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夏、海、BEGIN ─癒しの沖縄サウンズ

夏本番。神戸でも3年ぶりに須磨海水浴場が海開きし、賑わっています。

子供のころは家族でよく行ったものですが、大人になってからは縁遠くなりました。結婚して一家をなしてからも海水浴へ行ったことがありません。

独身時代、東京にいたころ。夏の休日、会社の仲間数人と海で遊ぼうと、湘南へ。平日だったせいか、江ノ島を望む腰越海水浴場は混んでおらず、みんなで海へ入ったのですが…。

連日の仕事の疲れから私は早々と浜辺のパラソルの下で寝てしまいました。炎天下。右脚だけがパラソルからはみ出ているのを知らず数時間、太陽光線を浴び続けた右脚は火傷してしまいました。

会社の寮へ帰ってから猛烈に痛みだし歩けません。翌日、仲間のクルマで病院へ直行、手当てを受けて事なきを得ました。

日光でも火傷するんだとそのとき痛感。以来、海はNGです。

海好きor山好きでわかる性格

夏のレジャーではよく、海派? 山派?という話題になります。

ネットを検索すると、LINEリサーチのアンケート調査がありました。これによると、海派41%、山派24%、どちらともいえない24%、どちらにも行かない11%となっています。

年代別でいえば、若い人ほど海派が多く、10代49%(山派17%)。年齢が上がるにつれ、50代36%(山派は29%)となっています。

私自身は山派といいたいところですが、正確には“気分は山派”です。登山したことないし、したいとも思わない、トレッキングの経験もありません。かろうじて森林浴の体験はあり、今後もやってみたい気はあります。

ところで、山が好きか、海が好きかで性格がわかるそうです。メンタリストのDaiGo さんによると、バージニア大学が行なった研究で、外向的な人はやはり海が好きで、内向的な人は山が好きという傾向がわかったのだと。

自分自身を振り返ってみて、あてはまるところが多いような気がします。安定とか平静を好み、一匹狼的で群れることが嫌い。旅は基本、一人だし、パックツアーはしたことがないです。

ただし、孤独にならないよう友達は大事にしないといけませんが。

夏になると海をテーマにした新曲がたくさんリリースされ、また、名曲も多いのですが、そんなわけで「海の歌」とは縁遠いままできました。

楽譜ファイルにあるのは「椰子の実」「浜辺の歌」「浜千鳥」だけです。あとは未達の課題曲「海 その愛」。夏といえば、で語られるサザンオールスターズやチューブの曲もありません。

そもそも、夏の太陽が燦々と照りつける渚で繰り広げられる恋模様など、私にとっては別の惑星の話くらい遠い世界です。

レパートリーに沖縄の歌を

忘れていました。「島人ぬ宝」(BEGIN )があります。コロナ禍の昨年8月、オカリナ教室リーナ★リーナのレッスン課題曲でした。レッスンのなかで講師のさくらい先生がおっしゃった一言が忘れられません。

「レパートリーに沖縄の歌を1曲入れると、演奏会で盛り上がりますよ」

というわけで、BEGIN の曲は意識しているのですが、メロディが昭和歌謡に通じるものがあり、気に入っています。

                     (おなじみ本島慎也さん)

「島人ぬ宝」で海を歌っているのは2番。

僕が生まれたこの島の海
僕はどれくらい知ってるんだろう
汚れてくサンゴも 減って行く魚も
どうしたらいいのかわからない
でも誰より 誰よりも知っている
砂にまみれて 浪にゆられて
少しずつ変わってゆくこの海を♪

「海の唄」もいいですね。とりわけ、2番の歌詞が。

月…祈りを運ぶ船
星…願いかけた灯台
愛に敗れ夢に迷い 一人空を見上げれば
いつか悲しみは影となり 光の中で道に変わる
泣ける強さと負ける優しさ また大人に変わってく♪

そういえば、オカリナの定番曲でもある「涙そうそう」も、桐谷健太の浦島太郎が歌う「海の声」もBEGIN なんですね(「海の声」は作曲だけ)。

さらに調べていくと、「かりゆしの夜」「僕らのこの素晴らしき世界」「三線の花」など、芋づる式にお気に入りの曲が出てきて、これからBEGIN の世界にハマりそうな気がしてきました。

               (笛吹きんずさん。装飾音もバッチリ)

比嘉栄昇、島袋優、上地等の3人は石垣島出身の同級生。故郷・沖縄とその自然を愛し、家族や先祖を大切に思い、人と人との絆を呼びかける──1990年にメジャーデビュー以来、その姿勢は一貫しています。

ナンバーワンよりオンリーワン。 3人が自然体で歌い上げる“癒しのサウンド”はある意味、無敵でしょう。海を歌っていなくても、聴いているうちに沖縄の青い海や波の音が脳裏に浮んできます。

BEGIN の魅力について、沖縄出身のシンガーソングライター大城美友さんが熱く語っている動画がありました。

大城さんによると、沖縄の子供たちは「カンカラ三線」といって、学校の授業で手作りの三線を仕上げるとのこと。で、最初に習う曲が「島人ぬ唄」。ですから、子供のころからBEGIN の音楽が体に入っているそうな。

「オジー自慢のオリオンビール」「オバー自慢の爆弾鍋」といったコミカルナ楽曲もあって、いや~、なんかクセになりそうな予感…。

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