栗拾い+栗きんとん作り体験バスツアーに行ってきました(後編)
こんにちはRYUです。懸賞で当選した「栗きんとん絞り体験+栗拾いバスツアー」(岐阜県中津川市)のご報告、後編はメインイベントの「栗拾い」です。栗拾いなんて数十年ぶり・・・で、どんなものか?すっかり忘れたんですが・・やってみたら夢中になって楽しむことができました💦。今日はこちらの報告をしてみたいと思います。
まずは栗きんとん絞り体験の続き
さて、時系列でお伝えすると・・・「栗きんとん絞り体験」「ランチビュッフェ」の後は、1時間ほど「ちこり村」店内での自由時間。こちらの店内で買い物します。
店内はお菓子、パン、野菜、ハムなど多様な地元食材が販売されています。初秋ということもあり、やはり「推し」は栗でした。
そしてお酒コーナーへ
そんな中で、私が立ち寄ったのはお酒のコーナー。地元特産の「ちこり」は通常、葉と茎の部分だけを食用にするんですが、こちらでは根(というか見た目は芋)の部分を醸造・蒸留してお酒を造っています。度数が低いものから高いものまで種類は多いんですが、バリエーションはこんな感じです。
試飲していたら、工場内見学可能!とのことなので、見せて頂くことにしました。まずはこちらが、ちこり芋と麹を加えて発酵させた「もろみ」の状態。発酵によって発熱しており、水面から熱気を放っています。微生物が生きてる!んですね♪
そしてこちらが専用の蒸留器。蒸気で加熱して度数の高いアルコールを抽出します。
アルコールを抽出後、香りを後付けするための仕込甕がこちら。甕の殆どは地面の下なんですが、地中は1年を通して温度が一定なので、熟成に適しているんだそうです。
幻のお酒「アブサン」発見
そしてこちらではチコリ酒をベースに、かつて製造禁止だったお酒「アブサン」を作っていました!アブサンは平均アルコール度数70度!という強い酒であり、さらには幻覚作用のある「ツヨン」という成分が含まれていました。アルコールと麻薬をミックスしたような危険なお酒で、ゴッホやロートレックなど、多くのアーティスト・文化人の死因にもなったと言われています。当時の社会問題になったので、多くの有名画家の絵にも描かれています。
そして、ツヨンの原料である「ニガヨモギ」が工場内にありました。「味見して良いですよ」と許可を頂いたので、少しちぎって噛んでみたら・・・
うわああああ!!!
アニス系の物凄いスパイシーな香りと苦みが直撃!花椒を食べた時のように口の中が痺れます。これは食べ物というより、もはや薬?あるいは毒??かつて製造禁止になった理由が納得できました。ちなみに現代のアブサンはツヨンの含有量が少ないので、安全なリキュールです。
こちらがアブサンの甕。来年発売されるらしいので、買ってみるかな??
そしてこちらのお酒は、ラベルも凝っています。ポスター化されて飾られているのは、地元のアーティストがデザインした「アブサン」「ジン」の瓶ラベル。只者(ただもの)ではない感じが中身を反映していて良いですね。
いよいよ栗拾い
さて買い物を終えた後、バスで10分程度のところにある今回のメインイベント会場「栗拾いの農園」に到着しました。さすがに園内は広い!森の香りがして、森林浴にも良いかもです。
枝についている実は未成熟なので、下に落ちた栗を拾うのだそうです。今年は猛暑のため生育が遅いそうで、真剣に探さないとなかなか集まりません。つい本気になってしまいました💦。
下に落ちた栗は踏まれて割れたり、水分がついて腐ったりするので、キレイな状態で残っているものは稀です。なかなか難しいです。
こんな感じで、栗の木の枝には、丸々としたイガ栗が。そして・・・
1つのイガに、3つくらいの栗が入っています。虫食いの栗は外見から分からなかったりするんですが、後で水に入れて検査し、悪いものは除外します。
40分ほど拾って、夫婦で約2kgの栗をゲットしました。栗の木の根元に鶏糞などの肥料を撒いているようで、粒がデカい!美味しそうです。
そして帰宅後、とりあえず水洗いした画像がこちら。左の玉子はMサイズです。夫婦2人では、なかなか食べきれない量になりました。
奥さんと相談した結果、その日のうちに全ての栗を蒸し上げ、翌日皮を取り除きました。私は「栗ごはん」が苦手なので(栗が邪魔)、7割をそのまま「蒸し栗」として頂き、飽きたので残りは「栗きんとん」に再加工。4日間ほどで完食しました。もうしばらく栗は要らないかもです(笑)。
そんなわけで前編・後編でご覧いただいたバスツアー、無料で豪華な体験をさせて頂き大満足でした。プレゼント頂いた地元のスーパー「FEEL」さんに感謝!ぜひ皆さんも、秋の味覚を楽しんでみてください!
(RYU)