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トンビはタカを産み、トンビに育てる。
子育て、頭ごなしに叱ってしまっていませんか?
「子育てが難しい」の2つの捉え方
「子育てって、難しいですよね。」
って言うと、「そうだよね、子供は自由だから」とかの方になってしまう。
私が言う"子育てが難しい"は、
「子」がどうこうではなく、「親」自身のセルフマネジメントが"難しい"ということだと思うのです。
例えば、時間がない中で、早く学校に行かせなければならないのに、子供という"天才"たちは、いつでもできそうなブロック遊びに熱中している。
そして、ついつい、イライラして「早くしろ」と高圧的に言ってしまう。
普段意識していても制御が難しく、
言ってしまった後で、ハッと気付くことがあります。
そのクセ、「集中力」を付けさせたいとか、平気で言ってしまう。
それを、奪っているのは「親」の自分なのに。
子供は「進化系」!?
私は、子供は生まれながらして、「親の進化系」であり、格上であると信じています。人間は何十万年とかのスパンで見ると進化していくのだから、つまり、子供は少しずつ進化して生まれてきているとも言えます。
それはわずかかもしれない。
でも、人間の個体差や、すごい人とすごくない人の差なんて、わずかなものだと思います。
つまり、トンビがタカを産んでいる、と思うのです。
しかし、そのタカを、一方的な思い込みにより、
「トンビ」として立派に育ててしまう、と思うのです。
そして、ウチの子は「タカ」ではない、と勝手に言ってしまう。
その理由は、親の自分が「タカ」ではないから、と。
私を含めて、「親」はもっとセルフマネジメントが必要ではないでしょうか。
子供を、タカだと思え!
子供を、もっとリスペクトすべき、だ。
子供を、格上(自分よりできる子、と言う意味で)だと気付くべき、だ。
頭ごなしに叱るのをやめるべき、だ。
自分の理由を、子供に押し付けるべきではない。
自分ができないことを、子供に偉そうに命令すべきではない。
我々凡人が育てているのは、そのままの生まれ変わりの凡人ではない。
偉人を育てているのだ。
すべての親のところに、偉人の卵がいるのだ。
ただそれを、我々凡人が凡人と思って育てるから凡人に育つだけではないでしょうか。
かの松下幸之助氏は、こう言ったそうです。
「他人は自分よりエライのだ、自分にないものを持っているのだ、と思う方が結局はトクである」と。
『他人は、すべて、自分よりもアカンと思うよりも、
他人は自分よりエライのだ、
自分にないものをもっているのだ、
と思う方が、結局はトクである』
松下幸之助
そっくりそのまま、「他人」を「子供」にしても、いいと思う。
「子供は自分よりエライのだ、自分にないものを持っているのだ、と思う方が結局はトクである」
「タカ」を「トンビ」にしないためには、「親の力量」が問われているのです。
世の親よ、共に頑張りましょう!
P.S. トンビ(鳶)とタカ(鷹)の見分け方はこちら(気になったので)
さて、ヘッダーの写真は、トンビでしょうか?タカでしょうか?