死刑になりたい→知らんがな・・・。でもこう言う事は世の中に多くある。
いつもお読みいただきありがとうございます。代表の竹村です。
私が独断と偏見で決めた先週の時事ニュースから1つピックアップして、仕事やビジネスに繋がる考え方をご紹介します。
この記事はあくまでも私の持論と起きた事への賛否は示さないスタンスですので、予めご了承ください。
京王線で発生した皆さんも御存知の事件です。
ニュースや新聞を読んでいると、犯行動機がめちゃくちゃです。
「なんでこんな事をしたんだ!」
「死刑になりたいから」
どこまでイメージを膨らませても、理解に苦しむ行動と動機です。
語弊を恐れず言うならば、「勝手に死ねよ」って言うのが私の意見に一番近い表現です。
死にたいけど死にきれず、死刑になりたいから、人が集まるハロウィンを狙って襲撃を行った。
身勝手極まりない。
犯人の要求通り、前例から言えば死刑確定でしょう。
しかし、事件の大きさ、事の大きさ、法律を抜きにすると、こういう事は世の中で多く起きています。
・コンビニに行くと駐車線をまたぐように止められている車
・列に割り込む人
・降りる人を無視して、空席に飛びつく乗客
・路上喫煙
・・・・。
上げるとキリがありませんが・・・。
例えば「列に割り込む人」
「私並んでるんですけど・・・」
「急いでるから」
知らんがな・・・。
「私並んでるんですけど・・・」
「並んでたの?ごめんごめん」
並び直せよ・・・。
こういう事は生きていく上で大いにして発生しています。
今回の事件の事が大きすぎるので、比較すること自体お叱りを受けそうですが、理論や心理としては同じ様なことだと私は思っています。
人間の本質に通ずる部分でもございますが、基本的に人間は思考して行動に移します。
もっと言えば、自分の中の考えが正当化された上で行動に移しています。
ようするに、理解に苦しむ行動でも、その行動を取っている人の頭の中は、「自分は正しい」という思考の下行動をしています。
それが、歪んでいたり、世間的に間違ってはいるかも知れませんが、当人は何も疑わず正しいと思っています。
部下をお持ちの方で、極稀に意味不明の行動する部下はいませんか?
怒られたくて行動を取る部下は、皆無です。
ということは、意味不明な行動を取って怒られに行っている。とは考えにくい。
逆説的ではありますが、そうなると、意味不明な行動を取る部下は、部下の中で上司に褒められる。認められると考え行動した。はずです・・・。
しかし、叱責される。
その時、部下はこう思うんです。
「えっ?なんで?」
これが、上司と部下の間に生まれる1つ目の溝です。
部下は、理解できません。
頭の中は、
「???」
でいっぱいです。
そして、また意味不明な事をする。
上司はその部下に対して面倒になる。
これが2つ目の溝です。
この2つの溝が生まれると、更に上の上司、はたまた第三者が仲介に入らないと修復は不可能です。
部下は上司を不審に思い、上司は部下に信用を置きません。
仕事は振られない、振らない。
そして、仕事ができず、成長ができず、人材が会社から去っていく。
上司は、あの部下使えんかったっからな。
部下は、あの会社はブラックだったからな。
と、共に自身の行動を正当化し、正しい様に考え、非難し合う。
そして、最終的に長い目で見ると負けるのは上司です。
ブラック企業の流布により、新しい人材が入ってこない。
リソースが足りず、上司やその組織は残業のオンパレード。
そして、また人材が去り、あの会社はブラックだと。流布されて悪循環。
この問題は、
「当人は正しいと思って行動している」
という事を理解してあげること、することです。
元に戻りますが、人間は自分の思考の正当化を判断し、正しいと思った事に対して行動を取っています。
(正確には、間違っていないと思った事に対して行動する)
列を割り込む人も、自分はこの並んでいる人たちより急いでいるはずだから、自分は割り込んでも間違っていない。と考え行動に移しています。
もしくは、そういう教育の下、並ぶことすらアホらしい。と思っているかもしれません。
これは、部下の意味不明な行動も同じです。
資料を作れ!と命令して、上がってきた資料がペライチ。だったとしましょう。
上司は、もっと作り込まんかい!サボるなよ!と思うことでしょう。
しかし、部下は、サボってませんし、リサーチの結果ペライチで十分と判断した結果だったかもしれません。
もしくは、上司の指示の出し方が、スピードを求めていると感じて、取り急ぎの資料を作ったのかもしれません。
どんな理由であれ、部下は自分自身で正当化した思考を担保に上司に資料を提出しています。
この人間の思考の前提を理解していない指揮系統のトップの人間が正直多い。
自分自身もそうなはずなのに・・・。
無理くりこじつけた感はありましたが、人間の前提は「自分の行動は正しいと思っている」ということ。
中二病をこじらして、「ちょい悪」の意味を理解せず、人様に迷惑をかける俺カッコいい。と思っていたとしても、俺カッコいい。という正当性を担保に中二病坊やは行動しています。
部下や周りの人に、この人頭おかしいなぁ?と思っても、なぜこう言う行動を取ろうと思ったのか?を一回考え、その上で自分自身の発言に変えれる人間になりたいと思う今日このごろでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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