夫婦東南アジア旅Day17. プノンペン🇰🇭~トゥール・スレン虐殺博物館を訪れて、カンボジアの素敵なファミリーと夕食を食べる一日~
2022年9月29日、夫婦東南アジア旅Day.17
今日は街中を散歩しながらトゥール・スレン虐殺博物館へ行こうと思います。
そして夜にはカンボジアの素敵なファミリーとディナーの予定です。
ゆっくり起きて、それからプノンペンの街を散歩
今日もCannonball Tree(ホウガンノキ)を発見。
本当にカンボジアでは至る所でこの子に出会います。
いつ見ても迫力がある上に、後ろに寺院があると更に世界観が増しますね。
電線と木と実と花が一体化しています。
近くのスーパーマーケットで水を調達しがてらお菓子コーナーを物色。
ココナッツバターのビスケットが特に美味しそう。
S21 / トゥール・スレン虐殺博物館(Tuol Sleng Genocide Museum)
20分ちょっと歩いて、目的のトゥール・スレン虐殺博物館へ到着しました。
ここもポル・ポト政権下で悪夢の大虐殺が行われていた場所のひとつです。
元々は高校だったこの場所は、ポル・ポト政権により、打って変わって尋問・拷問が行われる死の場所に変わりました。
そう、一度収容されたら生きては出られない、徹底的な死の場所です。
4棟ある校舎には、当時の様子がわかる展示があります。
発見された時にどうやって亡くなっていたか、
実際にどんな拷問があったのか、
それは想像を絶します。
逆さまに吊し上げられたり、吊るされた状態で水瓶へ落とされたりと、
あまりにも異常な拷問が実際にここで行われており、そしてその拷問から逃れる唯一の方法は「処刑されること」でした。
「私は反革命分子です」「わたしはアメリカ帝国主義の手先」「わたしはベトナムのスパイ」と認め、処刑されること。
それが地獄のような日々から逃れるたった一つの道。
この場所に収容される際、一人一人顔写真を撮られますが、
それはまさに囚人のそれのよう。
クメールの服は脱がされ、アイデンティティの全てを奪われ、皆番号で呼ばれます。
実際に撮影された顔写真一人一人、
名前も奪われ、今となっては身元すらわからないこの子達を、せめて私は覚えていようと、一人一人の顔写真を時間をかけてじっくり見てまわりました。
チケットカウンターで日本語の音声ガイドも借りることができるので、興味のある方は是非併せて使ってみてください。
あまりにも痛すぎて、悲しすぎて、写真なんて一枚も撮れませんでした。
広々カフェでゆっくり作業、Coffee Bean BKK1へ
ガッツリ2時間半近くトゥール・スレン虐殺博物館を観ていたので、糖分補給も兼ねてカフェで少し休憩することにしました。
やってきたのは「Coffee Bean BKK1(コーヒービーン&ティーリーフ バンケンコン店)」です。
店内は広々ゆったり。
静かでパーソナルスペースもたっぷりあるので、ミーティングや勉強に利用している人の姿がちらほらありました。
暑かったのと、展示に集中して目と脳が疲れたのとで、さっぱり甘いフルーツサラダをオーダー。
なんとも良かったのが、ここのドラゴンフルーツとパパやがとても甘くて美味しかったのです。
というのも、その二つは割と味にムラがあり、甘いのもあれば不発のもあるので、当たり外れが多いのですが、ここのは全部甘くて美味しい!
甘く水々しいフルーツを方張りながら、ブログを書き進めたり、家計簿をつけたり、溜まっていた作業を少しすすめながらしばしゆったりとした時間を過ごしました。
ただ、悲しいことにこのお店、Google情報によると何やら閉業してしまったようです・・・(*2024年現在)
ホテルのプールサイドでカンボジアビールを
ホテルに一度戻ってきました。
実は私たちが滞在しているこの"Poolside Villa(プールサイド・ヴィラ)"には、バーとプールがあるのです。
しかもなんとタップビール。
せっかくなのでその名の通り、プールサイドでカンボジアビールをいただきます(なおちゃんが)。
私たちは明日プノンペンからシェムリアップまでバスで移動する予定だったので、そのバスチケットの予約もしがてら、プールサイドでしばし過ごすことに。
スッキリした軽い喉越し、飲みやすいお味だそうです。
そうそう、なおちゃんの後方にある黒板に、いろいろな情報が書き込まれているのがちょうど見えるかと思います。
このホテルでは、いろいろな観光チケットや移動のチケットの手配を手伝ってくれるようです。
そう、私たちもホテルの人に一声かけていれば、明日あんな目に遭わずに済んだのですが・・・そんなちょっとした失敗談は、次回の記事でご覧ください。
カンボジアの素敵なファミリーと夕食
さて、お待ちかねのディナータイム!
今夜はなおちゃんの古い友人、カンボジアのバンダファミリーと夕食です。
なおちゃんは大学生だったとき、スポーツ振興のボランティアの一環で"カンボジアで運動会を開こう"という活動を行なっていました。
その時にカンボジアのコーディネーター&通訳を担当してくれたのが、バンダだったという出会い。
明るくて仲間思いのバンダと、めちゃくちゃ美人で優しい素敵な奥さん。
愛と笑顔の溢れるファミリーと一緒に時間を過ごせて、一気に心のエネルギータンクが温かくチャージされました。
この人懐っこい、可愛らしい笑顔。
昔話に花が咲いたり、カンボジアのことをいろいろ教えてもらったり、最後はホテルまで車で送ってくれて。
本当に素敵な夜をありがとう。
赤ちゃん猫と夜の散歩
夜の8:00過ぎ、ホテルの近くを散歩していると、2匹の生まれたての赤ちゃん猫に出会いました。
どうやらまだ目もあまり開いていない様子の小さな赤ちゃん猫。
親と勘違いしているのか、私たちの足元に「にゃ〜」とよちよち擦り寄ってきます。
なんとも危なっかしく、歩き出そうとしてもポテポテとついて来てしまいます。
近くに親猫の姿もないし、困ったな、とその場で10分ほど立ち止まります。
しばらくすると別の方向に歩いて行きましたが、このまま無事に大きくなれますように・・・
日本語がわかるかは謎ですが、「車やバイクに気をつけるんだぞ・・・」と声をかけて見送りました。
まさかのカンボジアに巨大なイオンモール!
夜のお散歩の目的地へと到着しました。
そう、イオンモールです。
プノンペンには大きなイオンモールが3つもあり、しかも夜7時には全ての惣菜が半額になるという情報を得た私たちは、行くしかないと夜のイオンモールへやってきました。
一体カンボジアのイオンモールはどんな感じなのか、店内へと足を踏み入れて感動、とてもでかい。
すごく大きいショッピングモールです。
日本食もあり、確かに今の時間は全て半額。
レッドタグハンターの血が騒ぎます。
店内をいろいろと物色して、結局4品購入しました。
こちらが戦利品のひとつ。
よくわからないけれど美味しそうだったので買ってみたのですが、甘いおこわのようなものです。
薄い黄緑色のもちもちおこわに、ココナッツの果肉と栗、そして抹茶ソースのような甘いソールが添えられています。
こちら、次の日の朝食に食べたのですが、とっても美味しかったです。
ただ、なんと言う料理なのでしょう。
そもそもカンボジアの料理なのでしょうか?
知っている人、是非教えてください。
こちらが戦利品その2。
Salak(サラク)という果物です。
全く出会ったことのない果物。
皮はまるで蛇の鱗のように固いのですが、これを剥けば中から白い実が出てくるみたいです。
一体どんなお味なのか、こちらもまた道中のおやつに食べてみたいと思います。
戦利品その3。
これは特に半額でもなんでもありませんでしたが、なおちゃんが買った"GANZBERG"というビールです。
お酒好きな人は、各地で色んなビールやお酒が楽しめるのというのも旅の楽しみのひとつですよね。
ちなみに4つめの戦利品はカットマンゴーでした。
マンゴーに目がない私。
東南アジアでは、マンゴーが安くて美味しいのが嬉しいです。
カットマンゴーの写真も撮ったのですが、水々しいオレンジ色に輝くマンゴーの果肉の後ろに、何故かなおちゃんのパンツも写り込んでしまったので、この場にアップするのは控えさせていただきます・・・
旅のスケッチ
今日はカンボジアビールで乾杯