「内外美容」「インナービューティ」のその先は?!

18年2月号
「内外美容」「インナービューティ」のその先は?!
 
「内外美容」の概念が登場したのは2000年頃。サプリメントメーカー各社は、体の内側からのアプローチとして美容素材の豊富なサプリメントやドリンクを次々と投入した。それはコラーゲンを始めとする美容素材拡大の歴史と言ってもよい。各社は含有量や美容成分の種類を競った。「アミコラ」(明治)や「フラコラ」(協和)の大ヒットもこの頃。そして2011年の資生堂 「IN&ON(インアンドオン)」の化粧品と美容食品の発売が、「内外美容」 という概念を決定づけた。その流れに続いた化粧品メーカーも多い。その後、コラーゲンやヒアルロン酸は、もはやインナービューティの定番素材となっていく。12年頃から腸内環境と美肌の関係がクローズアップされ、乳酸菌、ビフィズス菌、発酵食品、自然志向のスーパーフードいま、日常の食事運動睡眠やライフスタイル、ストレスケアといった、美容の背景にあるFACTまでも注目されてきている。最近のトレーニング女子の登場や、糖質やたんぱく質に着目するロカポやアスレチックフードヘの高い関心もその表れだろう。「対処美容から根本美容へ」 の潮流が本格化してきた。
Diet&Beauty紙2月号

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