですか?」と言われ、「はい、見えてます」と答える。
「じゃあその上のほうのライトを見てて」と指示があった。
「ちょっと引っ張られる感じがしますよ~」
「今から目が少し重たくなります」
と言われるたび、視界に映る3つのライトがユラユラと揺れる。

視界が上や右に引っ張られるから眼球をいじられてることは認識できるが、局所麻酔のおかげで痛みどころかほとんど感覚がなく、何をされているのか分からないまま「視界が時々引っ張られる」状態だ。

そうして、消毒開始から恐らく10分も経たないうちに右目が終わった。
「はい、じゃあシートを替えますね」と言われ、「ちょっと痛いですよ~、剥がすからね」という合図の直後に、目周りの粘着テープをバリバリバリッと剥がされる。
これが唯一、痛みを感じた瞬間だった。

左目もまったく同じ作業を繰り返して、手術終了。
不快に感じたのは眩しさに慣れる時間のみ、痛みを感じたのは目の周りの粘着テープを剥がす時だけだった。
左目のテープを剥がす時は「一気にやっちゃって下さい」と頼んだが、それはそれで痛かった(泣)

手術直後の検診

ICLの場合、レーシックと違って角膜を削るわけではないから、局所麻酔が切れてくると視力がかなり出て見えるようになる。
ただ、麻酔が切れる=痛みが戻るということで、目にゴミが入ったような痛みでずっと目を開けておくことはできない。

術後15分くらい座って待っていると診察室に呼ばれて、手術直後の検診があった。そこでレンズの位置など手術の仕上がり具合を最終確認して、当日の全てが終了。
目薬3種類+内服薬5種類(うち2種類は痛み止めの頓服)を処方されて、帰宅した。

<処方された目薬>
・クラビット(抗菌)、オドメール(ステロイド系抗炎症)、ブロムフェナク(非ステロイド系抗炎症)

<処方された内服薬>
・メイアクトMS(抗菌)、プレドニン(抗炎症)、セルベックス(胃腸粘膜保護)+頓服:ダイアモックス(眼圧を下げる)、ボルタレン(鎮痛)

※ダイアモックスは手の震えや痺れといった副作用が起きやすいらしく、私もガッツリ副作用に襲われた(が、緑内障もちのため飲まないわけにはいかなかった……)。


術後検診についてもレポートしようかと思っていたが、大した内容じゃなかったので止めることにする。
5月15日(金)にICL手術を受けて、今日で1カ月1週間と2日。
ヘンな後遺症や副作用は特になく、メガネ・コンタクトフリーな日々を送っている(結果には大満足)。

まだ疲労がたまると目が乾燥しやすい(特に右目)が、処方してもらったヒアルロン酸点眼でケアしている。

ICL手術を検討中のみなさん、この記事が参考になれば幸いです。



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