エテルナで勝尾寺を参拝撮影。
どうも安部スナヲです。
件の宣言により、映画館にも飲み屋さんにも行けず、巣ごもり娯楽三昧を余儀なくされた今年のゴールデンウィーク。
雨天日も多く、ココロもカラダも何だか澱みがちですが、昨日5月4日は見事な五月晴れに恵まれましたので、久しぶりでカメラを持って朝から出かけました。
て、向かった先は勝尾寺。
寺社系はこういう時の規制を免れるからいいですね。
しかしながらここはもう、アミューズメント施設と呼んでしまっていいくらい、ポップでキャッチーなお寺です。
勝尾寺は大阪北部の箕面山という山の中にあります。
箕面山は兵庫・京都・大阪の境界に連なる北摂山系に属する山です。
私が住んでる大阪市内から20キロと離れていませんが、街中では見られない植物や昆虫、野鳥などもたくさん棲息している純ネイチャースポット。
山の周辺は「明治の森箕面国定公園」といって、明治百年記念の1967年に、東京・八王子の「明治の森高尾国定公園」とともに国定公園に指定されています。
良質な自然に囲まれたお寺というだけなら、いくらでもありますが、ここは境内のレイアウトがとてもアミューズメント的であり、さらに随所に散りばめられた名物「勝ちダルマ」が、かわいらしいアクセントになり、独特なポップさを放っています。
朱塗りの山門をくぐって境内へー。
門柱周りには何故か千社札がペタペタ貼られていて、これもポップなアクセント。
山門にて睨みをきかす仁王像。
格子越しの覗き見構図で撮ってみました。
市川崑風に。
境内へと渡る橋の上にて霧でお清めをするのも勝尾寺ならではの作法です。
池の上に設えられた弁天堂。独特のセンス!
ウットリするくらいにカッコいいです。
「勝ちダルマ奉納棚」の大ダルマ!
そしてチビダルマはこんなとこにも。
水掛け観音様。
お供養の場です。足元に子どもたちが…。
大師堂。
この奥に四国八十八ヶ所霊場の砂が埋められた御砂踏み場があって、それらの砂を踏むことで八十八ヶ所にお参りしたのと同じ徳が与えられるらしいです。ショートカット機能?そんなんでええのか笑
やっと本堂。
ここまで来るのに結構昇ります。
薫香には感謝の気持ちを込めて。
厄除けの鐘。
土台をよく見ると、やはりチビダルマがいっぱい。
そしてここにも。
鯉のぼり。
ちゃんとシーズンものは押さえてます。
最上部の「法然上人第五番霊場納骨堂」から見渡すと境内がこんなに小さい。結構高いとこまで来たなぁ。
多宝塔。
滝に打たれるチビダルマ。
勇ましい(≧∀≦)
【撮影メモ】
使用したカメラはFUJIFILM X-T3です。
フィルムシュミレーションは「エテルナ」、ダイナミックレンジは400%に設定しています。
はじめはブラケティングで撮影し、「プロビア」と「クラシッククローム」でも記録しましたが、撮影データを見比べて今回は最も彩度の落ち着いた「エテルナ」を選びました。
「エテルナ」は富士フイルムの映画用フィルムの商品名で、「シネマ調」と呼ばれたりしますが、例えばインスタ的なアートフィルターにおけるデフォルメとは全くちがいます。
寧ろそれとは真逆といえる繊細さでもって設計されています。
つまり映画のように動画として長時間見ていても疲れない色と階調を追求し、再現したモードです。
お寺には建造物の朱塗りや、ダルマ、山の緑といった鮮やかめの色から、年季の入った御堂や像の渋い色まで、さまざまな色彩が混在します。
今回はそれらに自然な均一性と柔らかさを持たせて見せたいと思いましたので、色もコントラストも控えめで撮りました。
出典:
箕面公園公式サイト
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