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すべては捉え方次第

8月中旬、うっかり夏風邪を引いてしまいました。
ただの風邪かと思いきや、高熱は出るし咳は止まらないし、さらには中耳炎にもなってしまい、かなりダメージを受けてしまいました。

もちろん仕事は休まざるを得ず、諸々の約束もキャンセルしなければならない羽目になり、周りに迷惑をかけてしまいました。
そして、そんな自分の至らなさをついつい責め、どよーんと気分が落ち込んでしまいました。

中でも一番困ったことは、中耳炎による難聴でした。
とにかく声や音が非常に聞こえづらく、普通の会話も一苦労でしたし、だんだん人とコミュニケーションを取ることが億劫になってきてしまうほどでした。
聞くのもしゃべるのもしんどくて、もう本当に困るし嫌だ!……と、我が上司に思わずぐちぐちとぼやいてしまいました。

さて、過日【聴覚過敏におすすめの耳栓『Loop』】という投稿にも書いたのですが、この上司は聴覚過敏を持っています。

その上司が、私のぼやきを聞いて「聴覚過敏の身からしたら、聞こえにくいってうらやましいよー」と言ってきたのでした。

それを聞き、確かに!と私は心から納得しました。
実際に、聞きたい音は聞こえにくいけれど、同時に別に聞きたくもない雑音なども聞こえにくいわけで、その点に関しては私はかなりラッキーなわけです。
しかも、(周りの方には申し訳ないですが…)思いがけない数日間の夏休みまでいただいてしまいました。
何なら、聞きたくないことは聞こえないふりを堂々としても、今なら許されてしまうかもしれません!

この体験は、ものの見方や捉え方を変えれば、一見マイナスなことでもプラスになる、という非常に良いサンプルケースだと思います。

私たちは、心身が不調なときほど物事をマイナスに捉えてしまいがちです。
しかし、そのようなときこそ、いつもとは違う見方や捉え方を試して、自分の視野やキャパシティを広げるチャンスでもあります。

そうは言っても独りでは難しい、という場合には、ぜひ私たちのような専門家含め、周りの方にサポートを求めてください。
自分の凝り固まった思考を変える、意外な突破口が見つかるかもしれません。