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三人寄れば文殊の知恵は滅多に起きない。

いつもお読みいただきましてありがとうございます。代表の竹村です。


毎週木曜日に更新しておりました「仕事の本質を考える」というカテゴリーと似てはいますが、もう少し具体的な内容を書きたいと思い、新しいカテゴリーを作りました。


もともとあった「仕事の本質を考える」はマガジンとしてまとめていますので、よければ御覧ください。


さて、仕事のすすめ方と題して毎週金曜日更新していきたいと思っています。

今回は、前職の私の経験で感じたことを軸に書いていきます。

題名から見てもご理解いただけるかと思いますが、ことわざ返しです。

(ことわざ返しって私が今作った言葉ですw)

まず、三人寄れば文殊の知恵の言葉の意味です

凡人でも三人集まれば、菩薩様を超える程の妙案が出すことができる。

という意味ですね。

柔らかく言いましたが、広辞苑には凡人は ”愚か者” と記載されています。


さて、皆さん社会人になってから、このことわざを体現した経験はありますか?

私はありません。

過去1度もありません。

むしろ、集まれば集まるほど話が進まない。決まらない。というパターンは数え切れないほどあります。


さて、ではなぜそんな事が起きるのでしょうか?

答えは簡単。

愚か者が100人集まっても出てくる案は愚かだから。


エッジを効いた事を書いたので、気分を害した方がいれば先に謝ります。


そもそも、ビジネスシーンでいう「愚か」とは何なのか?

みなさんが思う形はあるかと思いますが、私の経験から言う「愚か」とは。

責任を取ろうとしない人の事。

です。

この場合の責任とは、社長や代表が背負う「責任」とは違います。

今話し合っている内容に対して、失敗や損失が出た際に、組織で決まっている責任の取り方をしようとしているかしていないかです。

ある組織では、顛末書や始末書

もっと厳しい組織であれば左遷や減給

もっと厳しいければ解雇

一昔前なら坊主?

組織によって責任の取り方は違うと思いますが、

そう言った責任を取ろうとしていない。

ことを「愚か」と思っています。


ようするに、責任を取ろうとしていない人が出す案なんて所詮その程度です。



さて、この大命題である「仕事のすすめ方」です。

みなさんが現状どういう立場にいらっしゃるか分かりませんが、20代〜30代のビジネスパーソンに向けて書いておりますので、超エリートでない限り、一般的な企業だと行っていても主任か係長ぐらいの人が多いかと思います。

係長以下の方に向けて話をすすめていきます。


ポイントは3点

1、ミーティングや会議は自分から開かない

2、それでも会議などあるなら、案をまとめて行く

3、案が通っても通らなくても言った以上は責任取る覚悟で望む

この3つです。


1つ目はそもそも開かない。

上司が「ミーティングすんぞ!会議室1に集まれ」とか言うなら仕方ないですが、自分から「ミーティングやります」なんて言わないこと。

2つ目はどういうミーティングなのか主催者に聞いて先にリサーチしておくこと。

そして、案をある程度まとめて望むこと。

全然走り書きのメモとかで大丈夫です。

ただ、必ず紙などに書き起こすこと。

3つ目は、責任を取る姿勢を忘れないこと。

私もはじめはそうでしたが、ミーティングなんて基本的に適当に望んでいます。

適当に集まった人間が出す意見や案って話は戻りますが、愚かでしかありません。

そこを、あなた自身が自分の言ったことは責任を取ります。というスタンスで望み発言することで、周りは感化されます。



それでも人に意見を聞きたい時や煮詰まるタイミングはあります。

その時は、個別に話を聞きます。

個別に収集した意見を集め自分で処理すること。

三人寄ったら駄目です。

三人に個別に聞いて良いところをピックアップして昇華させることです。


私は前職で統括マネージャーとして500人ぐらいの部下がいました。

年商10億円ぐらいの商圏を担当していました。

その時は管轄商圏内では決裁権がありましたので、「俺が責任を取る」って言って自由にやっていました。

その後、グループ本部への異動があり、本部へ異動してからは大変でした。

各部署の調整に毎日ミーティングに会議。

計画明細書を書いては、調整、修正・・・。

なんで責任も取ろうとしない奴らの意見に振り回されて、計画が進まんねん。って毎日腹立たしい思いをしていました。


私のその時の上司は、会社内でもぶっ飛んだ人で有名な人で、この腹立たしい思いを相談しました。

その時の一言です。

「は?お前が勝手にミーティング開いてるんちゃうの?お前が責任取る覚悟あるなら勝手にやればええやんけ」

と瞬殺された覚えがあります。(お察しの通り関西人です)

あっ!そうか。責任取るつもりで居っただけで本気で責任取るつもりがないからミーティングを開いて、責任の擦り付け合いをしていたんだ。

と。



ミーティング好きな人、会議が好きな人って皆さんの周りにもいると思います。

もし、それがあなたなら思い返してください。


本当にそのミーティングで良い意見が出ると思って開いていますか?

本当にそのミーティングで良い意見を出そうと思って参加していますか?


絶対に違うはずです。

主催者なら、自分で責任取りたくないと思っている。

参加者なら、できれば自分に回ってきてほしくないと思っている。

これが、三人寄れば文殊の知恵が滅多に起きない理由です。


だから、ミーティングはする必要がないんです。

人の意見が聞きたいのであれば、個別に聞くこと。

それが一番早く仕事が進みます。


責任取りたくないなら、今の仕事をやめるべきです。

責任を取ってでも、やりたい仕事。これがやりがいだと思います。


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