見たいように見る。だって人間だもの。
いつもお読みいただきましてありがとうござます。代表の竹村です。
さて、この記事は20代〜30代のビジネスパーソンへ私の前職の経験、起業後の経験を通して少しでも仕事に役立てて貰えそうな私の考え方を発信しています。
概ね5分程度で読めるかと思います。
では、本題です。
みなさん、「確証バイアス」という言葉をご存知でしょうか?
確証バイアスとは、自分の考えに合致したものしか見ようとしない心理的作用のことを言います。
企業が失敗する場合によく使われるネガティブな効果の一つです。
しかし、この心理作用はどこで発生するか分かりません。
例えば日常生活
菅総理の政権は駄目だ。という主張を皆さんがお持ちだとしましょう。
その時、ネット記事やテレビニュースなどで「菅総理の政権は崩壊した」という見出しがあれば食らいつくように見ると思います。
しかし、反対に「菅総理の1年間は歴史的成果を残した1年だった」とか書かれていると、見ないと思いますし、面白くないはずです。
もう一つ例です。
あなたは歯医者が嫌いです。
でも、歯が痛いです。
親や周りの人に歯医者に行くことを勧められたとしましょう。
でも、あなたは行きたくありません。
その時、あなたはネットで「歯 痛い 病気」などと検索しました。
ある記事では、今すぐ病院に行きましょう。と書いています。
ある記事では、その程度であれば、冷たいものを控えましょう。とだけ書いています。
この場合、後者を採用することを「確証バイアス」と言います。
ようするに、自分に都合の良いことが書いている。言っている事を信用するという事は誰にでも起きる事なんです。
しかし、これは本能として無意識に発生する作用ですので、意識的に解消しようと試みても、実際どこまでがバイアスなのか?って言うのは証明しようがありません。
ようするに、フラットに考えようと考えれば考えるほど答えが出なくなります。
トヨタの考え方で「なぜを5回」という考え方が有名なのですが、1つアイディアや問題解決を行う時、「なぜそれをするのか?」を5回繰り返すこと。
という考え方です。
例えば
・ケーキが食べたい
Q1:なぜケーキが食べたい?
A1:ケーキのCMがしていたから
Q2:なぜCMが流れてケーキが食べたくなったのか?
A1:ケーキが好きだから
Q3:なぜケーキが好きなんですか?
A3:甘いものが好きだから
Q4:ケーキでなければいけないですか?
A4:CMでやっていただけで、甘いものであれば何でもいい
Q5:甘いものは家にありますか?
A5:あります。あっ!それで良いや。
という様に、確証バイアスや固定概念から解く方法はあるのですが、この例で言えば簡単なんですが、ビジネスシーンではそう簡単にいきません。
日々多くの事が変わり、新しいものが生まれる現代社会で、時間をかけて良くなるモノと時間よりスピード命のモノとあります。
その線引も正直非常に難しい。
そもそも、人間はどうあがいても自分の見たいように見て、自分の聞きたいように聞く生き物です。
全ての事象に言えることだと思いますが
「とりあえずやってみる」
これに尽きると思います。
失敗しても良いや。ではなく
失敗するけど、とりあえずやる。
失敗前提で計画を立てる。
そして進む。
ここで失敗したら、こうやってリカバーする。
という事も計画に盛り込む。
どうせ失敗はするけど、立て直す術は用意している。
これをギャンブルと言う人も居ますが、人生なんて所詮ギャンブルです。
1分後に上司に呼び出されて、今日1日の計画が崩れるかもしれません。
明日大雨警報が出て、子どもが休みになって仕事を休まないといけないかもしれません。
明日大雨警報が出ないでしょう。だって天気予報は晴れって言っているから。
これも、突き詰めれば「確証バイアス」と言っても良いわけです。
見たいように見れば良い。
聞きたいように聞けば良い。
ただ、失敗した時どうするのか?
事業をやめるのか?
リカバーするのか?
という術をいくつ用意できるか?
これが、現在社会の様なスピード命の世界で生き残る方法だと私は思います。
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