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地元に愛されるユニークな神社「おちょぼ稲荷」を紹介します

明けましておめでとうございます。アドパブリシティの代表RYUです。皆さんはどのような新年を迎えられたでしょうか?「初詣」に行かれた方も多いのではないかと思います。私は今回、岐阜県海津市にある人気の神社、通称「おちょぼさん」(正式名:千代保稲荷神社)に初めて行ってきたのですが、大変ユニークで楽しかった!ので、こちらの報告をしてみたいと思います。

千代保稲荷神社の位置はこちら

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千代保稲荷神社は名古屋市中心部から30km程度西側にあり、車で40~50分の距離です。これまでも神社の存在は知っていたのですが、ちょっと距離も有るので行く機会がありませんでした。今回はうちの奥さんが「行ってみたい」と言うので、初詣ピークを過ぎた1月5日に参詣することになりました。

というわけで神社に到着

予定通り、車で40分程度で到着。参道周囲には何箇所も駐車場があり、停めるには困りませんでした。駐車料も1日500円で統一なので、適当&適正で好印象です。

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大鳥居を抜けて参道に入ると、道路が見えないくらいの大混雑!このあたりは人口も少ないですし鉄道の駅も遠い地域なんですが、これだけの数のお店が繁盛しているなんて!驚きです。

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昭和にタイムスリップした参道の商店街

では参道のお店を見てみましょう。こちらは昔ながらの玩具屋さん。最近はあまり見なくなりましたが、昭和のままのこの街では健在です。

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こちらは川魚の佃煮のお店。「もろこ」は醤油味の佃煮、「鯉味噌」「鮒味噌」は豆味噌で骨まで柔らかく煮られた川魚の郷土料理です。味は・・・まあ想像の通りなんですが(汗)、冷蔵技術が無かった時代には、こうした食材が水郷地域の重要なタンパク源だったのですね。

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地方の商店街に、道頓堀の「かに○○」のような巨大看板。もちろん伊勢海老やオマールじゃありませんよ。川えびです♪

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珍しい食材も豊富♪

こちらの佃煮は、珍しいバエ(鮒の稚魚)とゴリ(川ハゼ)。これは私も食べたことがないです(汗)。見た目はあまり良くないですが、タンパク質だけでなく、カルシウムを摂取するにも良い食材だったでしょうね。

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鰻などの川魚を食べられる飲食店も多いです。「鰻など」と言うからには「鰻以外」があるのですが、「鯉以外」は鯉やニジマスのほか・・・

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珍しいものでは「なまず」が食べられます。私は埼玉県の吉川市でナマズを食べたことがあるんですが、「脂の少ない鰻」という印象でした。

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こちらは「麩」のお店。「車麩」「たま麩」「丁字麩」「よもぎ麩」など、あまり見ない種類の麩が揃っています。手前に「みりん粕」がありますが、これはみりんの絞り粕。スーパーではあまり見ない「酒粕のみりん版」です。

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漬物屋さんも充実しています。米ぬかに付けた沢庵「養老漬け」が特産なんですが、その他にも種類が多彩です♪  漬物を見て楽しめるなんて、自分がシニアになった証拠かなと思います(笑)。

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中でも珍しかったのは、なんと「枝豆の漬物」。買ってしまいました。開封したら食レポを加筆します!

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神棚飾りも充実

千代保稲荷は商売の神様なので、お正月には神棚飾りの「熊手」が販売されています。大きいものでは数万円!会社ぐるみで買付けに来ている人たちもいました。

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避けて通れない串カツ・どて煮

そして避けては通れないのが、郷土の味「串カツ・どて煮」のお店の数々。店頭で数本食べる人、店内で本格的に呑み始める人、様々です。

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どのお店も大繁盛。神社の近くは入店待ちの行列が出来ていたので、参道の出口あたりのお店に入店しました。店員の女の子が可愛かったから・・というのは奥さんに内緒です。

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やっとありつきました。こちらはどて煮。いわゆる白モツを赤味噌で煮た料理で、関東の「煮込み」に当たります。かつては鍋の外周に土手のように味噌を立ち上げ、溶かしながら煮ていたので「どて」の名が残っています。広島には「牡蠣の土手煮」という名称も残っていますね。

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こちらは味噌味の串カツ。@100とお安いです。植物油で揚げた串カツを、どて煮の鍋に浸して味噌カツにする!というワイルドな一品です。

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色だけで見ると塩辛く見えますが、むしろ味醂が強めで甘みが強いのが特徴です。こうした赤味噌メニューは地元以外にほとんど無いので、約30年にわたって東京で暮らしていた頃には恋しくなりました。まあ、これが無くても東京には美味しいものが沢山ありますが♪

食事が終わってやっと参拝

参道を長々と楽しんだ後、ようやく参拝します。この神社は参拝自体も非常にユニークなので楽しめますよ。何がユニークかと言うと・・・

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他の神社にない参拝方法

お賽銭の代わりに奉納するのがこれなんです。50円で購入する油揚げ。手が油でギトギトにならないよう、藁が通されています。これをお賽銭代わりに投げ入れます。

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こちらが参拝の様子です。買ったばかりの油揚げが続々と手前の箱に奉納しされています。ちなみに賽銭箱もあるので、お金もOKです。

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ちなみに奉納される大量の油揚げ、その後はどうなると思います?実はこの油揚げ、数奇な運命を辿ることになるのです。

フードロスを防ぐ叡智

参拝が終わった後、神社の一角にはこんなスペースがありました。なんと奉納された油揚げが「神様のおさがり」に!フードロスを防ぐ、地元の人々の古来からの叡智です。持って帰るとご利益があるそうなので・・・

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1袋=35枚入りのご利益をテイクアウト

試しに1袋を持ち帰ってみました。数えてみたら、なんと1袋に35枚!入っていたのですが、手作りの良質な油揚げで、手作りゆえに形も不揃いです。明日、「稲荷寿司」にしてご利益を頂くことにしました♪ ※りんごと大きさを比較ください。

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地元に愛されるオンリーワン神社

いかがでしたか? 今回紹介した千代保稲荷神社、アクセスが良いとは言えませんし大きな神社ではないのですが、参拝方法がユニーク!ですし、参道のお店も地域色豊かで半日楽しめました。長く地元に愛されている理由がよくわかります。うちの奥さんも「また行きたい」と言うので、次回はお正月を待たずに行ってみたいと思います。機会がありましたら、ぜひ皆さんも体験してみてください。すぐ近くには、「日本一危険なテーマパーク」もありますよ♪(RYU)