夫婦東南アジア旅Day.14 ~絶対食べたいホーチミンのチェー&国境越え~カンボジア🇰🇭プノンペンへバスで入国~
2022年9月26日、東南アジア旅Day.14
今日はホーチミンでどうしても行きたかったChè(チェー)のお店へ行きます。
そして、Chèを食べたらいよいよカンボジアへ入国します。
ホーチミンのローカルバスに乗ってみる
時刻は朝10:30。
今日はカンボジアへと渡るため、荷造りをしてホテルをチェックアウト。
バイクは昨夜返却してしまったので、今日はローカルバスに乗り本日ひとつ目の目的地へ向かいます。
目的地まではバスを2本乗り継ぎます。
バスに乗り込むとスタッフのおじさんがバス代を徴収しにやってくるので、ベトナム語がわからない私達は、Googleマップで降車駅を見せ、目的の停留所までの運賃を支払い、切符をもらいます。
切符係のおじさんはこんな感じで超リラックスモードにてお昼寝をしたりしています。
ちなみに降りる際は日本と同じように降りますブザーを押します。
渋滞がひどいホーチミンでは、バスはじわじわ進んだり止まったりと、やはりなかなか進みません。
地元の皆さんは慣れた様子で携帯をいじったり意して時間を潰していました。
ホーチミンに来たら絶対行くべし!可愛くて美味しいChè屋さん「Quán Chè Hiển Khánh」
渋滞に巻き込まれつつバスを乗り継ぎたどり着いたのはこちらのお店!
ホーチミンでは有名なChèのお店「Quán Chè Hiển Khánh」です。
私このようにワクワクが止まらない顔をしております。
さあさあ外は暑いので早速店内でメニューを拝見していきましょう。
ちなみにメニューはこちらです。
ご安心ください、英語のメニューも用意してくれてあります。
豆やゼリー、ロンガンにライチに蓮の実等々、ずらりと並ぶ魅力的なラインナップ。
そんなラインナップをよそに、実は今日私には「これを頼む!」と強く決めていたメニューが1つありました。
それは「chè thập cẩm: (チェー・タップ・カム)」
これぞ最強メニュー、"全部のせ"です。
メニューでは21番です。
店主のチャーミングなおばちゃんが注文を聞きに来てくれました。
Chèが届くのを待ちながら、おばちゃんが出してくれたベトナムティーで喉を潤します。
キンキンに冷えていて最高です。
おちなみにテーブルには4種類のお菓子が置かれており、どれもベトナムの伝統的なお菓子です。
こちらは好きに食べてOKです。食べた分、後でお金を支払うシステムになっている様です。
最強メニュー「chè thập cẩm: (チェー・タップ・カム)」
さあ届きました!!
こちらが私がどうしても食べてみたかった全部のせChèです!
さっぱりとしたシロップにキラキラしたフルーツや木の実たちがぷかぷか浮かんでいます・・・
ちなみに具材はこちら
・Thot not(トットノット) と呼ばれるオウギヤシの実
・ドライロンガン
・ライチ
・蓮の実
・クワイ
・寒天
肉厚ぷりぷりのライチにホクホクのクワイをはじめ、全てが可愛くて美味しい・・・
半透明の宝石みたいにキラキラしている物がThot not(トットノット)。私は初めて食べたのですが、甘くてさっぱりして、とても美味しい!
食感は少しナタデココのような歯応えがありました。
こちらはなおちゃんがチョイスした「昆布と蓮根のChè」
え?こ、こんぶとれんこん・・・?と思いますが食べてみるとこれが意外と美味しいんです。
さっぱりと甘いシロップは少し塩味が効いていて、変な昆布っぽさもなく、とても食べやすい夏にぴったりの冷たいデザートになっています。
例えるなら“スイカに塩”のような感じでしょうか??
ここに来たら食べてほしいデザート「Bánh Flan(バインフラン)」
さて、こちらもぜひ食べてみたかったベトナムのデザート「Bánh Flan(バインフラン)」です。
しっかりと硬めのカスタードプリンに、カラメルソースと細かく砕かれた氷がかけられていて、見た目も涼しく可愛らしい。
このクラッシュされた氷と、冷たく冷えたカラメルソースとプリンを一緒に食べると本当に口の中が幸せです。
なんて素敵な夏のデザートなのでしょう・・・
あまりの可愛らしさと美味しさに日本に帰ったら真似してみよう、と密かに心に誓いました。
お店のおばちゃんが本当にフレンドリーでチャーミング。
観光客もローカルの方も、分け隔てなくみんなを歓迎してくれます。
ほぼ1人でお店を切り盛りしている様ですが、本当にパワフルで、1度お店に来たらみんなこの人のことを好きになってしまうような、そんな愛に溢れた素敵な方でした。
美味しそうな具材たち。
ここからおばちゃんが盛り合わせて、可愛いChèにしてくれます。
店内の壁には、こんな切り抜きが飾られていました。
日本の雑誌でこちらのお店が取り上げられたときの記事です。
私たちも日本から来たと伝えると、「日本からお客さんがたくさん来るよ〜」とニコニコしながらおばちゃんが教えてくれました。
そしてみなさん、Chèのお店で何を食べるか迷ったら、とにかく「chè thập cẩm: (チェー・タップ・カム)」と言いましょう。
通りに並ぶ造花屋さん
お店を出ると、通りに立ち並ぶのは造花屋さん。
そういえばハノイの旧市街で結婚式を見かけましたが、その際にも綺麗なお花がいっぱいに飾られていました。
ベトナムではちょくちょくこういったお店を見かけました。
カラフルな街並みをさらに華やかに彩る、鮮やかな景色でした。
市場を通り抜け、バス乗り場へと向かう
さて、13:30のバスに向けて昨日訪れた「Phuongheng Bus(フォンヘンバス)」へ向かいます。
途中道すがらに超ローカルなマーケットの中を探索。
本当に地元の人しか利用していない小さな市場でした。
日本ではもう街中でこういった市場を見ることはできませんが、かつて発展途上だった頃は日本にもこんな光景が広がっていたのでしょうか。
ベトナムのどこか変な犬
「Phuongheng Bus(フォンヘンバス)」の目の前の公園までやってきました。
その公園でどこかちょっと変なパグを発見。
なんだか、どうしてもフォルムに違和感が・・・
ベトナムにはあちこちに犬がたくさんいますが、どの子も何故か、ちょっと違和感があるんです。
明らかな雑種というわけでもなく、顔はどうみてもビーグルなのに・・・?とか、パ・・・グ?みたいな、そんなちょっと二度見してしまう様な、何とも言えない不自然さ。
去勢するわけでも、しっかり家の前で前で飼われるでもないため、色々な配合になってしまうからなのでしょうか。
「Phuongheng Bus(フォンヘンバス)」でカンボジア国境越えへ
13:30発の便だったので少し早めにPhuongheng Bus(フォンヘンバス)の前に到着したのですが、何やらバスが遅れているとのこと。
そもそも私たちの乗車する便だけでなく、その一本前の便もまだ到着してない様で、店舗の中にはバス待ちの人々で溢れかえっています。
店奥のパイプ椅子に腰掛けつつ、コンビニで買ったおにぎりを食べながらバスを待つことに。
こちらはカニカマ×マヨネーズ。
こちらは鯖。
やはり日本のおにぎりと比べると、お米が美味しくありませんが、おにぎりだと言うだけでとても安心する美味しい味に感じる日本人は私だけではないはずです。
13:50、遅れて到着したバスに乗り込みいよいよ出発です。
バスの車内はこんな感じで、2列・1列の3列シートでゆったり座れます。
これから約7時間の長旅が始まります。
バスに乗り込んで間も無く雨が降ってきました。
バイバイ、ホーチミン
そしてバイバイ、ベトナム
カンボジア国境にて入国手続き
16:15、出発から約2時間半。
ベトナムとカンボジアの国境が見えてきました。
まずはベトナムの出国手続きです。
ホーチミンでバスに乗り込んですぐ、バスの添乗員さんが乗客全員のパスポートとVISAを回収していました。
eVISAを申請された方は、コピーを取っておくと良いと思います。
その際に私たちも、パスポートと昨日チケットカウンターのお姉さんに換金してもらった40$を渡しました。
出国手続きは添乗員さんが乗客全員分をまとめて代行してくれるので、私たちは貴重品を持って一旦バスを降りて外で待ちます。
出国の際、一応カウンターに呼ばれてパスポートの本人確認がありますが、特に受け答えもなく一瞬で終わり、全員の出国手続きが終わるまでまた外で待ちます。
出国手続きが終わると、次はカンボジアへの入国手続きです。
こちらも添乗員さんがまとめて取り行ってくれるので、私たちは言われるがままバスを降り、カウンターを通り抜け、外で待ち、そして再びバスに乗り込み、カンボジアへ入国しました。
こちらがベトナム出国のスタンプとカンボジア入国のスタンプです。
所要時間は全部でおよそ25分ほどでした。
時刻は16:40、バスは再び走り出します。
ちなみにパスポートは、バスが走り出した頃合いで添乗員さんが順々と返してくれます。
東南アジアのバスでの国境越えは常にこういうスタイルでした。
不安な方はパスポートのコピーをあらかじめ持ち歩くことをお勧めします。
レストランで休憩
16:45。
カンボジアに入国してすぐに、バスは休憩所らしき場所へと停車しました。
30分間の休憩らしいです。
お店の奥のトイレの前では、お利口そうなわんちゃんが出迎えてくれました。
バスの乗客の方々がこぞってご飯を注文しだします。
立ち寄ったのはレストランのようなお店で、お店の名前は「ហាងបាយ ចំណតរថយន្តក្រុង គំហូ」ですが、全く読めないし想像もできません。
こちらのレストランは、ホーチミン〜カンボジア間を走るバスの休憩所としてよく利用されている様です。
カウンターでは誰もお金を払っていなかったため、「食事ももしかして料金に含まれているんじゃない?」となおちゃんもつられてご飯を注文し出しますが、私は何だか嫌な予感・・・だってバスのチケットにはそんな事書かれてなかったですし、チケットカウンターのお姉さんからも、何の説明もありませんでした。
私たちはまだカンボジアのリエルを引き出しておらず、ドルもリエルもほぼ持っていなかったので、念の為私は頼まないことに。
英語が通じないので、状況がよく掴めません。
ちなみに皆さん、いくつかあるおかずを好きに「これとこれと・・・」という感じで組み合わせ、盛り合わせてもらっていました。
よくわからないままとりあえず注文したご飯。
有料か無料か、そして有料だった場合いくらなのかわかりませんが、お味は家庭的でしっかり美味しい。
甘辛い豚肉の炒め物と、大根と肉の煮物と、インゲンの炒め物と、煮卵とご飯。
日本人の口に合う味付けで全部美味しかったのですが、もちろん有料でした。
後々店員さんが各テーブルを周りお金を徴収しに。
それを見た私たちは「ほらやっぱり・・・やばいやばい・・・」と目を見合わせます。
なおちゃんが本当に少しのリエルを持っていたのですが、全然足りず・・・
ただ幸運にも国境付近だからか、ベトナムドンでの支払いも可能だったため私たちは無事に代金を支払うことができました。
皆さんは是非真似せずに、しっかりとお金を確認してから注文してください・・・
ちなみに代金は11000リエルだったので、日本円で約400円ほどでした。
17:15、再びバスに乗り込み、プノンペンまで出発です。
カンボジアの田舎道を走るバス
MP3プレイヤーで音楽を聴きながら、カンボジアの景色をただただひたすらに眺めているうちに、あっという間に3時間が経過していました。
ぽつ、ぽつ、と民家がある以外特に何にもないのだけれど、何故かとても懐かしいような、そんな景色が永遠と続いています。
ベトナムとは全く違う、穏やかで、静かな田舎の風景。
何だかほっと安心して、自然と涙が溢れてきたのを覚えています。
ボリューム満点!「Bánh Mì Huynh Hoa」のバインミーで晩御飯
実はバスに乗り込む前にバインミーを買っていた私たち。
ホーチミンにて、バスの時間より少し早めに到着していたので、せっかくならとバスの中で食べれるようにと購入していたのは「Bánh Mì Huynh Hoa」の超でっかいバインミー。
ベトナム人の友たちに教えてもらって、行ってみたかったお店なのです。
中には肉、肉、肉。
数種類のハムにレバーペースト、そしてベトナムでよく見かけた豚肉を炒って炒ってほぐしてふわふわにしたもの。
テイクアウトの場合はこんな感じでもりもりの野菜が別添えされているので、好きに挟み込んでいただきます。
お野菜は、きゅうりにベトナムなますです。
ほぼ顔面と同じサイズの巨大バインミーでお腹いっぱいです。
プノンペンへ到着
時刻は9:00。
約7時間かけてプノンペンに到着しました。
ホテルまでここから歩いて30分程なので、夜のカンボジアを散歩しながら向かいます。
カンボジアはベトナムよりもずっと静かで、道も綺麗で歩きやすそうです。
フランスからの独立を記念して建てられた独立記念塔が、夜の街の中で静かに煌めいていました。
ホテル「Poolside Villa」へ到着
今回プノンペンでのステイはこちらの「Poolside Villa」でお世話になります。
フロントスタッフのお兄さんが親切にチェックイン手続きをしてくれました。
お部屋もいい感じです。
一泊2人で2,460円。
ベッドは、美しいアンコールワットの柄のフットカバーで飾られています。
4泊5日、お世話になります。
旅のスケッチ
「Quán Chè Hiển Khánh」さんのchè thập cẩm: (チェー・タップ・カム)