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感想の伝え方 要約を聞かされウンザリしたから書いてみた

こんばんは。大人姫です。読書好きの方、読んだ本を人にすすめることってありますか?すすめてくれるのは嬉しいけれど、正直ウンザリすることも。


聞く側としては時間の無駄!自分への戒めもこめて、今日は少し毒舌に書きます。


本の要約しか話さず、自分の意見がないひと、わたしは苦手です。不思議と漫画やアニメは要約だけで満足なんですけどね、本だけは苦手。


もちろん、中田敦彦さんのYouTube大学をはじめ、本の内容をわかりやすく紹介するコンテンツもあります。でもこれ、プロの技だから。

中田敦彦並みに語れる技術があれば私、それで稼ぐわ。


残念ながらそういった技術を全員が学んでいるわけではない。ということで、今日は感想、特に本について、ウンザリした経験とイヤミにならないよう語る教訓について書いてみたいと思う。

1.要約しか話さないって、どういうこと?


これが最近わたしがうんざりした会話。

要約人「大人姫ってさ、自分の体にコンプレックスない?」

私「あー…まあ、そりゃあいくつかあるよ。」

要約人「(にやり)だよね!でもさ、最近読んだ本で書いてあったのはさ、コンプレックスを創ることで自分を否定し続けるストレスが、治療の成功率を妨げるんだって。そもそもコンプレックスって自分だけのもので…(ここから永遠に本の内容 以下略)」

こういう、議論をふっかけておいて自分語りに入るパターンよ。これがすべて自分の研究で自分なりの考察なら意義深い。


けれど結局これ、読んだ内容をただ話しているだけ。それならひとりでゆっくり本を読んだほうが理解が深まる。


わたしは今この瞬間、あなたと話をしている。だから著者の意見じゃなく、今この瞬間、目の前にいるあなたの意見が聞きたいのだ。


個人的にはこんな感じで説明して欲しい。

要約人「最近、コンプレックスばっかり気にしちゃってさ〜」

私「あーわかる。」

要約人「でもさ、最近読んだ本でいいことが書いてあったんだ!コンプレックスを創ることで自分を否定し続けるストレスが、治療の成功率を妨げるんだって。そもそもコンプレックスって自分だけのもので…(以下略)」

私「へー」

要約人「だからさ、コンプレックスを意識しないよう、生活する工夫を自分で考えてみたんだ。例えば最近は…」

上記のように言い換えてもらうと、私はあなたの意見を聞いていることになる。興味のない本の要約でなくなるからウンザリすることも減るのだ(なくなるとは言わない)。

2.感想の方程式


これから本の話をしたいあなたは、ぜひこの方程式を意識して欲しい。


感想 = 本のエッセンス + あなたの考え


あなたの考え、と言われて困る人は多いのでは。


私も小学生のころ、読書感想文には毎年苦労した。あなたの意見と言っても「すごい」「おもしろかった」しか思いつかった。


でももう私もアラサーだ。
小学生のころの思考力ではいけない。

3.あなたの考え、と言われたら考えること

難しいことはない。コツは少しだけ考えること。


自分はいまどうして「すごい」と思ったのだろう。
どうしてこの本は、こんなに読みやすいのだろう。


少し、考えてみて欲しい。


多くの場合、本の内容は自分の身近な経験とつながっている


冒頭の会話でも、要約人はコンプレックスがあるから、その本を読んだ。自分で選んだ本なら何かしら気になる点があったはず。ほら、なにか言葉が生まれないかな。


この本が「すごい」と思ったのは、自分の経験によく似た内容があって親近感が湧いたから。例えばこの例は自分も経験があって、解決策がわかりやすく納得できた。
この本が読みやすい理由について考えてみたら、難しい単語を使ってなくて、話しかけるように書いてあるの。わたしこういう文体好きかも。本は苦手だったけど、こういう文体なら読めそう。他にも似た書き方の本がないか探してみたい。

ほら、言えた。

4.教訓:感想を言いたいなら自分の考えを言おう

自分の意見が固まらないうちに本について語っても、それは要約を話しているにすぎない。少し時間をおいて、自分の考えを引き出して欲しい。


そうすれば、本の内容は一気にあなたのモノにできる。


あとわたしがウンザリしなくてすむので、ぜひ参考にしてみてください。


今回も読了いただきありがとうございました。

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