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〈鉄材料の勉強〉鉄と鉄鋼がわかる本
こんばんは。
最近、まとまっとことを書かないといけないという勝手な観念に囚われていて少し苦しかったので、本来の目的である学びのアウトプットを気軽にしていきたいと思いました。
仕事で鉄材料について勉強しないといけない状況になり、まずは教養から…、ということで読み物的な本を読み始めました。
BOOKOFFで見つけたんですが、意外と評価が良かったので買ってしまいました。
新日鉄の広報誌の記事が好評だったので出版することになったそうです。2004年の本なので、最新技術については学べないかもしれませんが、ザクっと鉄について学べそうです。
宇宙の始まりから
本の内容は、宇宙で鉄原子が生まれるところから説明が始まります。
原子が作られていく過程は分かっているつもりだったので読み飛ばそうと思いましたが、鉄にフォーカスされると意外と、目からウロコというか、面白いことが色々ありました。
以下、箇条書きで気になった点を記載します。
原子を構成する陽子や中性子の単体の質量は鉄原子が一番小さい
このことから恒星の中で起こる核融合の終点は鉄原子
鉄よりも重い元素は超新星爆発で生まれた
シアノバクテリアが生まれるまではFeイオンとして海に溶けていた
シアノバクテリアにより酸素が生成されると酸化銅が形成され鉄鋼床が生まれた
ケイ素や硫黄との化合物は軽いため地表に浮き上がりやすい
生物体内では、活性酸素がSOD(スーパーオキシドジスムターゼ;銅、亜鉛、マンガンなどを含む酵素)で過酸化水素に分解され、さらに鉄を含むカタラーゼという酵素で水と酸素に分解される
SODが多い生物ほど寿命が長くなる傾向にある
鉄とは関係ありませんが、陽子や中性子の質量が原子によって異なることは驚きでした。質量欠損というやつですね。
言われてみれば大学の授業でこんなこと言っていたなと…
今更ながら検索してみるとコトバンクの説明が結構面白かったです。
この辺はもっと勉強してみたいと思いました。趣味の範囲になりますが。